環境計量士の一日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
分析業務が中心
環境計量士の仕事の進め方や1日の流れは勤務先によっても異なってきますが、お客さまのところで集めた水や土壌の分析を行うなど、分析室にこもって作業をする時間が多くあることが特徴です。
また、お客さまの元を自ら訪問し、工場や自動車の騒音・振動の測定や、環境の大気測定などに携わる人もいます。
分析の方法や、それに関わる法令はつねに更新されており、最新の情報をもって正しく調査・分析することが必要不可欠です。
また、分析をして悪い結果となった場合は原因を突き止め、改善策を提案することもあります。
お客さまの依頼に応えることはもちろん、環境分析のプロフェッショナルとして周りの環境を分析し、アドバイスをしていきます。
20代で正社員への就職・転職
環境計量士として働く人のある1日
勤務時間
環境計量士は、おもに水質・土壌・騒音・振動などの環境調査や分析を行う専門会社で勤務しており、勤務先によって勤務時間には違いがあります。
多くの場合、9:00~18:00くらいの間で勤務し、実働は7.5時間から8時間ほどとなるでしょう。
クライアントは一般企業や官公庁となり、日中の時間帯で働くことがほとんどですが、なかには夜勤を含めた24時間体制での交代制勤務を行っている人もいます。
また、担当する現場によっては夜間作業が発生することもあるようです。
また、環境分析の仕事に派遣社員として携わる人もおり、その場合は正社員とは別の勤務時間帯で働くこともできます。
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休日
環境計量士の休日は、土・日曜日を休みとする「完全週休2日制」が一般的です。
会社によっては土曜日が隔週出勤日になっていたり、年に数回の出勤を求められることもありますが、基本的には平日に働いて週末に休むスタイルとなるでしょう。
その他、有給休暇、ゴールデンウィーク休暇、夏季休暇、年末年始休暇、慶弔休暇などが一般的な休暇制度となっています。
事前に計画立てて仕事を進めていけば、よほどイレギュラーな事態が発生しない限り、休日はきちんと休めるようです。
環境計量士は激務?
正社員として働く場合、残業が発生するのはある程度やむを得ないと考えておいたほうがよいでしょう。
案件が立て込んでいる時期や、当日中に終わらせなくてはならない仕事が残っている際などは、遅くまで残ってでも仕事を片付ける必要が出てきます。
しかし、残業時間がどれほどになるかは、勤務先の組織体制や個々の能力、その時々に抱えている案件内容によっても変わってきます。
残業がかなり少ない会社もあるようです。
とくに最近は多くの企業が残業時間削減に取り組んでおり、効率よく仕事を進めるための工夫や、会社としてノー残業デーを設けるといった取り組みもなされています。
残業時間が気になる場合は、求人情報サイトで「残業時間〇時間以内」といった条件をつけて探してみるとよいでしょう。