有名な作詞家

阿久悠

日本の作詞家で、老若男女問わず最も有名なのが2007年に亡くなった阿久悠です。

たとえ名前を知らなくても、尾崎紀世彦「また逢う日まで」、沢田研二「勝手にしやがれ」、ピンクレディー「UFO」など数々のヒット曲は聞いたことがある人も多いでしょう。

彼が作詞した曲は5,000曲以上に上り、手掛けたジャンルも演歌からアイドルの歌謡曲、アニメやCMソングなど非常に幅広く、後進である松本隆や秋元康にも大きな影響を与えたことで知られています。

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松本隆

阿久悠の後進として活躍したのが松本隆です。

もともと「はっぴいえんど」というバンドで、細野晴臣、大瀧詠一、鈴木茂らと活動し、ドラムスと作詞を担当していました。

バンド解散後は本格的に作詞家活動に入り、太田裕美や松田聖子をはじめとしたアイドル、歌謡曲を中心に幅広い活躍を見せました。

代表曲は太田由美「木綿のハンカチーフ」、松田聖子「赤いスイートピー」、YELLOW MAGIC ORCHESTRAの「君に胸キュン」、寺尾聰「ルビーの指環」などがあげられます。

また「硝子の少年」をはじめとしたKinKi Kidsの作詞を多数担当していることでも有名です。

近年ではアニメ『マクロスF』の挿入歌「星間飛行」がヒットしたことにより、キャラクターソングや声優のアーティスト活動に関して大きな影響を与えました。

秋元康

プロデュース業で知られる秋元康ですが、作詞家としても大変な成功を収めており、現在でもアイドルソングを中心として第一線で活躍しています。

2013年にシングルの総売上が計506作品、約6859万1000枚に達し、それまで1位だった阿久悠の約6831万9000枚を抜き、作詞家歴代1位となりました。

AKB48グループや坂道シリーズなどアイドルへの作詞提供が多く、ポップなイメージが定着していますが、美空ひばりの「川の流れのように」の作詞も彼が手がけています。

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なかにし礼

なかにし礼は、作詞家だけでなく小説家としても幅広い活躍を見せました。

もともとシャンソンの訳詞をしたことから作詞に携わり、石原裕次郎に作詞をすすめられたことがきっかけで本格的に作詞家として活動し始めました、

北原ミレイ「石狩挽歌」、黒沢年男の「時には娼婦のように」、細川たかし「北酒場」などのヒット作を手掛ける傍ら、オペラやクラシックにも造詣が深く、さまざまな作品をつくりました。

小説家としても目覚ましい活躍を見せ、2000年には「長崎ぶらぶら節」で直木賞を受賞、「てるてる坊主の照子さん」はNHKの連続テレビ小説「てるてる家族」の原作となるなど高い評価を受けました。

阿木燿子

女性作詞家として知られているのが阿木燿子です。

夫である宇崎竜童が作曲、阿木が作詞をするというスタイルで多くのヒット曲を作り出しました。

宇崎竜童率いるダウン・タウン・ブギウギ・バンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」をはじめ、山口百恵の「横須賀ストーリー」「プレイバックPart2」、ジュディオング「魅せられて」など数々の作詞を手掛けています。

畑亜貴

ゲーム、アニメ作品などの主題歌、関連楽曲を幅広く手掛ける作詞家で、もともとはサウンドクリエーターとして活動していました。

オリコンの2007年の作詞家ランキングでは4位を記録、2015年、2016年の作詞家ランキングでは2位を記録するなど、Jポップの作詞家に負けない活躍を見せています。

ハレ晴レユカイ(涼宮ハルヒの憂鬱)、もってけ!セーラーふく(らき☆すた)などアニメソングでも誰もが知るような大ヒット作品を多数手がけています。

近年では「ラブライブ!」の楽曲をすべて担当していることから、アニメファンだけでなく若者からも注目を集める作詞家です。