食品衛生監視員の求人状況・就職先選びのポイント

食品衛生監視員の就職先にはどんなところがある?

食品衛生監視員は、国家公務員もしくは地方公務員として活躍します。

代表的な職場は、国家公務員であれば厚生労働省が管轄する空港や港湾の検疫所、地方公務員であれば各自治体の保健所となります。

検疫所での業務は、輸入食品監視、試験検査、検疫衛生が中心で、保健所での業務は飲食店等の営業施設の許可、食品検査、食中毒の調査などとなります。

どちらも「食の安全・安心」を守る業務に携わることは同じで、食品衛生に関する専門的な知識と能力が必要とされます。

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食品衛生監視員の求人の状況

食品衛生監視員は、常に一定の需要がある職種です。

とりわけ現代の日本においては食品の輸入量も増加の一途をたどっており、専門知識と能力、必要な資格を有し、検疫所で輸入食品の監視業務に携わることができる食品衛生監視員が、より必要とされるようになっています。

このほか、有害物質の混入や農薬の残留など、食品に関連したさまざまな問題が提起されているいま、食品の安全確保に対する要望はますます強くなっています。

食品衛生監視員のさらなる活躍に期待が高まります。

なお、食品衛生監視員は国家公務員・地方公務員とも、退職等による欠員、あるいは業務状況など全体のバランスを見ながら採用者数が決められています。

たとえば、「2020年度 国家公務員食品衛生監視員採用試験」における採用予定数は約25名となっています。

また、「令和2年度 東京都職員採用試験 1類B採用試験(一般方式)」においては、食品衛生業務に携わる「衛生監視」区分の採用予定者数は10名となっています。

他の自治体では採用人数がもっと少ないところもありますし、年度によっては採用がない場合もあります。

食品衛生監視員の就職先の選び方

公務員として働く食品衛生監視員は、民間企業の仕事に就くときのように、たくさんの会社から就職先を選択するわけではありません。

しかし、国家公務員と地方公務員では、なるためのルート(公務員試験の種類)が異なりますので、この仕事を目指すのであれば、将来的に食品衛生監視員としてどういった場所で働きたいのかを事前に考えておくとよいでしょう。

また、自治体においては、必ずしも東京都のような衛生監視系の採用区分が設けられているわけではありません。

そのため、希望しても食品衛生監視員の仕事に就けない可能性もありますので、どうしても食品衛生監視員として働きたい場合は国家公務員の道を目指すほうがよいでしょう。

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食品衛生監視員の志望動機・面接

食品衛生監視員を目指す人の多くが、学生時代に食品や栄養の勉強、あるいは農学や微生物などの研究をしており、身につけた知識を生かせる仕事に就きたいという思いを持っているようです。

一般にはあまりメジャーでない職業かもしれませんが、公共性が高く、社会に貢献できる仕事として、強い熱意で食品衛生監視員を志す人は多くいます。

専門性が求められる仕事なので、採用試験の面接では、自分が学んできた知識を、今後どう仕事に生かしていきたいのか、どんな活躍をしたいのかを具体的に伝えることが大切です。

志望先の職場の役割をよく理解し、食品衛生監視員としてどうありたいかを自分の言葉でまとめておきましょう。

食品衛生監視員の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

食品衛生監視員になるための公務員試験の情報は、人事院(国家公務員)もしくは各自治体(地方公務員)の採用ページに掲載されます。

採用情報は毎年変更になりますので、最新の情報はそちらを確認するのが確実です。