働きながら司法書士に合格できる?

 
司法書士試験には学歴・年齢が定められておらず、誰でも挑戦できます。

また、平均合格年齢は30代後半であり、その多くはすでに働いている社会人であるため、仕事をしながら資格取得を目指すのは珍しいことでありません。

しかし、勉強だけに集中する人よりも努力は必要でしょう。

この記事では、働きながら司法書士に合格するためにはどうしたらいいのか解説します。

社会人から司法書士を目指すルート

司法書士試験に学歴や年齢といった受験資格は定められておらず、試験に合格しさえすれば誰でも司法書士になれます。

社会人であっても、いったん仕事を辞めてどこか特定の学校に通学することが必須条件というわけではありません。

ただ、試験自体の難易度は非常に高く、合格するためには膨大な量の法律知識を身につけなくてはならないため、人によっては仕事と試験勉強の両立が難しいケースもあります。

このため、社会人から司法書士を目指すルートとしては、退職して資格専門学校などに通い、試験勉強だけに集中する「専業」と、働き続けながら資格取得を目指す「兼業」の2パターンが考えられます。

どちらを選択するかは、個人の法律知識量や勉強の得意・不得意、経済状況、家庭事情次第ですが、社会人から司法書士を目指す人の多くは兼業で資格取得に挑んでいます。

働きながら司法書士の資格を取るには

司法書士試験は、一定の得点を取った人全員が合格するという絶対評価ではなく、高校受験や大学受験のように、あらかじめ合格者数が定められており、受験者同士で競わなければならない相対評価の試験です。

このため、専業で試験勉強だけに集中している人たちに比べると、同じ枠を巡って争う兼業の受験者は、どうしても不利になってしまうことは否めません。

しかし、働きながら司法書士資格を取得することも決して不可能ではなく、実際に兼業で合格した人も多数います。

社会人は、仕事を持っている関係上、どうしても学習に充てられる時間が限定されるため、勉強時間の不足をどう補うかが合否を分けるカギになるでしょう。

1年前後の短期ではなく、最初から2年程度の長期計画を立てて、コツコツと勉強に励む選択肢もあります。

通信や独学で勉強する

働きながら司法書士を目指す場合、通勤時間や昼食などの休憩時間、あるいは業務終業後に自宅で過ごす時間を使って試験勉強に励むことになります。

独学で勉強する道もありますが、限られた時間を有効利用するためには、通信教育で司法書士対策講座を受講するという方法も考えられるでしょう。

近年はIT技術の発展により、パソコンやスマートフォンを利用して、インターネット上で問題の添削を受けることも可能になっています。

こうした方法をとれば時間や場所を選ばず学習が進められるため、とくに忙しい社会人にはメリットが大きいでしょう。

オンラインの学習サービスは、専門学校や予備校が運営しているものもあれば、通信教育だけに特化した事業者が提供しているものもあります。

社会人経験が司法書士の仕事にプラスになることはある?

司法書士は、有資格者だけが行える専門性の高い職業であるとはいえ、サービス業であることに変わりはありません。

依頼者にどう接するかが重要であり、社会人として培ったマナーや一般常識、接客スキル、コミュニケーション能力などが業務に生きるケースは多々あります。

また、書類作成などのデスクワークが多い関係上、office関連をはじめとした一般的パソコンスキルを前職で身につけていれば、司法書士の仕事にも非常に役立つでしょう。

さらに、不動産会社や銀行などの金融機関で働いていた人については、土地や建物に関する知識や融資手続きに関する知識が、司法書士の登記業務にプラスになるといえます。

働きながら司法書士に合格できる? のまとめ

司法書士試験は学歴や年齢は関係なく、誰でも挑戦できます。

社会人から司法書士を目指すルートは、退職して資格専門学校などに通い、試験勉強だけに集中する「専業」と、働き続けながら資格取得を目指す「兼業」の2パターンが考えられます。

働きながら司法書士資格を兼業で合格した人も多数いますが、どれだけ効率よく勉強を進めるかがカギを握ります。

独学で勉強する道もありますが、限られた時間を有効利用するためにはオンラインサービスを利用しつつ、通信教育で司法書士対策講座を受講する方法を検討してもよいでしょう。