ダンサーに資格は必要? どんな資格がある?
ダンスの世界は実力重視のため、就職やオーディションの際に多少有利になる可能性はありますが、決して必要なものではありません。
しかし、後進を指導する立場を目指す場合、あらめて基礎を振り返り学ぶことにも役立ちます。
この記事では、ダンサーの資格について解説します。
ダンサーにおすすめの資格は?
ダンサーの職業では、国家資格や公的な資格が存在しません。
そのため、資格がなければ踊れないことはありませんし、実力が何より重視される職業です。
ただし、ダンスの各ジャンルで民間の資格はいくつか存在し、ダンサーとしての活動内容や目指す方向によって資格を取得している人もいます。
これらをもっていると就職やオーディションの際に多少有利になる可能性はあります。
また、こうした資格はダンサーになるうえでは決して必要というものではありません。
しかし、後進を指導する立場を目指すのであれば、ダンスの基礎知識や体系的な指導方法を身につけている必要があるため、資格取得をきっかけにあらためて基礎を振り返り学ぶことにも役立つでしょう。
- ストリートダンス検定
- 認定ダンス指導員
- ダンス教育指導士
- ダンス療育指導士
- インストラクター資格
20代で正社員への就職・転職
ストリートダンス検定
一般社団法人ストリートダンス協会が認定する検定試験で、
- ヒップホップ
- ジャズ
- ロック
などジャンル別に試験が実施されており、細かく級が分かれているため自分の実力を客観的に判断できます。
また、教えることを目指す人に向けた上級指導者資格の試験も行われています。
認定ダンス指導員
一般社団法人ダンス教育振興連盟が認定する資格で、幅広いダンスの指導者の育成目的に行っています。
この資格は
- 文部科学省
- 厚生労働省
- スポーツ庁
の後援を受けているため、ダンスの資格の中では比較的広く知られています。
認定資格には、
- 認定ダンス指導員
- ダンス教育指導士
- ダンス療育指導士
があります。
20代で正社員への就職・転職
インストラクター資格
ダンサーの中には、
- ジャズダンス
- バレエ
- ヒップホップ
- ストリートダンス
などをインストラクターとして教える人も少なくありませんが、その際もとくに資格は問われないことが多く、先生のアシスタントやサポートからはじめてそのままインストラクターとして働くのが一般的なようです。
ただし、ダンスのジャンルや流派によっては認定される資格がある場合もあります。
自分が得意とするダンスはどうなのかをあらかじめ調べておくとよいでしょう。
また、社交ダンスなどでは数多くの民間プロダンスインストラクター資格などがあります。
社交ダンスの資格には報酬を受け取ることのできる「プロ資格」と、ボランティアで教えることのできる「アマチュア資格」があり、「プロ資格」は、競技力の向上を目的にプロ競技者が取得するものになっているため、狭き門となっています。
「ダンサーに資格は必要? どんな資格がある? 」のまとめ
ダンサーの職業では、国家資格や公的な資格が存在しません。
民間資格には、ストリートダンス検定や認定ダンス指導員・インストラクター資格などがあります。
認定ダンス指導員の認定資格には、認定ダンス指導員・ダンス教育指導士・ダンス療育指導士があります。