フロントエンドエンジニアを目指す人におすすめの資格は?
フロントエンドエンジニアにおすすめの資格は?
フロントエンドエンジニアになるために資格は必要ありませんが、業務未経験の人がそのスキルや知識を証明したり、実績以上に実力があることを証明するために有効です。
フロントエンドエンジニアをターゲットにした資格はありませんが、HTMLやCSSといったコーディングやJavaScriptのプログラミングに関連する資格は実務でも役立ちます。
またIT全般に関わる資格について学ぶことで、シンプルなページ作成だけでなく、サーバーやデータベースと接続・連携したシステムの作成などにも対応の幅が広がります。
そのため、フロントエンドエンジニアの中でも「HTML5プロフェッショナル認定試験」や「ウェブデザイン検定」「基本情報技術者」などの資格取得者は多いです。
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HTML5プロフェッショナル認定試験
LPI-Japanの認定するHTML5プロフェッショナル認定資格は、HTMLやCSS、JavaScriptの技術や知識を示すものです。
レベル1とレベル2に分かれており、フロントエンドエンジニアではレベル2を目指す人が多くなっています。
レベル2になると、企業内でも受験費用を支援したり、資格取得者に資格手当が出るなど高く評価されることも少なくありません。
Web制作やデザインの考え方だけでなく、コーディングや制作の進め方など実務的な内容で、レベル2はフロントエンドで重要なJavaScriptに関する出題も多いです。
合格率は非公開ですが、レベル2は難易度が高いため、現場でしっかり知識と技術を身に着けて臨む必要があります。
受験費用はレベル1、レベル2ともに16,200円です。
ウェブデザイン検定
ウェブデザイン検定はWebデザイン分野で唯一の国家資格です。
実務経験やスキルによって、試験は1~3級に分かれていますが、どの級でも学科試験及び実技試験が行われます。
国家資格であるため、さまざまな基準が設けられていますが、初級レベルにあたる3級は経験や学歴を問わず受験可能です。
Webの初心者はまずは3級から初めて、フロントエンドエンジニアを目指すなら2級以上を目指しましょう。
合格率は年度や開催回により違いがありますが、3級で60~70%、2級で30~40%、1級で10~20%ほどです。
受験費用は学科試験が5,000~7,000円、実技試験が3,000~25,000円(年齢・級により異なる)となっています。
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基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する試験で、合格すると基本情報技術者の国家資格を得ることができます。
この資格は、IT業務に関わるエンジニアなどの初級資格と位置づけられており、ITに関する基礎を広く学ぶことができます。
初級ではありますがカバーする領域が非常に広いため、資格学習を通してプログラミングやシステム設計、データベースやネットワークなど幅広いITの知識を身につけることが可能です。
アプリやサービス開発に関わるフロントエンドエンジニアなら、開発案件全体を見渡し、理解する上で非常に役立ちます。
合格率は例年20~30%の間で、受験料は5700円です。