空間デザイナーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
空間デザイナーに向いている性格・適性
スケジュール管理が得意
空間デザイナーの仕事は、実施日やオープン日などがクライアント側で決められているため、スケジュールは絶対に遅らせることができません。
納品日に向かって仕事を進めていくわけですが、イメージに合ったインテリアができない、手配した施工が送れるなど、予定通りに作業が進まないことも多々あります。
そこまで予測して早め早めに仕事を進めたり、臨機応変に調整したりする機転が必要です。
またこうしたトラブルに直面した時に後回しにせず、先駆けて行動する生真面目さを備えている人は、クライアントからの信頼も得られやすいでしょう。
フットワークが軽い
空間デザイナーは、打ち合わせに現場視察、資材集めなどに奔走することも多く、フットワークが軽い人は重宝されます。
フリーランスの場合は売り込みが必要なことも多いため、どんな作業も面倒くさがらずすぐに行動するフットワークの軽さは重要です。
また重い資材を現場に運んだり、什器を取り付けたりといった肉体労働も多くあります。
たとえ体調を崩したとしてもスケジュールは待ってくれないため、体力勝負の仕事ともいえます。
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空間デザイナーに必要なスキル・能力
空間センス・色彩センスがある
空間デザイナーは空間をどう見せるのが美しいか、与えられた場所と予算を使って、コンセプトやテーマをより魅力的に表現するのが仕事です。
通りがかった人や訪れた人の心を捉え、感動を与えられるような空間づくりが求められます。
美術大学や専門学校で習う基礎的なデザインセンスに加え、自分だけの空間センスやオリジナリティあるデザインが求められます。
またライトアップや照明に関する仕事も多いため、色彩センスや電気に関する知識があるということも大事な要素のひとつです。
コミュニケーション能力
クライアントだけでなく、実際に作業をする外注業者、設計士、建築士など、空間デザイナーの仕事にはさまざまな人たちとのやり取りが発生します。
良いものを創り上げるには関係する人たちとのチームワークが重要なため、どんな人とも仲良くやっていける、相手の話を受け止め、自分の意見もきちんと言えるといったコミュニケーション能力が高い人は、空間デザイナーに向いているといえます。
空間デザイナーに向いていないのはどんな人?
誤解している人も多いのですが、空間デザイナーは「自分が好きな空間をつくる」のではなく、あくまで「お客さまに満足してもらえる空間づくり」をすることが仕事です。
たとえばどれだけ自分が気に入った空間デザインができたとしても、クライアントに気に入ってもらい最終的にOKが出なければ、空間デザイナーとしては失格です。
自分が作りたい作品を思うままつくりたい、芸術性やデザインセンスを存分に生かして働きたいという人には、思ったよりも自由度が低い仕事だといえ、苦痛に感じてしまうかもしれません。