重機オペレーターの1日のスケジュール・生活スタイル

重機オペレーターの業務スケジュール

朝礼は重要な時間

現場では、集合時間になると朝礼や朝会など、朝の打ち合わせを行います。

重機という大型の機械を使う現場においては、事故のない作業を行うことがとても大切なので、朝一番に作業員の体調や作業内容を確認しなくてはなりません。

天候によって迅速な判断が必要になるときや、チームワークが重要となる複雑な作業があるときは、とくに朝の段階で作業員のコミュニケーションをしっかり取ります。

企業によっては、身体を軽く動かす目的で体操やストレッチをし、自分が担当するショベルカーやブルドーザーなどを点検し、いよいよ作業スタートです。

休憩が多い

機械の操作は、集中力が切れると思いがけないミスにつながってしまうので、適宜休憩を挟みながら作業を行います。

基本的には午前中に1回、昼休憩を挟み、午後にもう1回休憩をとるところが多いです。

屋外の作業は暗くなると危険が伴うということもあり、たいていの現場では日が暮れる17~18時頃には作業が終わります。

作業が終わったあとは、作業員で集まって反省会を行ったり翌日に行う作業をまとめたりすることもありますが、基本的には定時にしっかり終われる仕事です。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

建築現場で働くクレーンのオペレーターの1日

8:00 朝礼
朝礼後、揚重対象となる業者の玉掛け作業員(クレーンのフックにものを引っかける担当者)と作業内容や安全対策について打ち合わせを行います。

揚重に使用する重機やワイヤーなどの点検を行い不備がないかを確認します。

8:30 作業開始
玉掛作業員との連携が重要な作業です。

肉眼では見えない位置にまで正確に運ぶことが必要となるため無線を利用して指示を受けます。

揚重した荷物が人に対し接触することがあると大きな事故につながるため集中力を持って作業を行います。

10:00 午前の休憩
揚重対象の業者が休憩を取るタイミングに合わせ休憩します。
10:30 作業再開
早朝からの作業を引き続き行います。
12:00 昼食
13:00 午後の作業開始
午前と同様に集中力を切らすことなく作業を行います。

強風や雷など、天候に影響を受けることがあるため、環境の変化には注意を払っておく必要があります。

15:00 午後の休憩
15:30 作業再開
荷物の揚重はあらかじめ数量が決められていることがあるので、予定が完了した時点で作業は終わりです。
17:00 作業終了
クレーンオペレーターは基本的に時間契約となるケースが多く、定時で終了するケースがほとんどです。

最後まで安全に配慮して片付けを行い、翌日以降も作業がある場合は打ち合わせを行った後、速やかに現場を退出します。

休日は天候に左右される

重機オペレーターの仕事は土日休みとは限りません。

急を要する工事の場合はなかなか休みが取れないこともありますし、企業や店舗が休みの日に工事を進めなければいけない場合は土日に集中的に作業を進めることもあるのです。

それ以外にも悪天候によってスケジュールが変更されることがあります。

屋外での作業ですから、大雨や雷などの中で働くことは非常に危険です。

その日に雨が降っていなくても前日の大雨で土壌がぬかるんでいる場合、危険を回避するために掘削作業などを中止することもあります。

そのため、休日の取得は予定通りにはいかないと考えておいたほうがよいでしょう。