アロマセラピストへの転職・未経験からなれる?

アロマセラピストへの転職状況は?

アロマセラピストは経験やスキルが重視される職種のため、新卒よりは転職者の方が需要が多いといえます。

他店でアロマセラピストとして働いていた場合は、転職もスムーズです。

他業界・異業種からの転職の場合は基礎知識を身につけるためにも、美容系の専門学校やアロマセラピストのスクールで学び、資格を取ってから転職する方がよいでしょう。

未経験者や新卒であっても、アロマトリートメントサロン、エステティックサロン、マッサージサロン、ホテルのスパなどは就職が可能です。

これらの店舗に就職する際は、経験者はある程度優遇されますが、特に資格を持たない未経験者であっても優遇される傾向にあります。

その理由は、店舗によって異なるアロマ理論や施術方法を一から習得してほしいからにほかなりません。

最初はアシスタントとして先輩につき、雑用や簡単な施術をこなしながら現場で学び、知識や技術を習得していきます。

逆にアロマ専門ショップや治療院、心療内科などの医療関係施設で募集されるアロマセラピストは、即戦力となるプロフェッショナルな有資格者や経験者を採用する傾向にあり、未経験者には向いていません。

このようにアロマセラピストの転職の需要が高いのは、転職者が多いことも背景にあります。

アロマセラピストが立ちっぱなしの仕事で土日に休みづらく、女性が多い職場で人間関係の摩擦が生じやすいなどの理由から、結婚や出産を機に退職する人が後を絶たない一面もあるのです。

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アロマセラピストへの転職の志望動機で多いものは?

アロマセラピストの転職の志望動機で多いのは、「アロマテラピーが好き」というものが多いです。

しかしアロマが好きな人が集まる仕事なので、ほかの人と差をつけるためにも、より具体的な志望動機を考えなければいけません。

たとえば「仕事で落ち込んでいたときに貴社で受けたアロマトリートメントが忘れられず、アロマセラピストを志しました」など、自分自身の経験を盛り込むことで、オリジナリティを出すことができます。

アロマに目覚めたきっかけや、実際にあった感動体験を織り交ぜることで、面接官の印象に残る志望動機を伝えられるでしょう。

また実際に店舗に一般客として来店できる場合は、そのときの感想を盛り込むのも効果的です。

「究極にリラックスできたので、今度はアロマセラピストとして私もアロマテラピーを提供する側になりたい」など、このサロンだからこそできること、店舗で目指したいことなどまとめます。

そのためには、その企業・サロン・店舗の魅力やサービスをよく調べておくことも大切でしょう。

未経験・社会人からアロマセラピストになるには

未経験・社会人からアロマセラピストになるには、目指す仕事内容によって資格やスクールに通う必要性が異なります。

「アロマトリートメントの施術を行う店に就職を目指す」場合と、「アロマグッズ販売店やアドバイザーとして就職を目指す」場合について見ていきましょう。

アロマトリートメントの施術を行う店への就職を目指す

もっとも幅広い知識とスキルを要するのが、実際にお客さまの顔や体に触れて施術を行う仕事です。

こうした仕事を目指す場合、美容系の専門学校で本格的に学び、エステティシャンとアロマセラピストの両方の資格を取得する人が多く見られます。

有資格者は就職の際に有利になるとともに、就職後はその店ごとの施術方法を習得するための短い研修を受けるだけで、すぐにアロマセラピストの肩書を持って施術を行うことができる場合が多いようです。

専門学校以外のスクールでアロマセラピスト系の資格を取得している場合も、これらの店に就職は可能ですが、就職後に施術に関するマッサージやトリートメントの研修を長い期間受ける必要があります。

未経験の中途採用はありますが、即戦力とはいえないため、専門卒と比べると給料も低い傾向にあるようです。

ただし特に資格を持たずに未経験者であっても、一からアロマ理論や施術方法を習得させたいと考える店舗では未経験者が歓迎される傾向にあります。

働きながら知識や技術を習得したい人は、「未経験者OK」の仕事を探すのが近道になるでしょう。

アロマグッズ販売店やアドバイザーとしての就職を目指す

アロマ専門ショップや治療院などの医療関係施設の場合、有資格者を推奨する募集が多いです。

アロマセラピスト系のより上位の資格を取得しているほど、就職の際に有利になるため、目指す資格を主宰している法人の認定スクールで学ぶのがもっとも有益でしょう。

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アロマセラピストへの転職に必要な資格・有利な資格

アロマセラピストは国家資格がないため、絶対的に必要な資格はありません。

しかし民間資格を取得していると転職でも有利になるため、資格取得を目指すのがおすすめです。

資格にはいくつか種類がありますが、代表的なものに以下の3つがあげられます。

・公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)の「アロマテラピー検定」
・日本アロマメディカル心理セラピー協会の「アロマセラピスト認定試験」
・日本インストラクター協会の「アロマオイル士試験」

アロマテラピー検定は国内でもっともポピュラーなアロマセラピストの資格といわれていて、公式テキストを使って独学で取得する人もいます。

必要な期間は人によって異なりますが、10日〜3ヶ月ほどを勉強期間としている人が多いようです。

費用は受験料が1級、2級それぞれ6,600円(税込)で、併願の場合は13,200円(税込)となります。

独学の場合は公式テキストだけで合格する人もいますが、スクールに通ったり、通信講座を利用する場合は、5〜6万円ほどかかるのが一般的です。

参考:アロマテラピー検定

アロマセラピスト認定試験とアロマオイル士試験は、受験料10,000円(税込)で在宅受験をします。

どちらの資格も、アロマのプロフェッショナルとして、基礎知識や専門スキルを持つ証明になるのが特徴です。

参考:アロマセラピスト認定試験

参考:アロマオイル士試験

転職前に資格取得を目指すのがおすすめですが、未経験で入った店舗に勤めながら、資格取得することも可能です。

公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)では、さらに上位資格があり、「アロマセラピスト」「アロマテラピーインストラクター」などの専門性の高い資格が用意されています。

店舗によっては資格取得をサポートしたり、推奨する資格を取得することで、アシスタントからアロマセラピストに格上げされるところも多いようです。

アロマテラピストの資格にはどんなものがある?

アロマセラピストへの転職に役立つ職務経験は?

アロマセラピストの転職に役立つ職務経験は、「社会人経験」や「接客経験」です。

お客さまからご希望や体や心の悩みを聞き、適切な施術やおすすめ商品を紹介する仕事なので、一般的なマナーや常識だけでなく、ヒアリング能力も求められます。

雰囲気に合わせた空間作りや気配り、その場に合わせた声かけなど接客経験が役に立ちますし、お客さまや一緒に働くメンバーに対するコミュニケーション能力や人間力も問われる仕事です。

アロマセラピストとまったく違う業界にいた人でも、アロマセラピストの仕事に生かせる経験があるでしょう。

またエステティシャンやビューティーアドバイザーなど、美容業界での経験がある人の場合は、アロマセラピストの資格を持っていなくても、転職の際に優遇されることが多いようです。

希望の企業や店舗へ転職してから、その店ごとの研修で自分に足りない知識や技術を習得することで、すぐにひとり立ちを目指すことができるでしょう。

アロマセラピストへの転職面接で気をつけるべきことは?

アロマセラピストの転職面接では、面接官はアロマセラピストの適性があるかを見ています。

お客さまに対して笑顔で接することができるか、清潔感のある服装や髪型を意識しているか、コミュニケーション能力があるかなどを見ていますので、面接では印象良く過ごすようにしましょう。

また志望動機のほかにも「なぜこの店舗・サロンを選んだのですか?」「アロマセラピストはどんな仕事だと思いますか?」「どんなアロマセラピストを目指していますか?」の3つの質問を聞かれることが多いです。

特に面接を受ける店舗やサロンのサービスを実際に受けた実体験や感想、感動したことなどを語ると、大きなアピールポイントになります。

可能であれば応募前に、一般客として店舗やサロンを訪れておくのがおすすめです。

事前に意見をまとめておき、どの質問を聞かれてもハキハキと答えられるように練習しておくと安心でしょう。

アロマセラピストへの転職可能な年齢は何歳くらいまで?

アロマセラピストへの転職は、何歳からでも目指すことができます。

転職先として人気が高い職業で、一度ほかの仕事を経験してから、30代で転職して目指した人も多いようです。

中には家事や子育てがひと段落してから目指す主婦や、好きがこうじてWワークで副業をしている人も珍しくありません。

たとえばアロマセラピストの資格として有名な「アロマテラピー検定」は、10代から70代までの幅広い年齢層の人が受験していることから、年齢関係なくアロマセラピストを目指せることがわかります。

実際に転職活動をする際は、サロンによっては20代や30代が多く活躍している若手の多い職場もありますが、40代や50代が中心の落ち着いた店舗もあるので、働きたい雰囲気の職場を選ぶことが大切です。

立ち仕事で体力が必要な仕事にはなりますが、年齢不問で未経験OKの求人もあるので、何歳からでも目指すのは遅くないでしょう。

未経験からアロマセラピストの転職での志望動機

未経験からアロマセラピストに転職する際の志望動機は、「どんなアロマセラピストになりたいのか」に注力して考えるとよいでしょう。

たとえば「お客さまの気持ちに寄り添えるアロマセラピストになりたい」場合、自分の思いを実現するために、その企業だからこそ叶えられる独自の特色を盛り込んで伝えることが大切です。

サロンで行っている丁寧なカウンセリングや、一人ひとりに合わせたブレンドができることなど、その企業の魅力や応募した理由を具体的に盛り込むとよいでしょう。

「お客さまの気持ちに寄り添えるアロマセラピストになりたいと考えています。御社ならではのオーダーメイドのアロマブレンドは、お一人おひとりの心や身体を癒す最適な方法なのではと考え、志望致しました」と伝えることができます。

また「コミュニケーション能力」「提案力」など、前職で培った経験やスキルを入れることも大切です。

未経験だとしても、オリジナルの体験談や目標を具体的に伝えることで、強いアピール力のある志望動機になるでしょう。