CGデザイナーの就職先の種類・活躍の場
目次
CGデザイナーの勤務先・働き方の種類
CGデザイナーは正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、フリーランスなどさまざまな雇用形態で働いており、責任や技術によって任される仕事が変わってきます。
デザイン会社、映像制作会社、広告代理店が主な勤務先ですが、ゲームやアニメの制作会社や建築や自動車、機械など広い分野で需要があります。
CGデザイナーは仕事量が多く、納期前は残業も多い傾向が見られます。
就業時間が不規則になりやすいため、フレックス制などの勤務形態を採用している企業が多いです。
勤務時間や残業の有無は、企業による違いが大きく、広告、ゲームやアミューズメントなど次々に企画が作られ、制作作業が絶えず発生する業界は忙しいケースが多いです。
ゲーム制作会社で働くCGデザイナー
CGデザイナーへの需要が高まっている分野のひとつがゲーム業界です。
ゲームでは、キャラクターや背景、ロゴ、エフェクト用の素材作成や、アニメーションなどさまざまなCGのデザインが求められます。
新しいハードウェアが登場すると、それに対応した高度なCGを制作できるデザイナーのニーズが高まります。
ゲーム制作会社では、基本的に複数人のデザイナーで制作を行うためイメージを合わせるためのミーティングも多めです。
また、全体の作業量が多く、1人のデザイナーが担当する作業量も多いため、残業も少なくありません。
ゲーム制作会社では、単純なCGデザインの知識だけでなく、ITに関する知識があると役立つことが多いでしょう。
不動産会社で働くCGデザイナー
不動産業界は、CGデザイナーを積極的に採用して活用している業界のひとつです。
建物の設計ではもともとCADという設計用ソフトが利用されていますが、CGと技術的に近いこともあってCGの活用が進んでいます。
3DCGによって、建物の完工後のイメージをより正確に、さまざまな角度から表現したり確認したりすることが可能になり、顧客の満足度向上に一役買っています。
もともと家やインテリア、設計などに興味があるというデザイナーも多く、CGだけでなく不動産や建築の知識を身につける人もいます。
Webサイトの運用なども任されるケースも多いですが、勤務時間は一般的なサラリーマンと同じなので働きやすく感じる人も多いです。
映像制作会社で働くCGデザイナー
CGデザイナーにとってアニメや映画を取り扱う映像制作会社は人気の企業です。
映画やテレビで見るようなCG映像の制作には、大手アニメーション会社が関わっていることが多く、日本国内には世界的に有名な企業も数多くあります。
自社作品を多く輩出している東映アニメーションスタジオは海外でも有名で、映画やテレビ映像に特化している株式会社OLMなどは人気も高いです。
人気アニメ・映画に関わる分、仕事量・仕事への期待値も高く、納期前は残業も多くなり泊まりこんで働く人もいます。
映像制作会社は仕事もハードで、経験や実績を積みたい人も多く在籍しています。
そのため人の入れ替わりが比較的激しく、独立する人も多いです。
独立・開業して働くCGデザイナー
CGデザイナーは需要が高く、仕事に必要な設備もそれほど多くないため、フリーランスとして働く人も増えています。
会社員でもフリーランスも仕事内容はほぼ同じですが、仕事を安定して確保するためには営業ノウハウやビジネススキルも必要です。
そのため、デザイナーとして活躍することはもちろん、CG関係のコンテストなどへの出品などを通し、技術や実績をアピールすることが大切です。
独立すると業界や仕事の内容を自分で選べるため、従来の分野の仕事だけでなく、新しい分野の仕事にも挑戦できます。
何より、報酬が会社員の頃よりも増えることが多く、勤務時間に縛られずに好きな時間帯で仕事ができることを喜ぶ人が多いです。