広報の1日のスケジュール・生活スタイル

広報の業務スケジュール

広報部門は9:00~18:00といった一般的な時間帯で働くことが多いですが、その日のスケジュールにより多少前後します。

広報は、企業や商品・サービスの情報を正しく世の中に発信し、自社と社会の関係作りを行っています。

正しい情報発信のためには、常に会社全体の動きについて把握しておく必要がありますし、よい広報企画のために社会情勢や流行にも敏感でなければなりません。

社内の関係者はもちろん、消費者やマスコミなどの多くの人と接する必要があるため、時間があっという間に過ぎていくことも多いです。

株式会社の場合、株主総会や決算発表会など定期的に行われる重要イベントもありますし、社内で企画されるさまざまなイベントにも関わらなければなりません。

これらは通常業務に加えて発生するため、イベント前は仕事が多くなって残業が発生することもしばしばです。

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中小企業で働く広報の1日

9:00 出社
パソコンを立ち上げてメールチェックを行い、一日のタスクを確認します。
9:30 情報収集
多くの新聞・雑誌に目を通し、業界動向などに目を光らせるとともに、他社の広報活動から学びを得ます。
10:00 企画検討
自社商品が話題に上るように、アプローチするメディアの選定やプレスリリースの中身を検討します。
11:30 社内コミュニケーション
広報企画に必要な情報について関連部署に確認したり、広報企画について上長や経営者に承認をもらったりします。
12:00 昼休憩
ランチの時間は社内の情報収集のための大事な時間になるため、他部署の人と一緒にランチへ行くことも多いです。
13:00 プレスリリース作成
メディアに発信するプレスリリースを作成します。
15:00 広告会議
営業部署と商品の広告について話し合い、広報としての見解を述べます。
16:00 SNS運用
社外とのコミュニケーションのために行っているSNSの発言を作成したり、リアクションを行ったりします。
17:00 社外対応
企業の活動や商品についての問い合わせがあった場合は、時間帯に関係なくできるだけ速やかに対応します。
18:00 退社
一日の仕事が終われば、定時で退社します。

大企業で働く広報の1日

9:00 出社
パソコンを立ち上げてメールチェックを行い、一日のタスクを確認します。
9:30 部内会議
部内で会議をし、各プロジェクトの進捗確認や、広報活動の展開について検討します。
10:00 新聞・雑誌のチェック
多くの新聞・雑誌に目を通し、自社に関する記事の内容や同業他社の動向をチェックします。
11:30 マスコミ対応
マスコミから電話で取材依頼などの連絡が入れば都度対応し、必要に応じて書類を作成して送ります。
12:00 昼休憩
ランチの時間は社内の情報収集のための大事な時間になるため、他部署の人と一緒にランチへ行くことも多いです。
13:00 プレスリリース作成
関連部門から集めた情報を基に、翌週配信予定のプレスリリースを作成します。
15:00 イベント企画会議
経営層や関係部署のマネージャーたちと、社外向けイベントについての企画を検討します。
16:00 ドキュメントチェック
外部に広報される書類やWebサイトの内容について、法的な問題や会社のスタンスとの相違がないかを確認します。
17:00 社内調整
企業情報の変更があればWebサイトの情報の修正指示を行ったり社内外に必要な仕事を依頼したりします。
18:00 退社
イベント前など、行うべき仕事が多い場合は夜遅くまで仕事をすることもあります。

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広報の残業時間

広報は残業が定期的に発生する職種ではありません。

しかし、イベント前などは期日までに多くの仕事をこなす必要があることから、残業が発生する場合は遅くまで仕事をすることも多いです。

また、会社で不祥事や事故、クレーム、リコールなど、何かしらのトラブルが発生してしまい、問い合わせへの対応や記者会見の運営、謝罪広告などを行わなければならない場合は大変です。

問題発生時は対応スピードが重要になるため、連日深夜まで残業することになり、休日出勤になる場合もあります。

広報の休日

広報では、一般的な職種と同じく、土日祝日は休日になることが多いです。

しかし、業種によっては土日祝日にイベントを行うこともあり、その場合は休日返上でイベントに参加し、どこかで代休を申請することになります。

広報の仕事では休日中の問い合わせなどは基本的にありませんが、企業の緊急時には休日も出社して問い合わせの窓口として対応することもあります。

休日はゆっくり休めますが、職業柄、流行について情報収集したり他社の広報活動に興味が湧いて調べてみたりする人も多いようです。