研究者の1日のスケジュール・生活スタイル
研究者の業務スケジュール
研究者の一日のタイムスケジュールは、勤めている研究機関や企業によって大きく異なります。
大学の教授や准教授として勤めている研究者の場合、学生の時間割に合わせて講義や実験、論文執筆の指導を行います。
大学が休校となる夏休みや冬休みの間は自分の研究に没頭するというパターンが多く、年間を通してスケジュールは流動的になると考えてよいでしょう。
一方、国立の研究所や民間企業に勤めている研究者の場合は、基本的に一日研究所にこもって自分の研究をすることになります。
20代で正社員への就職・転職
研究室で過ごす一日
民間企業の研究者は、社内にある研究棟や研究センターなどで実験や調査をしています。
プロジェクトチームを組んで役割分担をしながら仕事を進めることが多いので、他の研究者と頻繁に情報交換をしたり実験のアイディアを出し合ったりしながら、力を合わせて取り組む姿勢が大切です。
研究者というと「研究室にこもって一日を過ごす」というイメージが強い職業ではありますが、担当している業務によっては、大学や研究機関と共同でプロジェクトを立ち上げることもあります。
また、大手企業の場合は、海外に視察に行く機会もあるでしょう。
研究者の仕事の特徴は、実験や調査、分析などが一区切りするまでは業務を終えられないことが多いということです。
思うような結果が出ないときや、発表や報告が目前に迫っている時は、時間が不規則になり深夜残業や休日出勤になることもあるようです。
余裕があるときも
研究者は毎日研究を行いますが、無秩序に研究を行っているわけではありません。
基本的には、研究の成果をまとめる納期があったり、学会に発表するため論文を書き上げる期限があったりなど、年間を通しておおまかなスケジュールが決められています。
それに沿って動くため、研究が一段落したり、論文を書き上げたり、学会発表が終わった後など、時間に余裕があるときも珍しくありません。
研究者というと、毎日研究に没頭し家にも帰れない生活を送るというイメージを持つ人も多いでしょうが、余裕のあるときには長期休暇をとることもできます。