女性も活躍できる現場
森林インストラクターという職業は、森や林という大自然のなかで働くことになり体力が必要な職業でもあるため、どちらかというと男性が多い職業というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
実際に、森林インストラクターの資格を取得する人の割合は男性のほうが多く、近年の合格者を見てみても7割近くを男性が占めているようです。
しかし、女性には向いていない職業なのかと言うと決してそうではありません。
そもそも森林インストラクターの資格試験において「男性だから有利、女性だから不利」ということは一切ありませんし、仕事内容や待遇においても男女で差別されるということはないのです。
さらに、近年では登山や山歩きを楽しむ「山ガール」が話題になっており、アウトドアに興味を持つ女性は増えています。
これからは森を訪れる女性のお客さんがさらに増えていくと考えられるので、同じ女性の目線を活かしてガイドをすることができる女性の森林インストラクターの活躍には期待が寄せられています。
女性インストラクターの大変なところ
男性であっても女性であっても森林インストラクターとして活躍することができますが、屋外で働くことが多い職業なので、女性ならではの大変さというのはあるようです。
たとえば、「日焼け」の問題です。
森のガイドをするときには一日中紫外線を浴びながら仕事をすることもあるので、肌が焼けたり荒れたりするのを防ぐためにしっかりと対策することが大切です。
もうひとつは、「トイレ」の問題です。
森の中にはトイレがないことも多く、長時間トイレに行くことができない状況のなかで仕事をしなければいけないこともあるので、体調管理が重要です。
他にも、草や木に引っ掛かって手足に切り傷ができてしまったり、虫にさされて肌が腫れてしまったり…ということもあります。
しかし、「どの問題も自然の中で働くことの楽しさや面白さに比べればたいしたことない!」と思えるような女性が、森林インストラクターという職業を心の底から楽しんでいるようです。