数学者のやりがい・楽しさ・魅力
数学者のやりがい・楽しさ
研究に没頭できる
学問の世界に没頭できることは、数学者のみならず研究職全般に共通するやりがいです。
研究だけで生計を立てることができる数学者はそれほど多くありませんが、日々難解な問題に挑んだり、新たな問題を生み出す努力を重ねたりすることは、全ての数学者の目標です。
教育者としての喜び
数学者の中には大学などの教育機関に籍を置き、教育者として学生や生徒に関わっている人も多くいます。
自身の研究もさることながら、学問を志す学生や生徒に、自身の知識を教えることにやりがいを見出している人も少なくありません。
数学は、問題に対する答えが決まっているため、指導した学生や生徒の理解を明確に感じることができる学問分野であるといえます。
他の学問に比べて、指導者としての実感を強く感じることができるため、大きなやりがいを感じることができるでしょう。
研究の成果が認められる
数学者として研究をしていくなかで、研究の成果が認められることは、何よりもうれしいことです。
数学のノーベル賞といわれる「フィールズ賞」、国際数学連合(IMU)創設の「ガウス賞」などがあげられますが、こうした優れた実績を残すことができれば、歴史に名を残すことも可能です。
数学者として活躍するなかで、これらの賞を受賞することで、より数学に携わることに対してやりがいを実感できることでしょう。
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数学者の魅力
難問に挑む魅力
数学者として難解な問題に挑むことは辛く苦しいことも多い反面、これまで誰も解くことができなかった問題には強い好奇心を感じることも多いでしょう。
数学を好む人の多くはこのような魅力を感じているといえ、たとえ研究者という立場になろうとも、変わることはないでしょう。
むしろ、この思いを原点に数学を楽しむ気持ちを忘れずにいることこそ、数学者の本質であると考えることもできます。
数学の第一人者となる
誰も解くことのできなかった問題に解答できたときや、新たな法則を見つけたとき、また新しい公式を作ることができたときなど、自分が第一人者となることは大きな喜びです。
多くの数学者が憧れる、数学者最大の魅力であるといえるでしょう。
自分の生み出した公式があらゆる人に使用される喜びは、何にも代えがたいものです。
現在でも使用されている円周率の近似値は、紀元前2000年頃から使われているといわれています。
何世紀にもわたり、時代を超えて自分の功績を残せる可能性のある職業であることは多くの数学者のモチベーションを支えているといえるでしょう。
社会の発展に貢献
現代の生活には、数学は切っても切り離せないものです。
新しい薬を作ったり、ロケットを開発したりといった科学の発展には、数学も大きく貢献しています。
数学は結果が出るには非常に時間のかかる学問ではありますが、一度結果が出るとさまざまな分野に波及し、大きく飛躍を遂げることも多いです。
自分が研究した成果が、間接的に社会の役に立っているということは、数学の大きな魅力です。