森林インストラクターの現状と将来性

全国のインストラクター会

全国の森林インストラクターを取りまとめ、情報の交換やインストラクター同士の交流を図ることを目的とした、一般社団法人日本森林インストラクター協会が設立されています。

この協会は全国に会員がおり、有資格者の多くが居住地のある地域の森林インストラクラーの組織に登録しています。

各地の森林インストラクター会では、森林インストラクターへの仕事依頼を取りまとめているほか、有資格者同士の交流や一般市民に向けたイベントや里山の整備活動なども行っています。

森林インストラクターの現状

2013年現在、森林インストラクター資格試験の合格者は3659人にのぼります。

森林インストラクターの資格認定制度は1991年より開始されましたが、環境教育推進法に基づき2005年からは「森林インストラクター認定事業」として農林水産大臣および環境大臣の登録事業となりました。

都会のビル郡でスーツを着て働くよりも、自然の中でおいしい空気を吸い、四季を感じながら働きたいという理想をもった人が、若い世代を中心に増えています。

森林を活用した学習やレクリエーションが頻繁に行われるようになり、指導内容への期待も高まっています。

こうした期待が寄せられる一方で、実際の森林インストラクターの活動の多くはボランティアによって行われているのが現状です。

彼らの活躍できる場や需要は限られています。

森林インストラクターを取り巻く現在の環境を考えると、この資格だけで生活を成り立たせるためには、かなりの企画力や情報発信力が必要になります

他分野との連携

こうした状況を受け入れ、それでも森林や自然環境で働いていくには、森林インストラクターの資格だけにとらわれずに新たな需要を作り上げる必要があります。

最近では、医療と森林を結びつけた森林セラピーという活動も各地で行われ成果を上げてる例も見られます。

こうした他の分野との融合はまだまだ未開発な部分が多いので、今後は増えてくると思われます。そんなとき、森林の魅力を十分に理解している森林インストラクターだからこそ思いつき実現できる新しい企画があるはずです。

既存の活動にとらわれない斬新なアイデアが今後の森林インストラクターに期待されるところとなるでしょう。