医療秘書の求人状況・就職先選びのポイント
医療秘書の就職先にはどんなところがある?
医療秘書のおもな就職先は「医療機関」ですが、これには病院や診療所のほか、薬局や製薬会社などまで含まれます。
近年は、医療機関で働くスタッフの仕事の細分化が進み、それぞれに求められる専門性も高くなってきています。
こうした流れのなかで「医療秘書」「病棟クラーク」「医療事務」「メディカルコンシェルジュ」「メディカルアシスタント」など、さまざまな職業名による求人が出るようになってきました。
「医療秘書」という名称以外でも、上記に挙げたような職種名で、医療秘書の業務に近しい求人が出されることもあります。
また、医療機関によっては「事務職」「アシスタント」「院長補佐」などの名称で募集していることもあります。
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医療秘書の求人の状況
医療秘書の求人を見てみると、雇用形態は正社員もありますが、派遣社員や契約社員、パートタイマーのような「非正規雇用」も少なくありません。
非正規雇用の求人が多い理由のひとつには、医療秘書は女性の活躍が目立ち、正社員以外の働き方を望む人が多いという事情もあるようです。
結婚や出産、介護といったライフスタイルの変化に応じて、雇用形態を変える人もいます。
なお、求人に応募する際には、医療機関に直接応募することのほか、医療系人材の派遣会社を活用するのもよいでしょう。
このような企業に人材登録すれば、条件の合う案件が出たときに、仕事をあっせんしてもらうことができます。
医療秘書の就職先の選び方
医療秘書の仕事内容や待遇は、勤務先によって大きく異なります。
入ってから「こんなはずではなかった」ということがないために、疑問点は面接時など事前に確認しておきましょう。
とくに契約職員やパートタイマーなどの非常勤職員の場合、シフト制か固定制か、早出・遅出があるのかどうかを、求人の段階でしっかり確認しておくことが必要です。
また、どのような業務を担当することになるのか、出張や残業が頻繁にあるのかどうかも確認しておきたい重要条件のひとつです。
20代で正社員への就職・転職
医療秘書の志望動機・面接
総合病院や大学病院など、規模の大きな医療機関で行われる採用試験では、面接を担当するのは人事課長や医療事務課長の場合が多いようです。
医局採用の場合は教授自らが面接を行うこともあります。
クリニックの場合は、おもに医院長が面接を行なうことになるでしょう。
面接では、質問の中で専門用語で出てくることがあったり、PCスキルについての確認、また経験者の場合は電子カルテ操作経験などを聞かれたりすることもあります。
未経験だと回答に困ってしまうこともあるかもしれませんが、嘘をつく必要はありませんので、素直に「知らない」「これから勉強したい」と言って差し支えありません。
就職先はどのように探したらいい?
医療秘書の求人は、各医療機関のホームページ上に掲載されることが多いです。
地域に密着した医療機関の場合は、店舗に求人ポスターが貼り出されたり、チラシが置かれたりしているケースもあります。
地元の新聞の求人欄や、ハローワークで求人が見つかることもあります。
とくに小規模のクリニックでは、人員に空きが出た場合にしか求人を出さないことがほとんどです。
働いてみたいと思う病院の求人情報が見つからない場合には、直接問い合わせて求人の有無を確かめてみてもよいでしょう。