タクシー運転手に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

タクシー運転手に向いている性格・適性

気配り上手な人

タクシー運転手は、サービス業としてお客さまに快適に過ごしていただくための気持ちが強く求められる仕事です。

たとえば、運転に集中しながらも常にお客さまの様子には気を配らなくてはなりません。

場合によっては自らお客さまに声をかけることも大切です。

あくまでもお客さまのために運転をするのがタクシー運転手ですから、さりげない気配りや心配りができる人にこそ向いている仕事です。

一人で過ごす時間も苦にならない人

タクシー運転手は、乗務中は自分だけで過ごす時間も非常に長い仕事です。

毎日、会社からタクシーを出庫してからの1日の過ごし方は、基本的にそれぞれ運転手に任されます。

その日の営業が終わるまでは、自分でお客さまを見つけながら走ることが基本となるため、会社で大勢の仲間と協力して物事に取り組む、という仕事とは根本的に性質が異なります。

そのため、一人の時間が苦にならない人、一人でも淡々と仕事をこなせる人に向いている仕事だといえるでしょう。

ストレスに強い人

タクシー運転手の仕事は、1日の拘束時間が15時間程度と、とても長いのが特徴です。

その分、休みもしっかりととることができますが、運転中は安全運転のために常に集中している必要がありますし、精神的なプレッシャーも強い仕事です。

また、長く仕事を続けていれば、なかには暴言を吐くお客さまがいたり、理不尽な文句を言われたりと、接しにくいお客さまとの出会いもあるはずです。

それでも、途中で仕事を投げ出すわけにはいきません。

タクシー運転手は、嫌なことがあったときにすぐにイライラしてしまうようでは、運転にも影響が出てしまうため、我慢強い人やストレスに強い人に向いているといえます。

タクシー運転手になるには

タクシー運転手に必要なスキル・能力

タクシー運転手以外の運転仕事にいえることですが、長時間車に乗っていても苦にならない、とにかく運転が好きという気持ちは、何よりも大切です。

いくら運転が好きだとしても、プライベートで運転するように自由な運転はできません。

常にお客さまの様子や道路状況、時間などに気を配る必要があり、集中力が求められ精神的なプレッシャーも強い仕事です。

とにかく車を運転したいという思いがあり、運転技術を常に向上したい、街の地理を覚え続けたい、という気持ちでなければ、この仕事を続けるのは難しいでしょう。

タクシー運転手に向いていないのはどんな人?

タクシー運転手は、日々さまざまなお客さまと接するだけに、コミュニケーション能力も必要とされます。

「運転は好きだけれど、人とコミュニケーションをとるのは苦手」という人には、あまり向いている仕事とはいえません。

また、運転の面では天候や道路状況、突発的な事故や渋滞などにより、臨機応変な対応をとらなくてはならない場面も多々あります。

そこで冷静な判断をしなくては運転事故を起こしかねませんし、お客さまからクレームを受けてしまうため、常に落ち着いて行動できる人でなくてはならないでしょう。