ファッションモデルの仕事内容・なり方や必要な資格・給料を解説
ファッションモデルの仕事内容
ファッションアイテムをアピール
ファッションモデルは、ブランドやファッションアイテムの顔です。
自らが広告塔として、ファッションアイテムをアピールし、多くの人に知ってもらい購入してもらうことが目的です。
雑誌やカタログなどでファッションアイテムを身に付け、魅力をアピールし、多くの人に宣伝します。
また、ファッションショーやイベントでファッションアイテムを身に付けランウェイを歩き、お客さまに直接アピールすることもあります。
ファッションモデルには「プロファッションモデル」と「読者ファッションモデル」の2種類があります。
プロファッションモデルは、モデル事務所に所属したり、雑誌やブランドと専属契約を交わしたりするなど、ファッションモデルを本業とする人です。
読者ファッションモデルは、別に本業を持つ傍ら、休日などに素人ファッションモデルとして仕事をします。
20代で正社員への就職・転職
ファッションモデルの就職先、活躍の場
モデル事務所に所属するのがメイン
ファッションモデルになるには、モデル事務所に所属するのが一般的です。
自らオーディションを受け事務所に所属するほか、事務所の人から声を掛けられ、スカウトされて入所する場合もあります。
しかし、厳しいオーディションやレッスンがあり、モデル事務所に所属したからと言って必ずしも誰もがファッションモデルとしてデビューできるわけではありません。
活躍の場としては、ファッション雑誌・カタログなどの紙媒体、通販サイトなどのネット媒体、ファッションショーやイベントなどがあげられます。
ファッションモデルの1日
仕事により変則的な生活に
ファッションモデルは、撮影やショーによってスケジュールが変わります。
ここでは撮影がある日を例にご紹介します。
20代で正社員への就職・転職
ファッションモデルになるには
モデル事務所に所属するのがベター
ファッションモデルになるための一番の近道は、モデル事務所に所属することです。
モデル事務所に自ら履歴書や写真を送り応募し、素質があると認められれば所属することができます。
モデル事務所によっては、所属ファッションモデルを募集するためのオーディションを行っているところもあるので、それを受ける方法もあります。
そのほか、ファッション雑誌や芸能事務所で行われる専属ファッションモデルオーディションや、新人発掘オーディションに応募するのも一つの方法です。
さらに、スカウトという方法もあります。
モデルの中には、モデル事務所のスカウトマンから声をかけられ、モデルになったという人も少なくありません。
しかし、いつどこでスカウトされるかはわからず、スカウトを待つのは難しいのが現状です。
ファッションモデルの給料・年収
仕事量によって大きな差が
ファッションモデルの仕事は、サラリーマンのような月給制ではなく、ほとんどが仕事をした分だけ給料がもらえる出来高制です。
仕事は一本数千円から、ものによっては数千万円までと大きな差があります。
人気や実力があればそれだけ大きな仕事を受けることができ、高い報酬を得ることができます。
モデル事務所に所属するだけでは給料がもらえることはほとんどありません。
副業でアルバイトをしたり節約したりしながら、ファッションモデルを続ける人もいます。
ファッションモデルとして生計を立てられるようになる人は一握りで、厳しい世界と言えます。
ファッションモデルのやりがい、楽しさ、魅力
憧れのファッションリーダー
ファッションモデルの仕事は、ファッションアイテムの魅力をアピールし、多くの人に買ってもらうことです。
自分が着用したファッションアイテムが大ヒットすれば、周囲も喜び、さらにファッションモデルとしての人気も増します。
自らがファッションリーダーとして、流行の最先端を紹介することができる喜びは、何物にも代えがたいものです。
また、テレビや雑誌、ファッションショーなど、誰もが憧れる華やかな舞台で、美しいファッションアイテムを身に付けられることもやりがいにつながります。
ファッションモデルのつらいこと、大変なこと
自己管理が大切な仕事
ファッションアイテムを引き立たせるためには、自らが美しくなくてはいけません。
体重、スタイル、肌の状態など、常に最高の状態をキープしなくてはなりません。
少しでも体重が増えたり、スタイルが変わったりしてしまうと、「イメージが違う」とファッションモデルの仕事ができなくなってしまう場合もあります。
さらに、常に長時間人から見られる仕事のため、体力や精神力が必要な仕事でもあります。
ファッションモデルは、食事などの生活習慣から体調管理まですべてをこなし、体力や精神力を維持してこそ、華やかな舞台で輝くことができるのです。
ファッションモデルに向いている人、適性
プロポーションと強い個性が必要
ファッションモデルに必要な素質は、さまざまな服を着こなせるプロポーションです。
特に世界で活躍したいと思う人には、欧米人にも劣らない高身長や、美しい顔立ちが必要となります。
しかし、プロポーションや顔立ちは努力ではどうにもならない問題でもあります。
近年では「ぽっちゃりファッションモデル」「低身長ファッションモデル」と呼ばれる個性を生かしたファッションモデルも登場しつつあります。
どちらの場合も、誰からも愛される愛嬌や美しさに加え、強い個性と意思が必要となります。
ファッションモデルの志望動機・目指すきっかけ
華やかな舞台に憧れて
雑誌やHPに載っているファッションモデルを見て、「私も○○のようになりたい」「華やかな舞台で働いてみたい」とファッションモデルに憧れる人は多いです。
ただし、それだけでは志望動機としては弱いものになってしまいます。
「ファッションモデルになって何をしたいか」「どんな商品をアピールしてみたいか」など、実際にどのような仕事をしたいのか具体的に考えるとよいでしょう。
オーディションや面接のときは、「どうしてそのように思ったか」の理由も付け加えると効果的です。
ファッションモデルの雇用形態、働き方
仕事をもらえるまでは時間がかかる
ファッションモデルは、主にモデル事務所や芸能事務所と契約し仕事をします。
ただし、事務所に所属したからと言って毎日仕事があるわけではありません。
どんな仕事がいつあるかは全く異なるため、常に事務所やマネージャーと確認しながらの仕事になります。
指名されて仕事が舞い込んでくることもあれば、オーディションや面接を経て自ら仕事を勝ち取ることもあります。
スケジュールが毎日仕事で埋まるようになるまでには、かなり時間がかかる人がほとんどです。
ファッションモデルの勤務時間・休日・生活
仕事により不規則な時間で働く
ファッションモデルの仕事は、仕事により勤務時間が不規則になります。
撮影のある日は朝早くから夜遅くまで撮影現場にいることもあれば、ファッションショーなど海外に何日も滞在することもあります。
そのため、休日も不規則になります。
何日も仕事が入らないこともあれば、逆に何日も休みなしの場合もあります。
休日は体を休めるのはもちろんのこと、スタイル維持のためにスポーツジムで汗を流したり、エステに行ったりと、休みの日もモデルの仕事を忘れることはありません。
ファッションモデルの現状と将来性・今後の見通し
マルチな活躍が求められる
ファッションモデルは、インターネット通販やSNSの利用が増え、ますます活躍の場が広がっています。
今までにはなかった、SNSやyoutubeなどの投稿から人気に火が付き、ファッションモデルになるという人も増え始めています。
さらに、モデルから女優やタレントなど芸能の道に進む人や、ファッションデザイナーなどアパレルの場に活躍の場を広げる人も増えています。
モデルとしてだけでなく、自らの個性を生かしたマルチな活躍が求められます。