俳優・女優の演技力

演技力を磨くためには

俳優女優は、資格や免許や学歴などに関係なく、実力がすべての世界で勝負していく職業です。

多くの人から認めてもらうためには高い演技力を身につけていることが欠かせません。

お芝居の基本である「台本を正確に覚えられるかどうか」「セリフを自然に言えるかどうか」「表情や仕草で豊かな表現ができるかどうか」「人々の心に残る迫真の演技ができるかどうか」を、ひとつひとつトレーニングしながら技術を磨いていくことが大切です。

演技力を磨くためにまず多くの人が選ぶのは、演劇部や演劇サークル、劇団に入るという選択です。

この場合、そこに力のある指導者がいるかどうか、刺激して高め合える仲間がいるかどうかが、演劇人生を大きく左右することになるでしょう。

人気のある劇団では、入団のためのオーディションがあり、誰もが自由に入団できるわけではないということもあります。

また、芸能事務所や俳優養成所などに所属して、本格的な演技のレッスンを受けるという選択もあります。

この場合は、レッスン費を自腹で出さなければいけないという大変さがありますが、名の知れた指導者からみっちり指導を受けられるというメリットがあります。

自由自在に表現するために

実力のある俳優や女優は、自分の感情を自由にコントロールすることができます。

泣こうと思えば涙が出ますし、笑おうと思えば優しい微笑みから大笑いまでさまざまな笑い方ができるのです。

このように喜怒哀楽を自由自在に表現できるようにならなければ、この業界で活躍することは難しいでしょう。

とくに舞台で演じる場合、たくさんの観客がいる中での一発勝負となり、やり直しがききません。

涙が出なかったからもう一度やり直し、笑い方が不自然になってしまったからもう一度やり直し、というわけにはいかないのです。

さらに、たとえ自分自身の私生活でとてもつらいことがあったとしても、笑う演技をするときには思いきり笑わなければいけません。

また、もともとの性格がとても穏やかな人でも、怒る場面では鬼のように怒らなければいけません。

自分自身の性格や私生活での出来事を切り離して演技に集中できるような精神を培うことも、この仕事を続けるためには大切なことなのです。