デイトレーダーの仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

「デイトレーダー」とは

デイトレーダーの仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

おもに自宅でパソコンを使って株の売り買いを繰り返し、利益を得る。

デイトレーダーは、1日の中で株の売り買いを繰り返し、利益を得る人のことをいいます。

価格が上がりそうな株を安いうちに買い、高くなったら売ることで利益を得る流れとなっており、この株式投資のみで生活している人は一般的に「専業トレーダー」と呼ばれます。

デイトレーダーになるうえで資格や学歴が求められることはなく、活動方法は在宅で仕事をするフリーランスと同様の形となります。

収益は能力や経験、センスによって大きな開きが出るもので、成功者は億単位の利益を上げることができますが、失敗が続けば赤字になり、借金まみれになってしまう人も後を絶ちません。

株取引がブームとなり、デイトレーダーは増加傾向にあるようですが、一瞬で資産を失うリスクがあるという覚悟を持っておく必要があります。

「デイトレーダー」の仕事紹介

デイトレーダーの仕事内容

株やFXなどの売買益を増やす仕事

デイトレーダーとは、株や為替FXなどで安い時に購入し高くなったら売るという繰り返しをして、売買益を増やしていくことが目的です。

このような取引だけを仕事にしている人のことを専業デイトレーダーと言います。

基本的には一日の内に決済し、日をまたぐことはありませんが、中には長期投資をするトレーダーもいます。

株や為替は世界情勢や企業の決算、災害など様々な事象が絡み合い変動するので、常に最新の情報を収集しなければいけません。

また、一日のうちに変動が激しいものを選んで購入することが多いので、日中はモニターに張り付いて仕事することになります。

パソコンとインターネット環境があればできる仕事なので、自宅を仕事場にしている人が多いようです。

デイトレーダーになるには

才能があれば誰でもなれる

デイトレーダーになるには、ネット証券などで株式口座を開設し、株取引ができる環境に整えられれば誰にでもできます。

株によって購入できる金額は異なりますが、自己資金が数10万~200万円程あれば始められるでしょう。

ただし、専業のデイトレーダーとして生計を立てるには、ある程度の自己資金を用意した方が安心です。

最初から順調に売買益を増やせるとは限らないので、しばらく稼げなくても生活できるだけの資金は用意する必要はあります。

デイトレーダーの学校・学費

学歴や資格は関係なし

デイトレーダーになるための学歴や資格はありませんし、年齢も関係ありません。

ニュースや新聞などで、世界情勢や会社の情報をアンテナ高くキャッチし、株価が上がるのか下がるのかを正しく判断できれば誰にでもできます。

また、株取引には、チャートと呼ばれる指標があり、そのチャートを正しく読めると売買益を稼げる確率が高くなります。

チャートの基本的なところは独学で学習するか、プロトレーダーのセミナーなどで指導を受けるのが良いでしょう。

デイトレーダーの給料・年収

年収には差があり、億を稼げる可能性も

給料や年収は取引次第で、勝てれば増えますし、負ければ減るのでかなり不安定です。

購入資金が多い程、少しの変動で多くの売買損益が出るので、購入した時より株価が上がっても下がってもいくらで決済するということを決めておく必要があります。

売買益を増やし続ければ、億単位で稼げる可能性もありますが、例えば震災など企業の業績関係なく株価が暴落する可能性があるということは常に意識し、リスクヘッジしなくてはいけません。。

デイトレーダーの現状と将来性・今後の見通し

近年、株取引がブームになり、デイトレーダーは増加傾向にあります。

それには、証券会社の手数料が自由化され安くなったこと、パソコンや高速ブロードバンドが普及したこと、プロ仕様クラスのチャートソフトが提供されるようになったことなどが影響を与えているようです。

経験を積むにつれて運用能力は伸びるといえますが、株式市場で取引をしているのは個人投資家だけではなく、銀行や証券会社など、たくさんのプロの投資家たちを相手にしていることを忘れてはならないでしょう。

一瞬で資産を失うリスクがある以上、デイトレーダーは安定とは無縁の職種だといわざるを得ません。

デイトレーダーの1日

朝夕は情報収集、日中はトレードに専念

日中の株式市場が開いている取引時間以外は、比較的自由に時間が使えるので、主婦のトレーダーも多いです。

また、先物取引という市場取引時間外の取引や為替FXは株式市場より長く取引できるので、夜中でもトレードする場合もあります。

5:30 ニュースを確認
テレビや新聞で昨日の欧米の経済の動きをチェックします。

8:30 寄り付きの板の状況を確認
実際の取引が始まる前に売買注文のバランスを見て各株の雰囲気を確認します。

9:00 前場スタート
トレード開始したらタイミングを見計らって売買を始めます。

11:30 休場
この間に昼食を取り休憩します。

12:30 後場スタート
午後のトレードを開始します。

15:00 取引終了
取引終了後はその日の損益を確認し、反省点などをまとめます。

22:00 欧米の株取引を確認
欧米の株の動きは日本株に大きく影響するので、スタートを確認してから就寝します。

デイトレーダーのやりがい、楽しさ

自分の予想が当たると利益が出せる

株取引の面白いところは、誰も注目していなかった会社が、画期的な商品開発を行い期待から大きく株価が上がるなど夢のあるところです。

地道な情報収集で見つけたまだ注目されていない株が注目されて、株取引が活性化すると、どんどん株価は上がっていき、大きな利益になります。

デイトレードでは、日々小さな売買益の積み重ねも大切ですが、このような大当たりがあると一気に資産が増やせることになるので、よりトレードが楽しくなります。

デイトレーダーのつらいこと、大変なこと

失敗が続けば資産を失う可能性あり

失敗が続けば資産を失う可能性あり

デイトレーダーに向いている人・適性

集中力・判断力がある人

株式取引中は、自宅にこもり誰とも話さずにパソコンのモニターに向かい仕事をするので、精神的に自立していて孤独に強い人が向いているといえるでしょう。

株価は色んな要因により価格が動くので、常に最新の情報をチェックする必要があります。

情報が溢れる社会で、調べだしたらキリがないので、普段から情報収集するのが好きで、勉強熱心な人でないと難しいです。

また、株価は思わぬ動きをすることがあるのでそれを見逃さない集中力と、とっさの判断力が必要です。

デイトレーダー志望動機・目指すきっかけ

兼業である程度実績ができた人が独立

サラリーマンや学生、主婦でも株取引はできます。

何も知識がない人がいきなり専業のデイトレーダーになるのではなく、まず兼業でトレードしてみて、売買益を増やし、要領を得たと実感できた時に、専業のデイトレーダーになろうと志す人が多いです。

また、元々証券会社勤務などで知識が豊富な場合など、証券会社に所属している場合はインサイダーなどの関係で自由に取引できないので、自由にトレードしたいと思い独立することもあります。

デイトレーダーの雇用形態・働き方

フリーランスに近い働き方

デイトレーダーは、組織に所属する分ではなく、在宅で仕事をするフリーランスに近いものです。

ごくまれに、社有資産などの効率的な運用のために、契約社員としてデイトレーダーの求人を行う企業もあるようですが、競争率は極めて高いです。

初心者のうちは、他に時間が自由な仕事を持ち、生活費を確保しながらデイトレードを始める人がほとんどです。

コツがつかめて安定した利益が出るようになってから、専業トレーダーになるパターンが王道だといえるでしょう。

デイトレーダーの勤務時間・休日・生活

株式市場が動いている間が勤務時間

株式市場で直接株取引ができるのは平日のみで、時間は前場と呼ばれる9:00?11:30、後場と呼ばれる12:30~15:00の合計5時間です。

しかし、取引終了後も、その日の取引状況の成功点や失敗点を分析したり、翌日取引する銘柄を探したり、研究するべきことはたくさんあります。

専業トレーダーの場合は土日祝日が休日になりますが、休みの間も常に株価に変動を与えそうなニュースに注目する必要がありますし、ビジネス雑誌や企業の情報が載った四季報などで情報収集します。

デイトレーダーの求人・就職状況・需要

デイトレーダーは会社に就職するものではなく、在宅で仕事をするフリーランスに近いものです。仕事でさえなく、たまに儲かる趣味のようなものだと表現する人もいます。

ごくまれに、社有資産などの効率的な運用のために、契約社員としてデイトレーダーの求人を行う企業もあるようですが、採用される確率は極めて低いでしょう。

初心者のうちは他に時間が自由な仕事を持ち、生活費を確保しながらデイトレードを始める人がほとんどです。

コツがつかめて安定した利益が出るようになってから、その利益を資金として専業トレーダーになるパターンが王道だといえるでしょう。

デイトレーダーの転職状況・未経験採用

増加傾向にあるが安定とは無縁の職業

近年、デイトレーダーは増加傾向にありますが、その背景には証券会社の手数料が自由化され安くなったこと、プロ仕様クラスのチャートソフトが提供されるようになったことなどが影響を与えているようです。

経験を積むにつれて、上手く売買益を稼げるようになりますが、株取引は銀行や証券会社などのプロの投資家たちを相手にしていることを忘れてはいけません。

一瞬で資産を失うリスクがあることを頭に入れて、相場の善し悪しに関係なく冷静にトレードする必要があります。