行政書士の志望動機・面接で気をつけるべきことは?

行政書士を目指すきっかけで多いものは?

行政書士は、大学の法学部出身者をはじめとして、法律に対して関心があり、法律に携わる仕事をしたいという人が目指すことが多いです。

行政書士は、法律系職種のなかでも私たちの暮らしにより身近な存在であり、同じ法律家である「弁護士」や「検事」などとは市民への関わり方や法律の扱い方が異なります。

法律を使って、人々の身の回りのサポートを手掛けたいと考える人が、行政書士を目指すケースが目立ちます。

また、行政書士は、司法書士税理士などと同じく、独立・開業できる士業資格です。

組織のなかで働くのではなく、ゆくゆくは自分の事務所を持ちたいという独立志向の強い人が、行政書士になるケースも多く見られます。

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行政書士の志望動機の考え方

行政書士の業務内容は非常に幅広いため、各事務所によって手掛けることの多い分野、得意としている分野などが異なります。

したがって、行政書士の志望動機を考える際には、「どうして行政書士になりたいのか」という理由だけでは不十分であり、「行政書士としてどのような業務を行いたいか」まで具体的に言及する必要があります。

あらかじめ、できる限り行政書士の仕事内容を調べて、法人設立、店舗開業、遺言・相続、離婚、自動車関係など、自分が携わりたい業務とその理由を明確にしましょう。

業務内容からではなく、高齢者や外国人など、顧客の属性からアプローチする方法も有効かもしれません。

手掛けたい業務の方向性が明確になれば、同時に個々の事務所を志望する動機にもつながります。

一連の流れを意識して、就職希望先ごとに説得力のある志望動機を作成しましょう。

行政書士の志望動機の例文

過去の実体験に基づいた場合の例文

「私の両親は飲食店を経営しており、店舗開業手続きの際に行政書士にお世話になったことがあります。

その際に、書類の作成だけでなく、営業方法や経営面に関することまで親身にアドバイスしてくださったことに強い感銘を受け、幼少の頃から大きくなったら行政書士になろうと心に決めていました。

私も、難しい行政手続きで困っている人の力になるとともに、幅広い相談を請け負える、頼もしい行政書士になりたいと考え、貴事務所を志望しました。」

人々の役に立ちたい意思が強い場合の例文

「現代の日本における法律や制度は、まだまだ夫婦や家族、あるいはある程度お金のある人などを対象としたものがほとんどです。

しかし現実に一番多いのは一人暮らし世帯であり、近年は離婚を選ぶ人や外国人も増えており、またなんらかの疾病や障害を持っている人も多く、社会は多様化しています。

私は、行政書士としての業務を通じて、社会的マイノリティや、立場が弱く困っている人の助けになりたいと考えております。

高齢者や独身者のサポートを標榜しておられる貴事務所の経営理念に深く共感し、御社を志望いたしました。」

司法試験から方向転換した場合の例文

「私は大学の法学部で法律を学び、司法試験合格を目指して参りました。

しかし、法律についての知識を増やしていくなかで、身に付いた知識を生かせるのは司法試験だけではないと気づきました。

行政書士になり、行政と市民との橋渡し役として社会に貢献することが、自分の希望により近い働き方だと思い、貴事務所を志望いたしました。

とくに民法知識については自信がありますので、許認可申請手続きなど、貴事務所での業務に貢献できるものと確信しております。」

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行政書士の面接で聞かれること・注意点

行政書士の面接では、自己分析や志望動機など、一般的な内容に加えて、どのようなスキルを持っているかが問われるケースが多いようです。

行政書士の業務は幅広いため、たとえば外国人の就労ビザや帰化申請などを扱っている事務所では、英検資格やTOEICスコアなどがあると有利になります。

資格だけでなく、アルバイトや留学、ボランティア、前職の経験などまで含めて、自身のスキルや経験が行政書士業務とどのように関連しているか、あらかじめ整理しておくとよいでしょう。

また、行政書士は独立開業することも可能な職業であることから、キャリアビジョンについてもまず間違いなく問われます。

独立志向が強いことは決して悪いことではなく、それをムリに隠す必要はありませんが、ある程度中長期的に勤務行政書士として働く意思があることを示すなど、伝え方には注意するべきでしょう。

行政書士の自己PRのポイント

行政書士事務所は、一部の法人企業や他士業との合同事務所を除けば、従業員数名程度の小さな事務所が大半を占めます。

したがって行政書士の採用においては、事務所の雰囲気に合っているかどうか、言い換えれば代表行政書士をはじめ、ほかのスタッフとうまくやっていけるかどうかが重要視されます。

学生時代の経験やアルバイト経験などを踏まえて、協調性があり、チームワークが得意であることをアピールすると有効かもしれません。

また、行政書士は、いかにお客さまの親身になって相談に応じられるかが大切であるため、業務上もコミュニケーション能力は非常に重要です。

対人スキルが高いと認められれば、それだけ採用に近づくことができるでしょう。

行政書士の履歴書で気をつけるべきことは?

行政書士は書類作成のプロであり、お客さまの事務手続きを代行することが仕事です。

そのため、履歴書の書き方にはほかの業種よりも細心の注意を払うべきです。

書面から几帳面さや正確さがうかがえるように、丁寧な字で記載するとともに、住所や学歴は略さず正式名称を記入し、字の大きさや改行位置などは揃えましょう。

志望動機欄や自己PR欄については、読み手を意識してできる限り簡潔な文体を心掛け、相手の立場で物事を考えられる人柄であることをアピールするとよいでしょう。

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