CGデザイナーになるためにはどんな学校にいけばいい?(大学、専門学校)
CGデザイナーになるための学校の種類
CGデザイナーになるために、特定の学校への進学は必須ではありません。
CGデザインの知識と技術があれば誰でもCGデザイナーを名乗ることができます。
しかし、多くの人は専門的にCGデザインについて学ぶため、専門学校や大学、社会人向けスクールに通って学習しています。
CGデザインはデザインだけでなく、コンピューターやデジタル画像・動画などのIT知識が欠かせません。
大学や専門学校には、学科やコースによりデザイン寄り、IT寄りといった特徴がありますが、CGが科目にあれば基本的なことは十分に学べます。
即戦力を目指すなら専門学校、最新技術や深い知識を身につけたいなら大学がおすすめです。
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CGデザイナーになるための大学
CGデザイナーになるための大学は、美大でCGデザインを主にしている学部学科、もしくは工学系の大学・学部でCGデザインを扱っている学科を選べばよいでしょう。
大学ではCGの制作だけでなく一般教養も学びますし、CGの仕組み、CGの技術についての歴史などさまざまな角度からCGを学びます。
デザインについても構図や心理的な影響などを科学的に分析・研究することもあり、さまざまな目的に対応できる技術が身につきます。
学費は毎年70~150万円ほどが4年間にわたって必要です。
高度な知識や最新技術に触れることでCG制作を広く考えることができるため、ディレクターなどの管理職を目指したい人におすすめです。
CGデザイナーになるための専門学校
CGデザイナーになるための専門学校は、2~3年でカリキュラムが組まれています。
大学よりも実務よりで、CG制作に必要な技術が短期間で身につけられます。
CGの仕組みや制作ソフトの利用方法、制作の進め方などの内容がメインです。
学校によっては積極的に資格取得を薦め、試験対策講座も提供しています。
学費は毎年80~150万円ほど必要で、制作に必要なパソコンやソフトは自費負担になることが多いです。
専門学校は就職活動のサポートが手厚く、あっせんをしている場合もあります。
就職に強く、身につく知識やスキルも実務向きなため、早くCGデザイナーとして仕事を始めてみたい人におすすめです。
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CGデザイナーになるための通信講座
CGデザイナーになるために、通信講座で学習する人もいます。
通える範囲に適当な学校がない場合や、アルバイトなどをしながら学習をしたいという人には通信講座がおすすめです。
通信講座はインターネットを用いて行われ、動画で授業を視聴したり、専用ページから課題の提出や講師への質問ができます。
通信講座は専門学校の大手や、通信講座専門の学校が提供しており、質も高いです。
使用するソフトごとにコースが作られており、40~50時間の授業時間を6~12カ月内に受講で受講します。
この場合、受講料は30~50万円程度が相場です。
学習の進捗が個人任せになる点には注意しましょう。
独学でCGデザイナーになれる?
独学でCGデザイナーになることは可能ですが、学ぶべきことが多いため、あまりおすすめはできません。
他の分野でデザイナー経験のある人や、趣味でずっとCG制作をしてきて基礎知識がある人でなければ難しいでしょう。
独学でCGデザイナーを目指すなら、書籍学習に加え、制作に必要なソフトを使って何度も制作に取り組むことが大切です。
就活やフリーランスとして仕事をもらう場合には作った作品を集めたポートフォリオが求められるため、計画的に準備しましょう。
CG制作を行っている会社でアルバイトをしながら、先輩デザイナーから仕事やデザインについてのノウハウを学ぶのもCGデザイナーを目指すためによいでしょう。
CGデザイナーの学校選びのポイントは?
CGデザイナーの学校選びでは、自分が専門化していきたい方向性や将来の働き方などから考えるとよいでしょう。
2Dを中心とした専門デザイナーなら、専門学校で学び、早く現場に出て多くの実務経験を積むべきです。
3DCGを扱ったり、アニメーションやARやVRなど、他の技術との組み合わせも考えているなら大学や専門学校でしっかり学んだ方がよいでしょう。
CGデザインだけでなく多くのことを学びたい人や、将来はアートディレクターやCG演出家として、CGの企画や管理などをしてみたい人は大学がおすすめです。
就業後はしっかり学べる機会は多くはないため、進学時によく考えて方向性を選びましょう。