セラピストの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

セラピストの業務スケジュール

セラピストの1日の流れは、就業する店舗や勤務形態によって異なります。

街中にあるサロンで午前中から夜遅い時間まで営業する店舗であれば、複数のセラピストが在籍し、「早番」「遅番」といった形で交代で勤務することが多くなるでしょう。

セラピストの業務内容は施術が中心にはなりますが、社員であればこれ以外にも店でのキャンペーンの企画立案、備品の発注、宣伝、金銭管理なども担当します。

一人で何役もこなす必要があり、繁盛時は目が回るほどの忙しさになることもあるようです。

また、勤務後にスキルアップのための練習や勉強会を行うことも多く、熱心なセラピストを抱える店舗では拘束時間が長くなるケースもあります。

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リラクゼーションサロンで働くセラピストの1日

早番勤務の日

8:30 出勤
制服に着替え、掃除や備品チェックなど、開店前の準備を行います。
9:00 開店
午前中は予約のお客さまを中心に施術をします。

継続で来店してくださる方には、前回の施術からの体調の変化なども確認して進めます。

12:30 休憩
施術の合間をぬって昼休憩をとります。
13:00 デスクワーク、洗濯
遅番スタッフが出勤してきたので、デスクワークをし、店で販売する新商品のPOPを作ります。

また、施術着やタオル類の洗濯も行います。

15:00 新規のお客さまを担当
予約に空きがあれば飛び込みで来店される新規のお客さまも受け入れます。

カウンセリングを必ず行い、お客さまの困りごとや心身の様子を見極めて、慎重に施術を始めます。

16:30 勤務終了
連絡事項を遅番スタッフに引き継ぎをし、店を出ます。

早く上がれた日はそのまま買い物などに出かけることもあります。

遅番勤務の日

8:00 起床
遅番の日は午前中を自由に使えるので、家事や雑務を片付けます。
13:00 出勤
早番のスタッフから店舗の状況などについて伝達を受けます。
13:30 施術
自分を指名してくださるお客さまとは会話もはずみます。
16:00 休憩
夕方以降は会社帰りのお客さまの来店が増えるので、その前に休憩をとります。
21:00 営業終了
すべてのお客さまの施術が終わったら閉店準備に入ります。

その日に使った道具やタオル類などは当日中に片付け、清潔な状態を保てるようにします。

21:30 退勤
戸締りをしっかりとして帰宅します。

完全予約制の店で働くセラピストもいる

個人経営の店で働くセラピストの場合、多くは完全予約制のスタイルで施術を行っています。

営業時間はまちまちですが、お客さまのニーズがある10時~20時の間に予約を取ることが多いようです。

このような個人経営のセラピストの場合、予約時間以外は自由時間ですので、1日を通して縛られることはあまりありません。

なかには他の仕事と掛け持ちで活動する人、自宅で空き時間に施術を行う人などもいます。

独立開業をして自分で店を出しているセラピストも、予約を中心に、自分のペースで働いている人が多いようです。

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セラピストの勤務時間・休日

働き方は人によってさまざま

セラピストの勤務時間は、雇用形態や働き方によってまちまちです。

必ずしも正社員としてフルタイム勤務をする人ばかりでなく、なかにはパートとして午前中のみの出勤であったり、1日に数時間の勤務という人もいます。

なかには固定給が支払われるわけではなく、指名などに応じた「完全歩合制」となっている店舗もあります。

その場合、出勤した時間分の給与が保証されるわけではないため、人によっては8時間以上勤務する人もいます。

また、セラピストは独立し、フリーランスで仕事をしていたり、自分のリラクゼーションサロンを開業して働くような人もいます。

その場合、勤務時間や休日はとくに決めておらず、お客さまの予約に合わせて働くスタイルをとる人もいます。

セラピストの勤務時間

セラピストの勤務時間は、基本的には勤務先となる店舗の営業時間に準じます。

1日に12時間を超えるような長時間の営業をする店舗では、だいたい「早番」「遅番」といったシフトが組まれ、早番の人は営業時間開始の30分から1時間前に出勤して掃除や準備をし、遅番の人は閉店後に掃除や売り上げ管理を行います。

店によってはこの作業をほぼ1人でこなす場合もあり、そういった店舗では必然的に勤務時間・拘束時間は長くなります。

業界の傾向として、店舗の営業時間は10時前後に開店し、夜は20時もしくは21時前後に閉店という店が多いようです。

セラピストの休日

セラピストにとって、最も忙しくなりやすいのは週末です。

とくに都市部のサロンでは、土曜日や日曜日は平日働いている人からの施術の予約が入ることが多いです。

その場合、セラピストの休日はおもに平日となるでしょう。

一方、住宅地など立地によっては、平日の昼間にお客さまの予約が多く入るところもあります。

基本的にはお客さまの都合に合わせて働きますが、定休日を設けている店舗もあれば、年中無休でスタッフが交代で休みをとる店舗もあります。

セラピストの残業時間

セラピストの仕事では、基本的に決められているメニューに沿ってお客さまに施術をしていくため、スケジュールは組みやすいといえます。

アクシデントやトラブルが発生しない限り、長時間の残業となることは普通ありません。

完全予約制で施術を行う場合には、急なお客さまの予約が入りにくいため、より時間内で仕事を終わらせやすいでしょう。

ただし、人員が足りない店舗に勤務する場合には、長時間勤務を求められることがあります。

セラピストは忙しい? 激務?

セラピストの仕事は、季節や天候によって客足が遠のく場合もあり、忙しさに波が出やすいことが特徴です。

歩合制で働くセラピストの場合、お客さまが少ない時期は収入が減ってしまい、苦しい思いをするかもしれません。

また、店舗内のセラピスト数が少ない場合は拘束時間も長くなりがちで、場合によっては10時間以上勤務するというケースもあるようです。

施術時間だけでなく、バックヤードで働く時間も考えると全体的に拘束時間は長めで、それを負担に思うセラピストもいるようです。

セラピストの休日の過ごし方

セラピストは、もともとリラクゼーションや癒しに興味を持っていることから、休日は趣味を楽しみつつゆったりと過ごす人が多いようです。

自然散策をしたり、アート鑑賞やグルメを楽しんだりする人もいます。

休日は丸々休みに当てられますが、勉強熱心なセラピストは休みを使って他の店舗で施術を受け、技術や接客の勉強をしているようです。

また、新たな技術を習得すべく、休日を利用して講座や講習を受ける人もいます。

なお、フリーランスとして業務委託契約を結んでいるセラピストや、完全歩合制で働くセラピストの一部は、生活に必要なお金を稼ぐために休日に他のアルバイトをする人もいるようです。