重機オペレーターになるには

重機オペレーターになるまでの道のり

実践で経験を積む

重機オペレーターは専門性の高い仕事ですが、専門学校やスクールに通って知識や技術を身につけてなるという職業ではありません。

この職業は学歴や年齢を問わないことが多く、とにかく実践の場で役立つ免許を取得していることが重要です。

非正規雇用も多い

重機オペレーターは、正社員としての採用は実はそれほど多くありません。

もともと建設業界というのは、解体工事や建築工事が行われるときにだけ期間限定で多くの人手が必要になる業界です。

そのため、工期の間だけ人材を確保するために非正規雇用の作業員を雇い入れることが非常に多く、日雇いや期間限定という短期雇用のアルバイトも決して珍しくありません。

こうした理由から、重機オペレーターは非正規雇用で働いている人が多いといわれています。

派遣社員として働く

非正規雇用の重機オペレーターのなかには派遣社員の待遇の人もいます。

派遣社員は、企業に登録して現場を転々としながら働きます。

近年は大きな自然災害があったため、被災地における建物の取り壊しや新築工事の案件も多く、こうした現場では慢性的な人手不足に陥りやすいので、派遣の重機オペレーターが必要とされています。

派遣の場合は見知らぬ土地を転々としたり毎回新しいチームで作業をしたりすることになるので、ある程度コミュニケーション能力に長けた人のほうが環境に溶け込みやすいのは間違いないでしょう。

派遣社員の待遇は、正規雇用の正社員に比べると給料が低かったり福利厚生の制度が整っていなかったりすることはありますが、住居を用意した上で募集している企業も多いです。

また、企業のバックアップを受けながら技能講習を受けさまざまな免許を取得することで正社員へとキャリアアップできることもあります。

経験が浅い人の場合は正社員として採用されることが難しいケースもあるので、まずは派遣の重機オペレーターとして入社して経験を積むというのもひとつの道でしょう。

重機オペレーターになるまでのルート

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重機オペレーターの資格・難易度

重機オペレーターへの道として一般的なのは、自動車学校などで開講している「作業免許」のコースを受講することです。

ブルドーザーやパワーショベルなどの建設機械の運転の際に必要となる「免許証」または「技術講習修了証」を手に入れることができ、掘削や積み込みで使う機械を運転できるようになります。

この他にも、建機メーカーが各自で行っている講習があり、クレーンやフォークリフトの運転技能を身につけることができます。

こうした免許を取得しておくことで採用試験の際に有利になることはあります。

ただし、企業によっては熱意や体力さえあれば特に免許を持っていなくても問題はなく、
入社後に企業が費用や学習をバックアップしながら免許を取得させてくれるところもあります。

こうした求人も多いので、新しいことにチャレンジをしたい方は工場や建設会社などの求人を探してみるとよいでしょう。

重機オペレーターに必要な資格・免許

重機オペレーターになるための学校の種類

重機オペレーターには学歴は必要ありません。

ただし、重機を操作するための免許や資格の取得は必須となるため、試験や講習を受ける必要があります。

こうした免許や資格を得るために、公的な職業訓練施設で学ぶ方法もあります。

内容は限定されますが、免許や資格を取得するための、重機オペレーションを専門とした技術や基礎を学ぶことができ、国や自治体が運営することから、学費やその他費用が安いということが特徴です。

また、訓練修了後には就職のあっせんを受けることもできます。

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重機オペレーターに向いている人

重機オペレーターは、大きな重機を扱うため豪快な人が向いていると思うかもしれませんが、実は繊細な操作が必要なのです。

もともと細かい仕事ができる人、また運転好きな人や機械を扱うことが好きな人に向いているでしょう。

また、操作のミスが事故につながることもあるため、集中力を持続させることや、体調を維持し続けることも大切です。

重機オペレーターに向いている人・適性・必要なスキル

重機オペレーターのキャリアプラン・キャリアパス

未経験者の場合、入社してから一人前のオペレーターとして仕事ができるようになるまでには厳しい指導を受けなければいけません。

基本的には「見習い」という立場からスタートし、現場の作業員として機材や資材を運んだり先輩のアシスタントをしたりしながら、重機の扱い方全般や危険防止について学びます。

それと同時に免許取得のための勉強をし、無事に資格を取得できたら、簡単な作業から任せてもらえるようになります。

見習いのうちは給料も時給制となることが多く、体力的にもきついことが多いようですが、この時期を乗り切ると一人前になれるので、長期的なスパンでキャリアを思い描くことが大切です。

重機オペレーターを目指せる年齢は?

重機オペレーターになる際に、年齢はさほど関係ありません。

ただし、一日中重機を操作したり、ときには現場作業を担ったりすることから、体力に自信がなければこの仕事を続けるのは難しいといえます。

採用する側も体力のある若い世代を積極的に採用したいと考えているため、重機オペレーターを目指すのであれば、出来るだけ早いうちから免許を取得したり下調べをしたりしておいた方がよいでしょう。

重機オペレーターは高卒から目指せる?

重機オペレーターを目指す際に学歴を問われることはほぼありません。

重機に関する免許は指定された技能講習や特別教育を受けることで取得でき、学歴は必要ありません。

基本的には、18歳以上であればだれでも取得することができるため、高卒から重機オペレーターを目指すことも可能です。

重機オペレーターは女性でもなれる?

重機オペレーターは大型の機械を操作することから「男性の職業」というイメージを持つ人も多いでしょう。

実際、圧倒的に男性のほうが多い業界ではありますが、女性だからといって重機オペレーターになれないわけではありません。

ただし、男性が中心の業界であることや、体力が必要な仕事であることから、女性の採用に消極的な企業もいまだ多いようです。