【2022年版】歯科助手の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説
目次
歯科助手の平均年収・給料の統計データ
歯科助手の平均年収は300万円前後が相場といわれており、民間会社員の平均年収と比べるとやや低めです。
ただし、この仕事は女性が多く、正社員以外にアルバイト・パート、あるいは派遣社員として働く人も多いため、実際の給料は働き方によっても異なります。
歯科助手には国家資格などが必要なく、未経験からでもスタートできますが、実務経験を積んで現場で臨機応変に動けるようになると評価され、昇給につながります。
高収入を望むのはやや難しいといえる職業ではありますが、歯科助手が働ける歯科医院・クリニック等は全国各地に数多くあるため、経験・実力次第では、手厚い待遇・福利厚生がある勤務先で働けるチャンスを掴めるでしょう。
歯科助手の平均年収・月収・ボーナス
賃金構造基本統計調査
厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計調査によると、歯科助手の平均年収は、37.9歳で323万円ほどとなっています。
・平均年齢:37.9歳
・勤続年数:6.3年
・労働時間/月:167時間/月
・超過労働:9時間/月
・月額給与:241,700円
・年間賞与:334,300円
・平均年収:3,234,700円
出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。
求人サービス各社の統計データ
職業・出典 | 平均年収 | 年収詳細 |
歯科助手 (Indeed) |
2,772,101円 | 時給920円 |
日給 11,490円 | ||
月給 196,269円 | ||
歯科助手 (求人ボックス) |
302万円(正社員) | 平均時給 |
派遣社員:1,250円 | ||
アルバイト・パート:1,007円 | ||
歯科助手 (転職ステーション) |
218万円 | - |
歯科衛生士・歯科助手 (転職会議) |
295万円 | 20代前半:302万円 |
20代後半:291万円 | ||
30代:292万円 | ||
40代以上:260万円 | ||
最高:520万円 | ||
最低:190万円 |
歯科助手の手取りの平均月収・年収・ボーナスは
正社員として歯科医院に勤務する歯科助手(年収300万円・ボーナス30万円含む)の場合、手取り月収は18万円前後となるでしょう。
ボーナスの支給は待遇のよい歯科医院・クリニックだと年2回、さらに業績次第で追加支給されることがあります。
未経験者や新人のうちは手取りが少なく、あまりゆとりのある生活にはならないと感じている人も多いです。
経験を積んで臨機応変に現場で立ち回れるようになったり、後輩の教育ができるようになったりすると、手取り25万円を超える人も出てくるようです。
歯科助手の初任給はどれくらい?
歯科助手の初任給は個人差がありますが、正社員の場合、17万円~22万円ほどが相場といわれます。
完全な未経験者の場合は低めですが、「歯科衛生士」になるための勉強をしながら歯科助手として働く場合には、少し高めの初任給となることもあります。
歯科助手は特別な資格・スキルがなくても働ける職業であるため、就職した時点での能力によって初任給には違いが出てくると考えておくとよいでしょう。
歯科助手の勤務先の規模別の年収(令和3年度)
歯科助手の年収は規模が大きくなると若干増えるようです。
10人〜99人規模の事業所に勤める歯科助手の年収は317万円、100〜999人規模は340万円、1,000人以上規模は344万円、10人以上規模平均は323万円となっています。
上記グラフの基タイトルは「その他の保健医療サービス職業従事者」で動物看護師など他職業を含むデータです。
※賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。
歯科助手の年収は、年齢が上がってもあまり変わらない傾向にあります。最も年収が高い世代は、40~44歳の383万円です。 全年代の平均年収は323万円となっています。 上記グラフの基タイトルは「その他の保健医療サービス職業従事者」で動物看護師など他職業を含むデータです。 歯科医院やクリニックでは、歯科助手以外にも、歯科医師や歯科衛生士、受付スタッフなどが働くため、お互いの連携が欠かせません。 とくに、歯科助手の勤務先は一般企業と比べると小規模であり、スタッフ同士の良好なコミュニケーションや信頼関係が重要です。 そのため、歯科医院・クリニックでは、できるだけ働きやすい環境づくりをする一貫として、福利厚生を充実させているところも多いようです。 歯科医院によっては、さまざまな手当(歯科助手手当、皆勤手当、精勤手当、早出手当、目標達成手当など)が支給されたり、有給を積極的に取得できる体制を整えていたりします。 ただし、実際の福利厚生の内容は医院ごとにまったく異なるため、給料とあわせてよく確認してから、勤務先を決めるほうがよいでしょう。 歯科助手の給料や年収、待遇は勤務する歯科医院・クリニックによって異なります。 正社員として働く場合、歯科助手の平均的な月収は約17万円〜22万円ほどが相場とされています。 年収にすると300万円前後がボリュームゾーンと考えられ、民間会社員の平均年収から比較するとやや低めです。 ただし、歯科助手の勤務先は日本全国にたくさんあり、実際の給料は地域や医院ごとの差が大きく、地方よりは都市部のほうが高めです。 歯科助手としての経験が豊富で、規模の大きな医院で診療補助にまで携わる場合には、給料は高くなる傾向にあります。 歯科助手として働くにあたって、必須とされる学歴や資格はありません。 そのため、実際に歯科助手として勤務している人の知識やスキルはまちまちで、個々の能力によって給料に違いが出ることも多いです。 未経験者や現場に出たばかりの人は給料が低くなりがちですが、経験を積んでいけば着実な昇給につながることもあります。 歯科助手は、派遣社員としてのニーズもあります。 派遣の給料は時給で支払われるパターンが多く、即戦力になれる人が求められることが多いため、直接雇用のアルバイト・パートの時給よりもやや高めの傾向です。 単純に時給換算すると正社員よりも高くなる場合もありますが、ボーナスや手当の支給がなかったり、働ける時間が限られていたりすることもあり、やや不安定な働き方になることが多いでしょう。 歯科助手のアルバイト・パートの求人は比較的多く出ています。 業務内容は歯科医院・クリニックによって異なりますが、簡単な器具の準備や清掃、受付などの範囲であれば、未経験者でも採用されることはあります。 アルバイト・パートの給料は基本的に時給制で、正社員と同様、医院・クリニックごとに異なります。 経験を積んでいくことで少しずつ昇給することがある一方、正社員の歯科助手に比べると収入が安定しなかったり、手当や休暇などの待遇面は劣る場合が多いです。 歯科助手を募集する歯科医院・クリニックなどは日本全国に数多くあります。 そのため、多くの選択肢の中から、自分が希望する勤務条件に合う場所を探すことができるでしょう。 都市部のクリニックでは、手厚い待遇の下で勤務できる環境が整備されている場合もありますし、昇給システムがしっかりしているクリニックを選べば、自分の努力に応じて収入アップが見込めます。 しかし、歯科助手は人気がある職業なだけに、やはり条件がよい求人には多くの人が応募し、採用ハードルが高くなりがちです。 少しでもよい条件で働きたい場合には、まずはアルバイトでもよいので地道に歯科助手としての実務経験を積むことが大切です。 現場ですぐに活躍できる知識・スキルを備えていれば、転職をきっかけに収入アップを目指しやすくなるでしょう。 また、多くのスタッフや患者さんと接する歯科助手は、コミュニケーション能力や人柄も重視されやすいです。 「協調性」や「チームワーク」を意識して働ける人だと、高く評価されることがあります。歯科助手の勤務先の年齢別の年収(令和3年度)
歯科助手の福利厚生の特徴は?
歯科助手の給料・年収の特徴
地方よりも都市部の給与水準が高め
経験・スキルに応じて昇給が望める職場も
歯科助手の正社員以外の給料・年収
派遣社員
アルバイト・パート
歯科助手が収入を上げるためには?