森林インストラクターのつらいこと、大変なこと

森の案内は体力勝負!

森の案内人である森林インストラクターの仕事は、体力が求められる仕事です。

お客さんを森に案内するためには、入念な下準備が欠かせません。鳥や虫を探したり植物を採りに行ったりするために森や山を分け入って一日中歩き回ることになり、クタクタになることもたくさんあります。

また、仕事では自然相手ならではのアクシデントもつきものです。

森の中で雨風にさらされて風邪をひいてしまったり、ぬかるみで足を滑らせてケガをしてしまったり、虫に刺されたり草でかぶれたりして皮膚が腫れてしまったり…。

森林インストラクターは、まさに身体を張って働く仕事なのです。日頃から運動をして体力をキープし、健康や体調に気を配るなどの努力が欠かせません。

年齢を重ねれば重ねるほど、さらなる努力が求められることになるでしょう。

お客さんの安全を守るため

現代のストレス社会のなかでは、森林という場所に「リフレッシュできる」「リラックスできる」というイメージを持っている人がたくさんいます。

一面に広がる緑を眺めたり、川のせせらぎや鳥のさえずりを聞いたり、美味しいお弁当を食べたりして、元気になれる場所だと感じる人も多いのでしょう。

しかし、自然というのは、わたしたち人間に突然牙をむくときがあります。

山の天気は変わりやすく、晴天だと思っていたのに突然激しい雨が降ることもありますし、その雨が川の氾濫や土砂災害を引き起こすこともあります。

自然の中を散策するということは、常に危険との隣り合わせなのです。

森林インストラクターはそのことをしっかりと肝に銘じて行動しなければいけません。

天気の移り変わりや森や川の状態をよく把握し、危険があると察知した段階で、ツアーを延期にしたり途中で中止にしたりという判断をしなければいけないのです。

大げさではなく、常に「お客さんの命を預かっている」ということを忘れてはいけないのです。その責任の重さを感じながら、森林インストラクターは仕事をしています。