医療秘書になるには

医療秘書になるまでの道のり

医療秘書になるには、どうすれば良いのでしょうか。

まず、気になる学歴に関してですが、医師看護師のように医学系の大学や看護の専門学校を卒業しなければいけないということはありません。

医療秘書というのはあくまでも事務職になるので、医学や看護に関する専門的な勉強をしなければこの職業に就けないということではないのです。

また、一般的には「四年制大学を卒業していなければいけない」「理系の学部を卒業していなければいけない」というような制限もないので、熱意のある人が求人に応募して採用されれば、誰でも医療秘書として働くことは可能です。

もちろん、医療秘書として採用されるためにはある程度の適性や知識というものが重要になってくるので、就職前に準備をしておくことも大切です。

医療秘書としてあるとよい適性

まず、秘書としての適性は「コミュニケーション能力が高く、よく気がきくこと」「積極的に周囲の人のサポートができること」「段取りが上手く、ミスなく丁寧な仕事ができること」などがあげられます。

さらに、パソコンスキルや電話応対のスキルなど、秘書として働く上での基本的なスキルも重要になってくるので、できれば就職試験前にこのような分野の勉強をしておいたほうが安心でしょう。

パソコンのWordやExcel、PowerPointが扱えないという人は、パソコンスクールに通って学ぶのもひとつの方法です。

さらに重要なのは、働く上で最低限必要となる、医療に関する知識を身につけておくことです。

これに関しては「医療秘書技能検定」などの試験に向けて勉強をして合格することで、必要の量の知識を確実に身につけることができるでしょう。

このような勉強をした上で病院や薬局などの医療機関の求人情報に応募したり、医療系の派遣会社に登録したりすると、実際に医療秘書として働けるようになります。

医療秘書の資格・難易度

医療秘書という職業は、国家資格ではありません。

そのため、取得しておかなければ働くことができないような特定の資格や免許はありませんが、「医療秘書技能検定」などの民間資格に合格してからこの職業をめざす人も多いようです。

ここでは、「医療秘書技能検定」について説明します。

「医療秘書技能検定」というのは、一般社団法人である医療秘書教育全国協議会が医療秘書としての専門知識と技能を認定しているもので、医療関係の事務職をめざす社会人や学生がめざす試験のひとつになっています。

検定は年2回行われており、平成23年度には1万1000名以上の人が受験しています。

この技能検定に合格することで、就職試験を受ける際に医療秘書に関する専門的な知識があることをアピールすることができるので、就職に有利になるようにとの目的で受験する人も多いようです。

試験の詳細は、最新の試験要項を確認してください。

医療秘書に資格は必要? おすすめの資格や検定は?

医療秘書になるための学校の種類

医療秘書になるためには、必須の資格や学歴はありません。

しかし医療秘書になるためには、事務の高い技能に加え、医療に関する基礎的な知識や、医療事務に関わる知識も必要になってきます。

現在では医療秘書になるための養成学校もあり、診療受付での対応や患者さんに応対する際のマナー、医療分野に関する知識に加え、事務作業に使用するPC操作など様々な勉強ができます。

医療秘書専門学校の学費は、2年間で約200万円前後になります。

高校を卒業してから入学し学ぶことになりますが、高卒からすぐに入学する人や一旦社会人や主婦などを経て学びに来る人など、背景はさまざまです。

夜間のコースや通信教育の講座などもありますので、予算や時間などの都合、通えるかどうかなど状況に合わせて選ぶとよいでしょう。

仕事を続けながら両立することも十分可能です。

医療秘書になるためにはどんな学校にいけばいい?(専門学校・大学)

医療秘書に向いている人

医療秘書はスタッフのサポート役であり、決して表舞台で目立つような仕事ではありません。

ですので、あまり目立たない立場で人の役に立ちたい人、縁の下の力持ち的な立場で役立つのが得意な人には特性があるといえるでしょう。

さらに、医療秘書の大切な仕事として、患者さんや院内スタッフ、また院内スタッフ同士の間で調整を行うといった業務があります。

円滑に間をとりもつためには、人と接することが苦にならない、むしろ好きな人のほうが長く勤めるうえでも向いているといえます。

医療秘書に向いている人・適性・必要なスキル

医療秘書のキャリアプラン・キャリアパス

医療秘書という職業はまだその歴史も短く、世間での認知度も高いとはいえない職業であり、求人自体もそれほど多いわけではありません。

しかし、医師や看護師の不足により過重労働やスタッフ間の連携を図ることが難しい医療現場も少なくありません。

そのような状況下において、医療機関での事務的作業を一手に引き受けることのできる医療秘書の存在に注目している病院もあるようです。

診療科の専門化や細分化に伴い、医療系の事務職もさらに専門性を増し、細分化されていくと考えられています。

今後、医療秘書という職業の認知度や需要の高まりには大いに期待ができる状況といえるでしょう。

医療秘書を目指せる年齢

医療秘書という職業には、はっきりとした年齢制限はありません。

特に女性に関しては、新卒で大学病院や病院、クリニックに就職するパターンもありますし、子育てでしばらく仕事から離れていたお母さんが資格取得後にパートとしてクリニックなどで職に就く場合もあります。

また、医療業界は時代の流れとともにスピードをもって変わりますので、常にアンテナをはり、業界の情報を最新のものにアップデートしている必要があります。

また、組織内で働く場合はコミュニケーション力が重要な要素になってきます。

必ずしも年齢が若い方が好まれるということはありませんので、そういった意味でも、年齢よりも意欲があるかどうか、といったことの方が重要視される職業といえるでしょう。