ガーデンデザイナーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
ガーデンデザイナーに向いている性格・適性
植物が好きな人
ガーデンデザイナーとして庭を設計するためには、何百種類もの植物の知識が欠かせません。
それぞれの植物がいつ開花するのか、どんな土が適しているのか、日当たりや水遣りの条件はどうか、メンテナンスのためにはどれくらい予算がかかるのか、といった幅広い知識がなければ、思い描く庭を実現していくためのアイディアを出していくことができないからです。
ガーデンデザイナーになるからには植物が好きで「植物について勉強したい」という情熱があることが大切です。
自然に興味がある人
庭は自然と調和していることが大切です。
その土地の気温や湿度、日当たり、風の特性などを正確に見極められることが、美しい庭を作ることにつながります。
実際、世界中の住宅に庭がありますが、国によってその内装や植えてある植物は大きく異なりますし、日本の中でも寒い地域と暑い地域、雪が多い地域と日差しが強い地域では、やはり庭のスタイルは異なります。
ガーデンデザイナーは、こうした自然や風土を深く理解したうえで、その土地に合った庭を作る能力が必要です。
デザインセンスがある人
庭を設計するガーデンデザイナーは、建築士と似た役割を担っています。
庭の中に噴水や池を作ったり、テーブルやベンチを設けたりすることもあります。
そうしたエクステリア(外装)も含め、どのような植物を配置するのか、自分の中でイメージを固め、図面に起こしていかなくてはなりません。
実際にミニチュアの模型を作って、より具体的に完成図を確認することもあるため、この作業には、デザインのセンスが欠かせません。
もともとデザインを考えるのが好きだったり、イラストやスケッチを描くのが得意だったりする人は、そのスキルを存分に発揮することができるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
ガーデンデザイナーに必要なスキル・能力
特別なスキルは必要なし
ガーデンデザイナーという職業は、特別な免許や資格がなければ働くことができない職業ではありません。
また、専門学校や大学での学習が必須となっているわけでもありません。
ガーデンデザイナーは、学歴や国家試験の合格など高いハードルがある建築士と違い、資格なしにガーデンデザイナーを名乗ることが可能です。
もちろん、仕事をするためには園芸に関する知識やデザインのセンスが必要になりますが、誰でも1から目指すことができる仕事と言えるでしょう。
製図のスキル
庭づくりをする上では、デザインを設計図に起こしたり、イメージがより具体的になるよう立体モデルをつくったりすることもあります。
近年ではパソコン上のソフトを使って図面を起こすのが一般的なので、製図のスキルは身につけておくことが求められるでしょう。
ガーデンデザイナーに向いていないのはどんな人?
ガーデンデザイナーはもくもくと庭をつくるイメージがあるかもしれませんが、依頼主や施工業者など、さまざまな人とコミュニケーションを取りながら仕事をすすめていきます。
さらに独立して開業する場合は、営業活動をするためのコミュニケーション能力も欠かせません。
人とのコミュニケーションが苦手という人は、長く続けるのは難しいかもしれません。