バリスタのつらいこと・大変なこと・苦労

バリスタのつらいこと・大変なこと

学ぶべきことが多く、日々の練習も大事

最近では「ラテ・アートやオリジナルドリンクを作ってみたい!」という思いを持ってバリスタを志す人が増えているようですが、そういったメニューも、すべて基礎であるエスプレッソの上に成り立っています。

おいしいエスプレッソを淹れる要素は、50%が豆、30%が機械、そして残りの20%がバリスタといわれています。

見方を変えれば、どんなに素晴らしい豆や機械があっても、それを扱うバリスタの腕次第で、おいしくないエスプレッソになってしまうのです。

いざバリスタとして働くようになっても、もっと上を目指していくには日々反省と練習を続けることが大切です。

お客さまのイレギュラーな要望に対応したり、忙しい中でも落ち着いてミスなく作業をこなすなど、あらゆる状況において安定したパフォーマンスを発揮できるようになるには、経験とたゆまぬ努力がモノをいいます。

下積み時代は給料が安いことも

バリスタとして仕事を始めたばかりの頃は、思うような給料が得られるとは限りません。

下積み時代にはアルバイトからスタートする人もおり、その場合はとくに不安定な生活になるかもしれません。

バリスタが働く店は営業時間が長く、営業時間前後の準備や片付けなども入れると、かなりの長時間勤務になることもありますが、それに見合った収入が手に入らないこともあります。

バリスタとして少しでも収入を上げていきたいのであれば、地道に経験を積んで、確かな技術を身につける必要があります。

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バリスタの悩み

バリスタは基本的に立ち仕事です。勤める店舗にもよりますが、ランチやカフェタイムだけでなく、夕方以降にアルコールを出すバールの場合、深夜遅くまで働くこともあります。

そういった店では勤務時間も長くなりがちですし、1日中立ちっぱなしで足がパンパンということにもなりがちです。

またバールやカフェは他の飲食店と同様、土日祝日に営業する店が多いため、みんなが休んでいる時に仕事をしなければならないことも多いです。

バリスタの立ち居振る舞いはスマートに見えますが、じつはとても体力を使う仕事なのです。

また、ひっきりなしにお客さまが来店するピークの時間帯には、次々と注文が入ります。

どのように動いたらスムーズな提供ができるか、注文内容やお客さまの動きを常に追いながら、効率よく回すために頭もフル回転させる必要があります。

バリスタが挫折するときは?

バリスタにとって、最もつらいと感じることが多いのは、一人前になるまでの修業時代かもしれません。

飲食業界では、まだ厳しい上下関係が残っていることも多く、先輩の仕事ぶりを見ながら鍛錬を重ねていきます。

修業中は先輩に怒られたり、失敗が続いて自分自身が嫌になってしまうこともあるでしょう。

また、バリスタはお客さまと直に接する仕事なだけに、ちょっとしたミスや気が回らなかったことなどでクレームを受ける可能性もあります。

そのような場面に遭遇しても、反省すべきところは反省して、すぐに気持ちを切り替えることが大切です。

弱気になったまま仕事を続けていてはさらなるミスが起きやすくなりますし、笑顔なくしてお客さまを喜ばせることはできません。

たとえ少し失敗してたとしても、誠実に対応する心を忘れなければ、周りの仲間がフォローしてくれたり、お客さまもきっと理解してくれるはずです。