環境コンサルタントに向いてる人、適性、素質
知的好奇心旺盛で、勉強熱心
環境コンサルタントの仕事では、クライアントが抱える課題に対して、環境問題の専門家の立場として解決策を提案していきます。
おもなクライアントは企業となりますが、クライアントの課題や置かれている状況は案件ごとに異なり、すでに環境対策をしている場合も多くあります。
そのなかで、現状をさらに改善していくためにどのようなことができるのか、環境コンサルタントはクライアントと対話をしながら問題点を明らかにし、分析や検証を行って答えを導き出していかなくてはなりません。
そのなかでは、これまで勉強して身につけてきたこと、あらゆる情報を総動員していく必要があります。
勉強を苦にせず、さまざまなことに興味を持てるような人に好ましい仕事だといえるでしょう。
また、地球環境については新しい問題も次々と出てくるため、問題に対して普段から自分なりに考えておくことが重要です。
根気強く物事に取り組めること
環境コンサルタントは環境保全を目的としたコンサルティング業務が中心となりますが、その結果は短期間で出るものばかりとは限らず、むしろ10年以上という長期間かけてようやく効果が出るようなこともあります。
自分が行動したら即結果につながるとは言い切れない面も多々出てくるため、長期的な視点をもってプロジェクトを進めていける忍耐力が求められてきます。
また、この仕事では感覚やひらめきではなく、事実を踏まえて論理的に物事を考え、答えを出していくことが必要になります。
じっくりと物事に向き合い、冷静に判断を下していける力を持ってい人も環境コンサルタントの適性があるといえるでしょう。
心身ともにタフであること
環境コンサルタントの仕事は激務になりがちといわれています。
関わるプロジェクトの難易度が高かったり、案件が重なっている時期などは深夜遅くまで残って働いたり、休日出勤もしなくてはならないことがあります。
さらに、環境調査の仕事などは屋外で行うこともあり、ときに寒さや暑さ、悪天候などにも耐えながら肉体的な負担を感じることもあるかもしれません。
業務量は職場によっても差が出ているようですが、ある程度のハードワークも乗り越えられるだけの精神力や体力がある人は、環境コンサルタントに向いているといえるでしょう。