バリスタへの転職・未経験からなるには?

バリスタへの転職状況は?

根強いカフェブームのなかで、バリスタという職業の認知度は年々高まっているといえるでしょう。

そのなかで、バリスタとして働きたいと考える人も増えており、すでに社会人経験のある人が転職によってバリスタになるケースも珍しくないようです。

ただし、日本で「バリスタ」という言葉を使う場合の定義はまちまちで、本場イタリアのようにバールでドリンク作りや接客をする人だけでなく、カフェスタッフ全般を指すこともあります。

また、日本には大手チェーンのカフェからイタリアンバール、また個人経営のユニークなカフェまで、さまざまなバリスタの活躍の場があります。

転職先を考えていく際には、どのようなバリスタになりたいのかをよくイメージしていく必要もあるといえるでしょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

バリスタへの転職の志望動機で多いものは?

バリスタへの転職の志望動機で最も多いのは、もともとその人自身がコーヒーに強く興味を持っており、いろいろな店舗でコーヒーを飲んだり、自宅でハンドドリップなどをしているうちに、コーヒーの世界へより深く足を踏み入れたいと思ったといったことです。

バリスタになれば、朝から晩までコーヒーのことを考え続ける日々が続くため、やはり「コーヒーが好き」という思いは、多くのバリスタにとって、この職業を目指す原点だといえるでしょう。

なかにはイタリアに旅行をして本場のバリスタやエスプレッソと出会い、そのときの感動体験をきっかけにバリスタを目指す人もいるようです。

また、バリスタは快適なサービスを提供する仕事でもあるため、人と接することが好きで、自分の作るドリンクでお客さまに喜んでもらいたいという気持ちから、バリスタになることを決意する人もいます。

バリスタの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

未経験・社会人からバリスタになるには

それまでまったく別の仕事をしていた人がバリスタになりたいと思った場合、どのように動けばよいのでしょうか。

まず、バリスタは、なるために絶対に必要とされる資格はありません。

また、特別な学校を出ていなければ就けない職業でもないため、どんな人でも思い立ったら即バリスタになることは不可能ではないといえます。

しかし、一人前のバリスタとして活躍するには、コーヒー豆の知識やエスプレッソの抽出技術、そしてサービススキルなどまで、さまざまなことを学び、習得しなくてはなりません。

そして、バリスタは専門的な知識と技術が求められる職人的要素の強い仕事の一面もあるため、まったくの未経験者がいきなり転職し、成功するのは決して簡単なことではないのは確かです。

なるためのおもな方法としては、バリスタの知識・技術が学べるスクールで基礎を身につけてからカフェやバールなどへの就職を目指すか、先にアルバイトなどで現場に入り、実務経験の中でスキルアップしていくことが考えられます。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

バリスタへの転職に必要な資格・有利な資格

バリスタへの転職に特別有利になる資格はありません。

この職業は、資格よりも技術や経験が重視されており、何の資格を持っていなくても一流バリスタとして活躍できるチャンスはあります。

バリスタのスクールや講座で学んで「コーヒーマイスター」や「JBAバリスタライセンス」などの関連資格を目指せば、その勉強の過程でバリスタとしての基礎的な知識・技術を身につけることができるでしょう。

ただし、未経験者が最初にスクールで身につけられるのは基礎的なレベルの資格であり、その資格だけで転職に大きく有利になるとは言い切れません。

このほか、もしアルコールも提供する店舗で働く場合には、ソムリエ関連の資格を持っていると業務で役立つことがあるかもしれません。

バリスタになるには

バリスタへの転職に役立つ職務経験は?

バリスタとして働き始める際には、基本的には現場で必要な知識・技術を一から学ぶことになります。

ただし、バリスタへの転職をする際には、同じ飲食業での経験があるとプラスに評価されたり、役立ったりすることがあるでしょう。

バリスタ業務はしたことがなくても、カフェ・レストランでのサービス経験や調理経験、またバーで働いていた人なども経験を生かせるはずです。

バリスタはカウンター越しに接客・サービスもするため、飲食業以外でもさまざまな人とコミュニケーションをとる仕事や、サービス関連の仕事をしていたことがあれば、役立つことがあるでしょう。

バリスタへの転職面接で気をつけるべきことは?

バリスタへの転職面接では、一番に「熱意」や「本気度」を問われると考えておくとよいでしょう。

なかには、何となく「格好よさそう」というイメージだけで、バリスタになろうとする人もいるようです。

たしかに、おしゃれなカフェで働くバリスタの姿は格好よく見えるものですが、おいしいコーヒーを作ることができるまでには修業が必要ですし、体力も要するなど見た目以上の厳しさがあります。

だからこそ、面接官は面接の場を通して、「この人は本気でバリスタになりたいと考えているのだろうか?」ということを判断しようとします。

とくにバリスタ未経験者や経験の浅い人が転職しようとする場合には、時間をかけて一人前を目指していかなくてはならないため、軽い気持ちではなく、真剣にバリスタとして成長したい気持ちをアピールすることを心がけたいものです。

バリスタに転職可能な年齢は何歳くらいまで?

バリスタへの転職については、そこまで年齢を気にする必要はないでしょう。

技術職であるため、自分のスキルや努力次第では、何歳でもバリスタとして活躍することができます。

店舗によっては採用においてある程度の年齢制限を設けているところがありますが、熱意があれば年齢は問わずに雇うというケースもあるようです。

また、この職業は自分で店を出して「オーナー兼バリスタ」として働く人もいます。

もし独立し、そのような形でやっていくのであれば、なおさら年齢は関係なくなります。

実際、長年サラリーマン生活を送ってきた人が「第二の人生」としてバリスタへの転身を目指し、自分のカフェを出すというケースもあります。

いくつになってからでもバリスタになれるチャンスはありますが、この仕事は体力勝負の一面もあり、また現場経験を積むなかで身につくことも多いため、そうした覚悟は持っておかなくてはなりません。

未経験からバリスタの転職での志望動機

未経験からバリスタへ転職する人は、とても強い気持ちをもって「この仕事に就きたい」と考えるケースが多いようです。

バリスタは専門的な知識や技術を要する職業であるため、もともとコーヒーやバリスタの仕事に並々ならぬ興味を持っていた人が、この職業を目指すことがほとんどです。

「何となくの流れで…」といったことは、あまりないといえるでしょう。

自分自身コーヒーやカフェめぐりが大好きで、それらを単なる趣味で終わらせるのではなく仕事としてやっていきたい、もっと多くの人においしいコーヒーを飲んでもらいたいといった思いをもって、バリスタを目指す人が多くなっています。