アイリストになるには

アイリストになるには

 
もともと、まつ毛エクステは資格がなくてもできる施術でしたが、無資格者の施術による目元トラブルが多発しました。

そのため、2008年に厚生労働省から通達が発表され、美容師免許取得が必須となりました。

高校卒業後、厚生労働省が指定する専門学校(昼間部2年、夜間部2年、通信科3年のいずれか)に進学し、必要な過程を修了することで、美容師国家試験の受験資格を得ることができます。

そして、国家試験に合格することで美容師免許の交付を受けます。

ただし、美容師専門学校では、ヘアメイクの勉強が中心になり、アイリストに必要な授業が扱われることはほとんどありません。

そのため、美容師免許取得後にアイリストのスクールに通ったり、サロンに就職して上司や先輩から、まつ毛専門の知識やテクニックを学ぶことが必要になるでしょう。

サロンに就職すると、2ヵ月から3ヵ月くらいの研修期間を終えたあとに、アイリストとしてデビューし、実際にお客さまを担当するのが、一般的な流れとなっています。

アイリストの資格・難易度

 

美容師免許の取得が必須

 
アイリストになるためには美容師国家資格に合格し、美容師免許を取得する必要があります。

美容師試験は筆記試験と実技試験がありますが、専門学校の授業を真面目に受け、繰り返し実技課題を練習しておけば、合格することは難しくありません。

参考までに、美容師試験の合格率は、平成28年度8月が56.0%、平成28年度2月が89.1%です。

美容師国家試験の難易度・合格率

その他の資格

日本アイリスト協会主催の「JEAアイリスト技能検定」、日本まつげエクステンション協会「JLA技能検定」など、アイリストに関する民間資格がいくつか存在します。

これらはアイリストに必須の資格ではないものの、自分の技術レベルを示すディプロマとして、就職に有利になったり、お客さまの信頼を勝ち取ったりすることができます。

たとえば、「JLA技能検定」は多くのアイリストが取得を目指す代表的な資格で、この検定の1級を持っていれば、トップクラスのスキル・知識が証明されるため、どんなサロンで働くにも困らないといわれています。

主催団体の資格により難易度に差がありますが、これらの上位資格取得をモチベーションに日々技術の研鑽に励むアイリストは多いです。

日本アイリスト協会 JEAアイリスト技能検定
日本まつげエクステンション協会 JLA技能検定
アイリストに必要な資格は? 美容師免許は必要?

アイリストになるための学校の種類

 

美容師専門学校

アイリストは美容師免許を取得する必要があり、その受験資格を得るために美容師専門学校で必要過程を修了しなくてはなりません。

一部の高等課程としての認可を受けている美容学校は中卒者でも入学可能ですが、多くの美容学校の入学資格は「高等学校卒業以上」となっているため、アイリストになりたい場合、まず高校を卒業することをおすすめします。

美容師専門学校は全国にあり、昼間部2年、夜間部2年、通信科3年のコースが展開されていて、個人の希望やライフスタイルに合わせて学ぶことが可能です。

夜間部や通信科の場合、昼間フルに通うより、授業時間が少なくなるため、より国家資格に特化した授業内容になります。

以前は美容師から転職する人が多かったアイリストですが、最近は最初からアイリストを目指し、美容師免許を取得する人も増えてきています。

アイリスト志望者のニーズをくみ、美容師免許取得はもちろん、まつ毛エクステ検定取得にも対応したカリキュラムを展開する美容師専門学校もあるため、学校選択の際は授業内容も含めて検討しましょう。

アイリスト専門学校・アイラッシュスクール

美容師の専門学校で学ぶことができるのは、「美容師」を目指す人向けの一般的なヘアカットやメイクが中心です。

そのため、まつ毛に関する専門のテクニックや知識を身につけるために、美容師免許を得てからさらに別のスクールに通う人もいます。

そのようなスクールは短期の講習をメインにしているところが多く、最短では1日コース、長くても数ヵ月ということが多いようです。

学費も数万円から数十万円程度で、一般的には美容師専門学校よりは安いです。

こうしたスクールではまつ毛に関する専門のテクニックや知識を学べるため、就職に有利に働くこともあります。

アイリストになるためにはどんな学校に行けばいい?(専門学校・スクール)

アイリストに向いている人

美容への興味関心が高い

アイリストは、目元美容を通して女性たちの「もっと美しくなりたい!」という気持ちを後押しするのが使命です。

女性のアイメイクの流行は、季節やその年によってめまぐるしく変わるものです。

人気のあるタレントやモデルの影響も大きいうえ、画期的な新商品が出ることでメイクの手法が一気に変わることもあります。

アイリストはこういった流行を常に敏感にキャッチし続け、最先端のメイクやケアのテクニックを身につけることが大切です。

日頃から美容への興味があり、流行の最先端を追いかけたいという人にとってはやりがいのある仕事となるでしょう。

手先が器用

アイリストは繊細な手の動きが求められる仕事で、手先の器用さは大きな武器となります。

アイリストは先端が細くなっている「ツィーザ」とよばれるピンセットを使い分けながら、まぶたの際に人口のまつ毛を一本一本装着するまつ毛エクステや、まつ毛にロットを巻き、パーマ液を塗るまつ毛パーマの施術を行います。

少しでも手元が狂えばお客さまの皮膚や目を傷つけてしまいますので、細心の注意を払うことが必要です。

また「施術から数日ですぐにまつ毛エクステが取れてしまった!」「カウンセリングの希望と目元が違う」ということがないように、接着の際にはミリ単位の微調整を必要とします。

もちろん、やる気と覚悟をもち経験を積むことで、技術は後からどんどん身につくので、現時点で細かな作業があまり得意でなくても、すぐにアイリストに不向きとはいえません。

高い集中力

まつ毛エクステの場合、一本一本まつ毛を取り分けながら、1時間から1時間半に渡って作業を続けることになります。

一度接着してしまったものは、簡単には取り外すことができないうえ、まつ毛に負荷がかかるため、失敗することはできません。

長時間、集中力を切らさずに作業することがアイリストには求められます。

アイリストに向いている人・適性・必要なスキル

アイリストのキャリアプラン・キャリアパス

 

キャリアアップのスピードは速め

アイリストの働き方は、正社員やパートとしてアイラッシュサロンに勤務するほか、独立開業・フリーランスなどさまざまです。

しかし、美容師資格を取得し、アイラッシュスクールに通ったとしても、初心者は経験不足であり、すぐに独立開業し成功することは難しいです。

一般的にはアイラッシュサロンに就職し、実践的な経験を積みながら、技術を高めていきます。

アイリストの研修はサロンにもよりますが、一般的に3ヵ月程度と美容師などと比較して短く、早い段階でお客さまを担当するようになります。

そのため、一人前になるまでの時間も短く、自分の頑張り次第でどんどんキャリアアップしていくことも可能です。

中にはアイリストデビューから2年程度で店長になったり、独立して自分のサロンを開業したりする人もいます。

アイリストのキャリアプラン

一人前になったアイリストは、その即戦力を武器に、さまざまなキャリアプランを選択できます。

より給料、待遇がいいアイラッシュサロンに転職するほか、自分で独立開業する人もいます。

ほかにも海外で働いたり、フリーランスとして自分の実力を試したりする人もいます。

アイリストのキャリアプランで一番大切なことは、自分がどのようなアイリストになり活躍したいかを早くから意識して、努力することです。

アイリストを目指せる年齢は?

 
アイリストには年齢制限はないため、美容師免許を取得すれば、物理的には何歳でもアイリストになることは可能です。

美容師免許取得のため専門学校に通うのは、高校を卒業したばかりの10代の人が多いです。

しかし、昼間の学校のみならず、夜間コースや通信コースを置く学校もあり、こういった種類の学校であれば、社会人として仕事をしながら美容師への転職を目指す20代以上の人も少なくありません。

とはいえ、美容師免許の取得には、美容師養成学校で平均2年から3年学んだうえで、美容師国家試験に合格しなければならず、時間がかかります。

また、年齢を重ねると体力も衰え、老眼などのトラブルも生じてきます。

さらに記憶力なども一般的には加齢により低下し、新しい知識を習得するのに苦労する人もいます。

そのため、アイリストになるのであれば、遅くとも30歳くらいまでに美容師免許の取得をしておいたほうがよいでしょう。

多くのアイリストが最初に勤務するアイラッシュサロンでは、20~30代のスタッフが中心になっていることが多いため、30歳くらいまでのほうが違和感なく勤務できるというメリットもあります。

アイリストは男性でもなれる?

 
アイラッシュサロンのお客さまは圧倒的に女性が多く、アイリストも99%を女性が占める職業です。

一方で、最近、顔の印象を変えるための手段として、まつ毛エクステを取り入れる男性経営者、男性タレント、営業職の男性などもいて、都心部には男性専用のアイラッシュサロンも登場してきました。

そんななか、「女性アイリストでは緊張してしまう、恥ずかしい」という男性客もいて、男性アイリストの需要が高まっています。

女性客のなかにも、男性目線のまつエクを施せることから、男性アイリストをあえて指名する人もいます。

現状では、男性アイリストを募集しているところの多くは、男性向けの美容サロン・ネイルサロンで、展開するメニューのひとつとしてまつ毛エクステなどを設けているため、求人数はあまり多くはありません。

しかし、今後需要は高まることは予想されるため、今後積極的に採用を増やすサロンも増えていくでしょう。