車掌の勤務時間・休日

車掌の勤務体系はシフト制となっており、勤務時間・休日は日によって異なります。

泊まり勤務もあるものの、どの鉄道会社でも労働基準法にもとづいて週平均の所定労働時間は40時間とされているため、労働時間が特別に長いというわけではありません。

車掌の休日は、基本的に週休二日制となっており、有給休暇・特別休暇・結婚休暇・出産休暇などもあります。

この記事では、車掌の勤務時間・休日について解説します。

車掌の勤務時間

電車は早朝から深夜まで走っているため、車掌の勤務体系はシフト制となっています。

始発や終電に乗務する車掌は泊まり勤務をして対応する必要があり、勤務時間は日によってバラバラです。

朝から夕方まで働く日もあれば、昼から翌日の朝まで働く日もあります。

明け方や早朝に起きなければならないことも多く、起きるのが苦手な人は最初は少し苦労するかもしれません。

詳しい勤務スケジュールは会社や状況によっても異なりますが、
「泊まり→明け→日勤→休み(休日)」を繰り返して働くスタイルが一般的です。

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車掌の休日

車掌の休日は、基本的に週休二日制となっています。

しかし、電車は平日も土日も関係なく運行するため、車掌の休日が土日になるとは限りません。

また、続けて2日間休めるときもあれば、飛び飛びでの休みになることなどさまざまです。

どうしても不規則な生活になりがちですが、泊まり明けの日は、勤務終了後は実質休みとなるため、もし次の日から2日間休みの場合は2日半休めるなど、考え方によっては有効に時間を使えます。

休暇に関しては、年間10日ほどの有給休暇が使えます。

ただし、駅や列車の利用客が多い年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどは鉄道会社の繁忙期に当たるため、休暇はとれないことが多いと考えておいたほうがよいでしょう。

そのほか、

  • 特別休暇
  • 結婚休暇
  • 出産休暇

などが付与されます。

車掌の残業時間

車掌は決められたシフトに沿って仕事をしているため、大幅な電車の遅延や災害・事故などのトラブルがなければ、残業は決して多くありません。

一方、事故などが発生した場合には、状況が落ち着くまで、長時間残って対応しなくてはならないことがあります。

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車掌に夜勤はある?

一般的に、車掌は泊まり勤務の人が終電を担当して、翌日の始発をそのまま担当します。

ただし、泊まりの日も連続して働き続けるのではなく、列車が動いていない深夜には仮眠室で仮眠がとれます。

また、乗務を予定している車掌の急な体調不良などに備え、出勤をして待機する「予備交番」の日もあります。

車掌は忙しい? 激務?

車掌は、基本的には毎日違う時間・路線を担当し、どの路線になるかは自分で選べるものではありません。

仕事の忙しさは担当する路線や行路によって大きく異なり、とくに都心部で乗降客数の多い路線では遅れやトラブルが出ないよう非常に気を使いますし、地方の乗降客数が少ない路線ではゆったりと心の余裕をもって勤務できるでしょう。

また、ラッシュ時や帰宅時など過密ダイヤとなっている時間帯は、客数が多いだけでなく事故や遅延が発生しやすくなるため、他の時間帯よりも集中力が必要とされます。

忙しさや激務と感じるかどうかは、担当する時間や路線によって大きく左右されるといえるでしょう。

「車掌の勤務時間・休日」のまとめ

車掌はシフト制で勤務しており、日によっては泊まり勤務もあります。

休日は、基本的に週休二日制となっていますが、電車は平日も土日も関係なく運行するため、車掌の休日が土日になるとは限りません。

仕事の忙しさや激務と感じるかどうかは、担当する時間や路線によっても大きく左右されるでしょう。

車掌の1日のスケジュール・生活スタイル