司法書士に向いている人・適性・必要なスキル

  
司法書士は難関である司法書士試験を合格した後も、仕事内容は簡単でなく正確性や責任感が伴う難しい職業です。

また近年は、新しいビジネスチャンスも生み出せるようになり、積極的に新しいアイディアを考えられる人にも向いています。

この記事では、司法書士に向いている人・適性・必要なスキルについて解説します。

司法書士に向いている性格・適性

司法書士に向いている性格・適性
  • 几帳面な人
  • 責任感の強い人
  • 新しいビジネスを創造できる人

几帳面な人

司法書士に何よりも求められるのは、仕事の正確性です。

司法書士が取り扱う業務は、登記関係や裁判所関係など顧客の重要財産や、あるいは人生そのものに関連したものばかりですので、その影響力は甚大です。

もしも書類に不備があったりすると、取り返しのつかない事態を招きかねませんので、司法書士には、些細なミスも見逃さない几帳面な性格の人が向いているでしょう。

責任感の強い人

案件を進めていくにあたっては当事者が多かったり、法律解釈が難しかったり、手続きが煩雑だったり、あるいはスケジュールがギリギリだったりと困難に直面することも多々あります。

しかし曖昧なまま仕事を進めてしまったり、予定に間に合わなかったり最悪の場合、途中で仕事を投げ出してしまうようでは、司法書士として顧客からの信頼を得ることは不可能です。

司法書士には、依頼された案件をきちんと最後までやり遂げるという責任感が非常に重要といえます。

新しいビジネスを創造できる人

近年、司法書士の業務は多様化する傾向にあり、とくに独立開業している司法書士については、さまざまなビジネスチャンスを自分で生み出すことが可能になっています。

独占業務を有する士業だからといって、資格にあぐらをかくことなく、積極的に新しいアイディアを考える人が、これからの司法書士に向いているでしょう。

これまでになかったサービスの提供にチャレンジする「資格起業家」と呼ばれる人も増加傾向にあり、なかには商業的に大きな成功を収めている司法書士もいます。

司法書士になるには

司法書士に必要なスキル・能力

司法書士に必要なスキル・能力
  • 法律知識
  • 事務処理能力

法律知識

司法書士の業務はいずれも法律に関するものばかりであり、また手掛ける案件の種類も、民法関係・商法関係・訴訟関係と、かなり幅広いことが特徴として挙げられます。

資格取得のための試験勉強はもちろん、司法書士として働きだしてからも、最新の法改正に対応したり、守備範囲を拡げて顧客獲得に役立てるために法律について日々勉強し続けなくてはなりません。

法律知識は司法書士にとって必須ですので、法律についての勉強を苦にしない性格であることが望ましいといえます。

事務処理能力

司法書士が受け取る報酬は、基本的に案件ごとの単価制であり、その金額は多くが数万円前後、高いものでも10万円~20万円が相場です。

このため、司法書士は一人で複数の案件を抱えることが一般的であり、マルチタスクで業務を進める高い事務処理能力が求められます。

独立している場合はとくに手掛ける案件数が自身の収入に直結しますので、同時並行で複数の案件を手際よくこなすことが必要になるでしょう。

司法書士に向いていない人

司法書士に向いていない人
  • サービス精神がない人
  • 不愛想な人

司法書士に限った話ではありませんが、世の中の人々から「先生」と呼ばれるような専門職に就く人のなかには、態度が横柄な人も一定数見受けられます。

かつては、司法書士という難関資格を取得できただけで、なかば自動的に案件が舞い込んでくるという恵まれた時代もありました。

しかし長引く景気低迷による登記案件数の減少や、資格保有者数の増加などを背景として、司法書士を取り巻く環境は厳しさを増しており、案件獲得競争は激化しています。

世間一般のサービス業と同じように、司法書士についてもクライアントあっての商売であるという認識がますます重要になっていますので、サービス精神がない人は司法書士に向いているとはいえません。

依頼者よりも自分のほうが立場が上であると錯覚し、「仕事をしてやっている」という態度を取るような司法書士や、不愛想な司法書士は、遠からず淘汰されていくことになるでしょう。

司法書士に向いている人・適性・必要なスキルのまとめ

司法書士に何よりも求められるのは、仕事の正確性です。

司法書士が取り扱う業務は、登記関係や裁判所関係など、顧客の重要財産や、あるいは人生そのものに関連したものであるため書類に不備があったりすると、取り返しのつかない事態を招きかねません。

些細なミスも見逃さない正確性をもった几帳面な性格の人が向いているでしょう。

また依頼された仕事を最後までやり遂げるという責任感も必要です。

さらに司法書士はさまざまなビジネスチャンスを自分で生み出すことが可能になってきていることから、独占業務を有する士業だからといって、あぐらをかくことなく積極的に新しいアイディアを考える人が、これからの司法書士に向いているでしょう。

もちろん、一人で複数の案件を抱えることが一般的であることから法律知識・事務処理能力は必須であるため、勉強を苦にしない性格であることが望ましいといえます。

ただし、あくまでも接客業であるため仕事をしてやっているという態度を取るような司法書士や、不愛想な司法書士は、遠からず淘汰されていくことになるでしょう。