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仕事体験談

会社選びにおいて大事なことはお客さまと商流

回答者 : ramuneさん(男性/35歳)

職業名 : システムエンジニア現在の状態 : 経験者経験年数 : 11年

仕事内容
ソフトハウス2社と、ソフトウェアベンダーを経験しています。

ソフトハウスは、客先常駐での業務となり、勤務地は客先になります。

私はみなとみらい、戸塚、湘南台の現場を経験しました。

基本的に客先では、同社の上長を含む社員がおり、同じチームになることもあれば、お客さまと他社の混成チームになることもあります。

役割は基本設計、コーディング、テストがメインになります。

開発対象は客先によって多岐に渡ることがあります。

私は保険、製造、電力などを経験しました。

上流工程への希望や待遇面の不満から、ソフトウェアベンダーに転職しました。

こちらは港区の本社勤務でした。

金融界のパッケージ製造、販売を行う、50名程度のベンダーになります。

中途採用のため、入社時からチームリーダー、プロジェクトリーダーを任せていただきました。

要件定義、開発計画などの工程から、製品リリース、その後の運用、保守まで一貫して関わりました。
仕事のやりがい
ソフトハウス時代は、プログラムが動くことや新しい工程を任せていただくことなどにやりがいを感じました。

ソフトウェアベンダーに勤めてからは、新製品プロジェクトを任せていただくことや、まだ世の中にないサービスを生み出せたこと、お客さまから感謝の言葉を述べていただいたときなどにやりがいを感じました。
覚悟しておいた方がいいこと
ソフトハウスは、どのような会社でも、商流の都合上、高給は望めません。

また、客先によって勤務地や勤務時間が変わるため、ライフスタイルにも影響があると思います。

ソフトウェアベンダーは、自社製品が売れれば儲かりますが、売れなければダイレクトに給与に影響します。

ソフトハウス、ソフトウェアベンダー共通の事項ですが、納期直前や、インシデント発生時などは長時間の残業が発生することも珍しくありません。
給料・待遇
ソフトハウス1社目は、23歳で入社し25歳で退職しました。

勤続2年で月収は約20万(退職時)、年収は約280万でした。

資格手当は一時金が出ました。

交通費の支給に限度額があったほか、入社前研修の受講が必須で、かつ給与は出ませんでした。

ソフトハウス2社目は25歳で入社し、28歳で退職しました。

勤続2.5年で、月収は約24万(退職時)、年収は約340万でした。

資格手当は一時金が出ました。

ソフトウェアベンダーは28歳で入社し、35歳で退職しました。

勤続7年で、月収は約36万(退職時)、年収は約530万でした。

資格手当は一時金が出ました。

他に出張や運用等に手当が出るほか、業績が良ければ特別ボーナスも出ます。

大手企業の子会社のため、産休、育休、休暇制度などは充実しています。
この職業の恋愛・結婚事情
結婚はされている方、されていない方が半々くらいという印象を受けました。

また、結婚する年齢も、1~2年目から結婚する方もいれば、40歳前後で結婚される方もいます。

いずれの会社でも、社内恋愛から結婚される方はいましたが、女性社員が少ない業界ですので、そう多くないケースだと思います。

全体的に、同業より、他業種の方と結婚される方が多いように思います。

30代の半ばを超えたあたりから、忙しくなってしまって、出会いの機会を得られない方や、趣味などに時間とお金を使うようになり、結婚を諦める方が少なからずいらっしゃいます。

出会いを求める方は、合コンや友人の紹介、SNSなどで出会うことが多いように思います。

昔からの同級生と結婚した、という話はあまり聞きません。

結婚後の生活ですが、奥さんが強い夫婦が多いように思います。

また、夫がIT業界の場合、帰宅が遅くなることが多く、平日の育児に参加できないため、奥さんが育児に参ってしまう話も多々聞きます。

それが原因で離婚した方もいました。
この職業を目指す人へのメッセージ
IT業界は残業して稼ぐイメージが強いとは思いますが、昨今の社会情勢から、残業をセーブし、休暇取得を促進する会社が増えています。

また、会社選びにおいて大事なことは、お客さまと商流です。

B to Bの企業なのか、B to Cの企業なのか、B to Bならばどの業界がターゲットなのか、を知ることが大事です。

B to Cは当たれば儲かりますが、不特定多数のお客さまを相手にするため、負荷が高い仕事になるかもしれません。

B to Bは、売り上げがお客さまの都合に左右されます。

不況の業界を相手にしているようならば、待遇も伸び悩むかと思います。

商流は、お客さまから直接の契約なのか、二次請けなのか、それ以下なのか、ということです。

商流が下流になるにつれ、会社としての売り上げも低くなりますし、社員の待遇も悪くなります。

一般的に、有名企業の子会社ならば、それほど下流にはなりませんが、独立系の会社はよくよく調査することをお勧めします。

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