医療秘書のやりがい・楽しさ・魅力
医療秘書のやりがい・楽しさ
医療スタッフをサポートし、貢献する喜び
昨今は、専門的な資格を生かして活躍できる仕事や、手に職をつけられる職業が人気を集めている傾向にあります。
「医療秘書」も例外ではなく、新たにこの職業を目指す人は増えています。
人の命と健康を預かり、決してミスが許されない多忙な医療現場において、きめ細やかな気配り力や高い事務遂行能力をもつ医療秘書は欠かせない存在です。
来客のもてなし、スケジュールの管理、取材に訪れた報道関係者への対応など、医療秘書が一つひとつの仕事をスムーズに進めることによって、医師や看護師らは医療に集中することができます。
医療スタッフらの潤滑油となり、見えないところからしっかりサポートをして医療現場をサポートする役割に、充実感をおぼえる医療秘書は大勢います。
一緒に働いているスタッフから感謝やねぎらいの言葉をかけられることも多いため、「縁の下の力持ち」として活躍したい人にとっては、やりがいを感じやすいでしょう。
医師の研究活動にも事務的な面から貢献できる
医療秘書は、最先端の研究を陰で支えている存在ともいえます。
たとえば、医療秘書は医師の学会発表の準備を手伝うこともあります。
研究データを入力したり論文を検索したりして、忙しい医師の負担を減らす役割を果たしています。
こうした医療秘書の活躍は、医師にとってより質の高い研究発表につながるため、優秀な医療秘書を雇うことに力を入れている医療機関もあるほどです。
医療の世界に関心がある人や、自分の仕事を通して世の中に貢献したいと願っている人にとっては、社会の役に立つことができる素晴らしい職業と感じられるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
医療秘書の魅力
経験を生かして有利に転職できるチャンスがある
医療秘書は、特別な資格や免許がなければ働くことができない職業ではありません。
しかし、実際には医学の知識や病院内の慣習などに詳しくなければ、なかなか務まらない仕事です。
医療秘書として経験を積んでいけば、さらによい条件の病院に転職できる可能性も高まります。
医療秘書は圧倒的に女性が多いですが、プライベートを大事にしながらも長く働き続けたいと考える女性にとって、一般的な事務職よりも専門性が高く、再就職や転職が有利になることは、この仕事の魅力といえるでしょう。
将来的にも安定感が見込める
医療秘書の勤務先の大半は医療機関であり、簡単には職がなくならない「安定感」が魅力といえるでしょう。
なかには経営がやや苦しいとされる病院もありますが、医療機関は人が生きる上で不可欠な存在であり、医療秘書は今後も安定したニーズが見込めます。
また、最近では医療秘書としての知識・スキルを生かし、製薬メーカーや医療機器メーカー、健康保険組合などで勤務する人もいます。
正社員のほか、派遣社員やパートなど多様な雇用形態で求人が出されるため、さまざまな勤務先や働き方のなかから、自分に合うものを選べる職業であることも魅力といえます。