ガーデンデザイナーのつらいこと・大変なこと・苦労

ガーデンデザイナーのつらいこと・大変なこと

季節や天候に振り回される日々

庭を彩る植物は生き物なので、思い通りになるものではありません。

図面上で考えていたときには特定の季節に美しく咲き誇るはずだった花も、実際にそこに植えてみたら、日当たりや風向き、温度や湿度の影響によってうまくいかないということがありえます。

植物園や公園でフラワーフェスティバルのような大きなイベントが行われる場合は、ガーデンデザイナーはお客さんに最高の状態の庭を見せられるように計算して庭をデザインします。

しかし雨が続いたり強風が吹いたりすることで、せっかく植えた植物がイベント前にダメになってしまうこともあります。

このように季節や天気に振り回されて計画が狂ってしまったとき、素早く軌道修正して、美しい庭を作るために計画を練り直すのは大変なことです。

ときには休日返上で作業にあたることもあります。

ガーデンデザイナーは生き物相手の仕事であり、思い通りにならないこともあるということはしっかり覚悟しておいたほうがよいでしょう。

流行やオリジナリティの取り入れ方

ガーデンデザイナーが手掛けた庭は、数年から数十年にわたって残るものです。

そのためあまりに流行やオリジナリティを取り入れすぎると、年数がたった時に古臭く見えてしまったり、センスが感じられなかったりしてしまう可能性があります。

ガーデンデザイナーとしてのオリジナリティを出しながらも、長年にわたって残すということを考えながらデザインしていかなくてはなりません。

また、あまりに見栄えを考えるばかりに、実際に手入れがしづらかったり環境が良くなかったりすると、せっかくの庭もあっという間に荒れたり、植物が育たなかったりする可能性もあります。

自由度が高い仕事であるだけに、バランスをとるのが難しい仕事だといえるでしょう。

ガーデンデザイナーの悩み

ガーデンデザインを依頼してくるお客さんの多くが、庭造りの知識のない素人です。

個人のお客さんの場合は「バラがいっぱい咲き誇る庭にしたい」「一年中花が咲き乱れる庭にしたい」、法人の場合は「これまでで最大規模のフラワーフェスティバルにしたい」など、さまざまな夢や希望をデザイナーに伝えてきます。

しかし、庭を作るというのは、予想外にお金がかかります。

最初の設計だけではなく、その後何年にもわたってメンテナンスを続けることを考えた上で、限られた予算の中でデザインをしなければいけません。

お客さんにはそのことを理解してもらわなければいけませんし、ガーデンデザイナー自身も、理想とする庭を思い描きつつも実現させることができないというのはよくあることです。

理想と現実の両方をしっかりと見据えた上で、お客さんも自分自身も満足し、予算内にきちんと収めることができる庭をどうやって作っていくのかは、ガーデンデザイナーにとっての永遠の課題ともいえます。

ガーデンデザイナーを辞める理由で多いものは?

ガーデンデザイナーを辞める理由として多いものは、ガーデンデザイナーとして働くうちにほかの仕事にも興味が出てきたというものが多いようです。

たとえばガーデンデザイナーから花を専門に扱う花屋やフラワーデザイナーになったり、盆栽や植木などを扱う職人になったりするものです。

また専門知識を生かして植物園の職員として働いたり、専門学校等で教鞭をとったりする人もいるようです。