コピーライターの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
コピーライターを目指すきっかけで多いものは?
コピーライターになる人の志望動機は、どのようなものが多いのでしょうか。
もちろん正解はありませんが、コピーライターは専門職であるため、最初から広告業界に興味があることはもちろん、「言葉で人を動かす」というコピーライターの仕事内容に強く興味を持っている人がほとんどのようです。
しかし、広告業界のクリエイティブ系職種のなかでも、コピーライターになれるのはほんの一握りの人だけです。
企業によっては倍率が非常に高くなることもあるため、志望動機はきちんと考えて口に出せるように準備しておいたほうがよいでしょう。
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コピーライターの志望動機の考え方
コピーライターを募集する企業はさまざまありますが、大手広告代理店の場合、新卒は「コピーライター」という職種で採用することはあまり多くないようです。
新卒社員はまず「総合職」のような形で採用され、入社後に適性などを見てクリエイティブ部門へ配属となるなど、まったくの未経験からコピーライターになるケースもわりと多く見られます。
自ら望んでコピーライターへの配属を目指すのであれば、もちろん「やりたい」という熱意を示すことは大事ですが、コピーライターの社会的な役割もしっかりと理解したうえで、目指すコピーライターの姿を語れるようにするとよいでしょう。
一方、中途採用の場合はコピーライターとしてのキャリアやスキルを持つ人が募集されることがほとんどなので、そこでは志望動機はかなり重要視されます。
自分の経験を生かしてどう活躍したいのか、その会社でどんな仕事がしたいのかなどを織り交ぜながら、志望動機を作っていくことが大切です。
コピーライターの志望動機の例文
大手広告代理店を志望する場合
「私は高校時代から、テレビCMや駅のポスターなどの広告に強く興味を持っていました。
大学生になると気になるコピーを見つければ手帳にメモをするようになり、その言葉一つひとつが私を励ましてくれたり、笑わせてくれたりする大切な宝物となりました。
そして、私も人の心に何かを残す言葉を作りたいと思ったことが、私がコピーライターを志望したきっかけです。
御社は広告業界において大きな案件を数多く手掛けており、よりたくさんの人の心を動かせる可能性があると感じています。
もちろん最初は下積みからだと理解していますが、一人前のコピーライターを目指して努力してまいります。」
中小の広告制作会社を志望する場合
「私は幼い頃から「ものづくり」が好きで、とくに頭で言葉を生み出したり、物語を考えたりすることに関心がありました。
そのなかで広告のコピーにも自然と興味を持つようになったのですが、人生で一番印象深いのは「〇〇」の企業広告です。
その広告を作っている人たちは誰なのだろうかと思い調べていくうちに、御社が制作に携わっていることを知りました。
ほかにも、これまで御社が手掛けた広告で、私が大好きなものは「△△」「□□」などいくつもあります。
広告業界の会社はたくさんありますが、ぜひ私にとって憧れの御社でコピーライターを目指していきたいと思い、志望いたしました。」
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コピーライターの面接で聞かれること・注意点
コピーライターの面接で、とくに難しいことが聞かれることはほとんどないでしょう。
たいていは志望動機を中心に、趣味や特技、強み・弱み、将来の目標などが問われるようです。
なお、コピーライターは少しばかり個性のある人、クセのある人でも歓迎されやすい職種でもあります。
服装もカッチリとしたダーク系のスーツではなく、オフィスカジュアルのようなものでOKな場合もあります。
変に優等生を演じるのではなく「自分らしさ」を存分に出していくとよいでしょう。
もし「この分野の知識は負けない!」といったことがあれば、アピールしてみると面接官の心に残り、プラスに評価されることもしばしばあるようです。
コピーライターの自己PRのポイント
とくに経験者にいえることですが、コピーライターは面接時などに「ポートフォリオ」という自分の作品集の提示が求められる場合があります。
これまでに手掛けてきたコピーライティングや広告制作に関連する仕事の結果は、事前にファイリングをして準備しておきましょう。
コピーライターなどのクリエイティブ職を志望する場合は、その人自身のスキルやセンス、感性などが合否を決める大きなポイントにもなってきます。
普段、自己PRはあまり得意でない人もいるかもしれませんが、恐縮し過ぎずに自分ができること、これからやりたいことをしっかりと伝えるように心がけることが大事です。
コピーライターの履歴書で気をつけるべきことは?
コピーライター志望者が履歴書を作成するときは、まず企業側が求める内容に沿うものをきちんと準備しましょう。
自分らしさを出すことも大事ですが、「見た人がどう感じるか」を客観的にとらえて作成したほうがよいでしょう。
コピーライターは人に何かを伝える仕事なので、自分の考えや思いを適切に伝えられるかどうかは、履歴書などからも判断される可能性がおおいにあります。
文字の大きさ、余白の使い方なども含めて、相手がそれを見てどう感じるか、本当に見やすくわかりやすいものになっているかなどを考えて作成しましょう。