造園施工管理技士のつらいこと、大変なこと、苦労
業務範囲が広く、責任も大きい
国家資格を持って働く造園施工管理技士の多くは、組織の中でもチームメンバーをまとめ、指示を与えていくようなマネジメントの役割を担います。
日々の業務内容は、施工計画の立案から、現場の進捗状況および安全確認、資材発注、手順書や見積書作成といったように多岐にわたります。
そして工事現場に出て仕事をするばかりでなく、デスクワークもたくさん抱えることになるでしょう。
一般の作業員であれば、朝から夕方まで作業をして終われば帰宅することができますが、造園施工管理技士は遅くまで残って事務作業を片付けるような生活になることもあるようです。
責任ある仕事を任されることにやりがいを感じる一方、苦労も感じるかもしれません。
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体力も必要とする仕事
ひとことで造園施工管理技士といっても、その資格を持って働く人の肩書きは「庭師」であったり「ガーデンデザイナー」であったりと、まちまちです。
実際の仕事内容も人によって多少異なるところがありますが、全体的にみると、造園の仕事は屋外で行う作業が中心となり、重量のある機械を持ち運んだり、切った枝を集めたりと体力も要します。
とくに真夏や真冬など、厳しい気候条件の中で作業をしなくてはならないときはやはり肉体的な疲れも溜まりやすく、ハードな仕事だと感じることがあるかもしれません。
体力勝負のところがあるため、健康管理に気を付けておくことも重要です。
施工計画を立てる難しさ
植物は、その種類によっては年中いつでも植えられるわけではありません。
限られた植栽時期とお客さまが希望するスケジュールの中で工事の日程や工程を組み、工事が進んでからも段取りよく作業を進めていくことが重要ですが、ときには雨や雪などの天候に左右され、スケジュール通りに作業が進まないケースも出てきます。
こうしたなかで最良の結果が出るように現場を管理していかなくてはならないのは、造園施工管理技士にとって大変な仕事の一面だといえるでしょう。