セラピストへの転職・未経験採用はある?

セラピストへの転職状況は?

「人を癒す仕事」としてセラピストは人気が高く、他の職業から転職を考える人も多いようです。

たいていの場合、セラピストに必要とされるのは学歴ではなく技術ですから、セラピストは他業種からでも転職しやすい職業だといえるでしょう。

しかし、憧れでこの世界に入ったものの、現実は給与・待遇ともにあまり恵まれていない場合も多く、仕事として続けていくのが困難と判断し、早期にセラピストの仕事を離れてしまう人もいるようです。

転職を考える際には、現実的な面もよく考えて決断したほうがよいでしょう。

また、セラピストとして技術が未熟なうちはあまり顧客がつかないことも考慮して、完全歩合制ではなく固定給がもらえる職場を探すか、転職前にスクールである程度の技術を学ぶほうがよいかもしれません。

セラピストの仕事だけで生活を成り立たせていくのは、決して簡単なことではありません。

場合によっては、セラピストとして成熟するまでの間、掛け持ちで他のアルバイトをする覚悟を持つことも必要になるでしょう。

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セラピストへの転職の志望動機で多いものは?

セラピストになろうとする人は、自分自身がセラピーを受けて癒された経験を持っていたり、人と関われる仕事がしたいというところから、この仕事に興味を持つケースが多いようです。

他業種からセラピストに転職するうえで大切なことは、「人を癒す仕事が好き」という情熱を保ち続けることと、仕事で成し遂げたいことをきちんと考えておくことです。

なぜ自分がこの職業に就きたいのか、どうなりたいのかが明確であれば、目の前の仕事や状況が多少つらくてもやっていけるでしょう。

セラピストは優雅なイメージとは異なり、心身ともにハードで厳しい一面もある仕事なので、「ただ何となく憧れる」だけで転職してしまうのはオススメできません。

セラピストの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

未経験・社会人からセラピストになるには

未経験者や社会人がセラピストを目指そうとする場合には、まず養成講座やスクールでセラピーの基礎を学ぶ方法と、いきなりサロンなどへ勤務する方法などが考えられます。

養成講座やスクールでは、さまざまな種類のセラピーに関する基礎的な知識・技術が学べ、各団体が認定する民間資格の取得が目指せるものもあります。

セラピストの代表的な職場となるリラクゼーション系のサロンでは、未経験者でも採用するところがあります。

ただし、採用後すぐに第一線で勤務できるというわけでもなく、とくにボディ系セラピストであればおよそ1~2ヵ月間の社内研修を受け、その会社の認定する資格を取ってから現場に出るという流れが一般的となっているようです。

研修は会社ごとに独自のカリキュラムが組まれているため、他の店舗や会社でセラピストとしての経験がある場合でも、その会社の方針やオリジナルの手技を身につけるために、一通りの研修の受講が求められることもあります。

また、研修を終え、セラピストとして認められ、晴れて勤務が始まっても安心はできません。

働きながらもさまざまなことを学び続ける必要があるのです。

5年、10年と経験があるセラピストでも、お客さまに満足していただくための努力は日々惜しまないといわれています。

また、努力をしたからといって必ずしもお客さまが喜んでくださるとも限りません。

そんな奥深い癒しの世界をセラピスト自身が楽しむことができるかどうかが、この仕事を長く続ける秘訣になるでしょう。

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セラピストへの転職に必要な資格・有利な資格

ひとことでセラピストといっても、さまざまな施術を行うセラピストがおり、人によって得意分野も異なります。

そのため、どのようなセラピストになりたいのかによって、求められる知識や有利な資格も変わってくるといえます。

もし整体やマッサージを行うボディ系セラピストになりたいのであれば、「柔道整復師」や「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格を持っていると有利になるでしょう。

また、心理学の専門家として心理カウンセリングなどを行いたいのであれば、「臨床心理士」や「公認心理師」があると活躍の場が広がります。

このほか、人気のアロマセラピストに関連する民間資格も、さまざまな団体が認定するものがあります。

セラピストの仕事に関連する資格は多種多様ですが、この業界では資格以上に、実務経験や実践で生かせるスキルを持っていることのほうが評価される傾向にあります。

資格はプラスアルファだと考えて、セラピストとしての生きた知識・技術を磨くことを心がけるとよいでしょう。

セラピストを目指す人におすすめの資格は?

セラピストへの転職に役立つ職務経験は?

セラピストは技術職であることに加え、接客業の一面もあります。

そのため、接客・サービス業全般での職務経験はセラピストの業務でも生かせるでしょう。

お客さまの求めるものを理解し、相手を楽しませたり喜ばせたりする精神は、セラピストにとっても必須であり、仕事の基本中の基本です。

とくにセラピストの仕事では、お客さまとは1対1でのコミュニケーションが中心となり、お客さまに心地よい癒しを与えるために高いレベルでの接遇能力が求められてきます。

ホテルや企業等の受付、コンシェルジュ、レストランサービスなどの仕事の経験も生かせるでしょう。

このほか、このほか、美容やエステ、ヘルスケア関連の知識・技術も役立ちます。

セラピストへの転職面接で気をつけるべきことは?

セラピストへ転職する人はたくさんおり、また異業種からセラピストになる人も決して少ないわけではないため、未経験からの転職のハードルはそこまで高くありません。

面接もさほど厳しい内容ではなく、志望動機や勤務条件の確認などが中心となることが多いようです。

しかし、セラピストが働くサロンでは、給料は「完全歩合制」となっているところもあります。

その場合、そのような不安定な環境でも頑張って働き続ける覚悟があるかを問われることがあるため、面接までに自分の意思をきちんと固めておきましょう。

また、セラピストとしての現段階の知識・技術について確認されたときには、できることはできる、できないことはできないとハッキリ伝えるようにしましょう。

セラピストに転職可能な年齢は何歳くらいまで?

セラピストという職業は、年齢がそこまで問われない職業だといえます。

サロンのなかには若手を優先的に採用するところもありますが、スクールなどでセラピーの基礎を習得していたり、今後成長していこうとする意欲があれば、年齢不問で働けるサロンもあります。

しかし、セラピストの勤務先となるサロンや治療院などは、小規模のところも多く、給料が安かったり福利厚生がしっかりしていなかったりする場合があります。

そのため、若いうちは何とかなっても、年齢を重ねて家族を持つようになると生活が厳しくなってくる可能性があります。

しかし、人に癒しを与える仕事としては非常にやりがいのある仕事で、癒しの分野に携わっていきたい人、将来的に技術を身につけたい人であれば天職だと感じられるかもしれません。

給与や待遇面などに課題はありますが、技術を身につければ将来的に独立が可能であること、何歳まででも働き続けられることも含めて、本人のやる気次第でさまざまな展開ができる職業です。

未経験からセラピストの転職での志望動機

セラピストの求人は多く出ていますが、サロンによって個性があり、提供するメニューにも違いがあります。

そのため、志望動機を考えるときには、ただセラピストとして働きたいという気持ちだけでなく、数多くあるリラクゼーションサロンのうち、なぜそこを選んだのかを明確にすることが大事です。

可能であれば事前にサロンへお客さまとして足を運び、実際に施術を受けておくと、よりリアルな気持ちを伝えやすくなるでしょう。

そして、とくに未経験からの転職であれば、面接官は志望者がセラピストになりたいと思った理由を強く知りたがります。

志望動機の内容に正解・不正解はありませんが、セラピストという職業に興味を持ったきっかけや、自分がこの仕事に就きたいと考えた背景にある出来事や考えなどを洗い出し、言葉にまとめていきましょう。