柔道整復師のやりがい・楽しさ・魅力
柔道整復師のやりがい・楽しさ
幅広い世代の患者さんと接することができる
接骨院や病院の整形外科には、0歳から65歳以上まで幅広い世代の患者さんが訪れます。
柔道整復師の施術では、視診と触診によって損傷の状態を判断し、人間の治癒力を利用していきます。
手術など身体に負担を与えずに治療を行っていくため、高齢者や身体に傷が残るのを嫌う人たちにとくに望まれる治療方法です。
さまざまな年代の人と関わり合い、患者さんとコミュニケーションをとりながら治療を進めていくことができるのは、柔道整復師のやりがいです。
患者さんとの関わりが多い医術
柔道整復師は損傷部分を目で見て、そして触れて損傷の状態を確認し、治療を行います。
人間の治癒力を利用するため、治癒にはある程度の時間がかかります。
損傷の状態によっては治療が長期になることもあるため、一人の患者さんとの関わり合いが長くなります。
また患者さんに治療のための指導を行うことから、患者さんの日常生活についてもよく知ることになります、
その分、患者さんを身近にも感じるようになります。
そうした患者さんが、どんどんと回復していく様子を柔道整復師は治療をしながら感じることができます。
治療をすることで患者さんから信頼を得られるようにもなりますし、感謝されることもあります。
患者さんの状態がよくなり、そして感謝されることは、医療に関わる者にとって最もうれしく、やりがいを感じることです。
高齢化社会に貢献できる
日本は高齢化社会に突入し、誰もがどのように年を取っていくのか考えなければならない時代となりました。
そして誰もが年をとっても元気でいたいと思っていることでしょう。
高齢に伴う身体のあちこちに起こる障害を軽減させようと、さまざまな取り組みが行われています。
そうしたなかで、需要が高まっているのが柔道整復師の存在です。
たとえば、介護施設で柔道整復師は筋力アップの指導などを行っています。
年を重ねるにつれて筋力は低下していきますが、それを防ぐ運動を行うことで筋力を保つことができるようになります。
今後も高齢者が増えることが予測される現代社会において、柔道整復師の存在はますます大きくなっていくでしょう。
「人に必要とされる、望まれている仕事をしている」という意識は、仕事をする上でのモチベーションにもつながります。
20代で正社員への就職・転職
柔道整復師の魅力
「医療従事職」と呼ばれる職種はいろいろとありますが、おもに病院など医療施設の中で生かされる資格と、独立開業することができる資格の2つに分けることができます。
柔道整復師は後者で、資格を取得すれば独立開業して接骨院や整骨院を開業することができます。
地域医療に貢献したいと思った場合、柔道整復師は自ら開業することで、その目標を実現することができるのです。
もちろん、独立開業となると収入面などさまざまな心配が出てきますが、接骨院や整骨院では保険が適用されることから、ある程度の収入を確保しやすいともいわれています。
ただし、競争が厳しい地域の場合には、魅力ある院を作って多くの患者さんを集める努力がとくに求められます。