モデルになるには

モデルになるまでの道のり

憧れの「スカウト」の現実

モデルや俳優などのデビューとして、「街を歩いていて事務所の人にスカウトされた」というケースがよくあります。

スカウトは一般的に都心の人気スポットでよく行われており、原宿・渋谷・新宿・池袋など若い人たちが集まる場所で、スカウトマンは原石を探して声をかけることがあります。

こうしたスカウトをきっかけにモデルデビューする人がいる一方、実際はなかなか思うようにチャンスが得られないというのが現実です。

スカウトマンが出没する時間や場所などは事前にわかりませんし、声をかけられるのはほんの一握りの人に過ぎません。

さらに、スカウトマンによっては「登録料」「レッスン料」「宣伝費」などとして、多額のお金をとるケースもあり、詐欺まがいのスカウトも存在するため、街でスカウトされた場合は、十分な注意が必要になります。

事務所への応募が第一歩に

モデルになりたい人にとっては、多くの人が「モデル事務所に自ら応募する」道を選びます。

インターネットや雑誌などでモデルの事務所・エージェンシーを探し、履歴書や写真を送り、書類選考を受けます。

素質があると判断されれば面接などの試験を受けることができ、合格すれば晴れてモデル事務所に登録することができます。

また、ファッション雑誌などで開催される「モデルグランプリ」や「専属モデルオーディション」を狙うのもひとつの手です。

入賞者は雑誌の編集部と契約を結び、その雑誌の専属モデルとして活躍することになります。

狭き門ではありますが、入賞後には確実に仕事を得ることができるのが大きなメリットです

モデルになるまでのルート

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モデルの資格・難易度

モデルという職業は、仕事をするために何か資格が求められたリ、特別な学校を出ていなければならないということはありません。

人目を引くルックスや個性があり、チャンスを掴むことができれば、未経験者でもいきなりモデルデビューすることは可能です。

モデルになるための学校の種類

モデルを目指す人のために、モデルとしての基礎的なスキルを身につける場として、民間企業が運営するモデル養成スクールがあります。

ポージング、ウォーキングなどモデルとして必要なスキルを身に付けながら、モデル事務所のオーディションや仕事の情報も得られ、モデルの夢に近づけることが大きなメリットといえます。

モデルになるためにはどんな学校や養成所に行けばいい?

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モデルに向いている人

モデルは、とにかく容姿が美しい人でなくてはなれないと思われがちです。

身長や体型などのスタイル、髪の毛や歯、口元、顔立ち、肌の美しさなど、他の職業よりもずっと容姿が重視されるのは事実ですが、それだけでなく内面も磨いていく必要があります。

モデルは自分一人だけで仕事をするわけではありません。

事務所のスタッフ、撮影現場のカメラマン、クライアントなど、多くの人と関わりながら仕事をしますし、周りの人の協力や応援がなければ新しい仕事はもらえません。

だからこそ、モデルになるための試験でも外見だけで合否が決まるのではなく、その人の人間性そのものも重視されると考えておいたほうがよいでしょう。

モデルに向いている人・適性・必要なスキル

モデルのキャリアプラン・キャリアパス

一般的なファッションモデルの場合、年齢を重ねるとモデルのみで生活をしていくことは難しいため、俳優・女優タレントとして芸能界で活躍したり、ファッションブランドやコスメをプロデュースしたりするなど、さまざまな分野に活動の場を広げていくのが一般的です。

自分次第で活躍の場を広げることができるのもモデルの魅力です。

モデルを目指せる年齢は?

多くのモデルの場合は10代から活躍することが多く、年齢を重ねるとモデルへと転職することは難しくなってきます。

応募要項の中に年齢制限が設けられているところも多く、一般的なモデル事務所のオーディションでは、13歳から24歳が一定の目安といわれています。

モデルを目指す場合はできるだけ早いうちから努力を重ねていくことが求められるでしょう。

モデルの雇用形態

事務所やエージェンシーに所属する

モデルとして仕事をする場合、一般的にはモデル事務所やエージェンシーに登録をし、そこを経由して仕事をもらう形になります。

事務所に所属すると、モデルとして働きたい人にとっては、自分で仕事を探してこなくてもよい、報酬の交渉や計算等の事務作業を事務所がしてくれる、クライアントとのトラブルがあったときに解決しやすいことなどのメリットがあります。

ただし、この形は会社に雇用される会社員ではなく、あくまでも「個人事業主」という形になります。

事務所のサポートを受けながらも、個人でどのように生きていきたいかをよく考える必要があるといえるでしょう。

また、事務所に所属しているだけで固定給の月給がもらえたり、生活が保障されていたりすることはないため注意が必要です。

フリーランスのモデル

なかには、事務所やエージェンシーに所属せずフリーランスのモデルとして働く人もいます。

フリーランスのモデルとして働くためには、実力や経験が必要なため、まずは事務所に所属するなどしてモデルとして評価を受け、その後独立する流れが一般的です。

フリーランスのモデルとして働く場合は、自分でオーディションを受け仕事を勝ち取ってこなくてはならないため大変な部分はありますが、仕事を自由に選べたり、事務所に縛られずにさまざまな活動をしたりすることができます。

副業のモデル

副業でもモデルはできる?

モデルは専業とする人がいる一方、なかには副業のモデルとして活動している人もいます。

とくに多いものは、平日は別な仕事をし、休日である週末を使ってモデル活動をする人で、いわゆる「読者モデル」として働く人です。

副業モデルの収入

副業のモデルとして活動している人の収入は、数千円から数万円程度のほんのお小遣い程度のこともあれば、人気が出た場合は専業と同じ程度もしくはそれ以上になることもあるようです。

モデルは、専業であれ副業であれ、その人の実力や人気度、経験などによって報酬の額に大きな差があり、仕事の規模や難易度によっても変わってきます。

一般的には、副業のモデルは、本業のプロモデルが携わるショーモデルのような難易度の高い仕事をすることはめったになく、副業のモデルで大きく稼げるのは、ほんの一部の人だけといえるでしょう。

読者モデルや手や脚だけのパーツモデルなど、副業でも比較的やりやすいモデル活動の場合、一回の謝礼金は5千円から一万円程度ということも珍しくないようです。

副業モデルをする上で気を付けておきたいこと

モデルは副業で活動することもできますが、気を付けておきたいのは、本業の勤務先が「副業禁止」になっていないかという点です。

企業などによっては、就業規則で副業を禁止している場合があり、公務員も副業は基本的に禁止となっています。

万が一勝手に副業をしてそれが勤務先に知れ渡ってしまった場合、何らかのペナルティが課せられる可能性があるため、もし副業としてモデルを考えるのであれば、事前に副業をすることで本業に支障がないかよく確認しておいたほうがよいでしょう。