アイリストの志望動機と自己PRの考え方 志望動機の例文も紹介
アイリストを目指すきっかけで多いものは?
アイリストを目指す人は、メイクが大好きで美容に興味があるという人が多いです。
まつ毛エクステなどの施術を通じて、お客様を美しく変身させられると同時に、自分自身も美しくいることができる点が魅力でしょう。
美容業界は流行の変化が大きく、トレンドに敏感である必要がありますが、もとからお洒落や美容に高い関心があるだけに、苦に思うことなく楽しみながら仕事に打ち込むことができます。
現在、アイリストになるためには美容師免許を取得することが義務づけられています。
最近はまつ毛エクステなどが一般的なものとして浸透してきたため、最初からアイリストを目指して、美容師免許取得をする人も増えてきました。
一方、美容師からの転職でアイリストを志す人も多いのが特徴です。
アイリストは美容師に比べて、下積み期間が短く、残業がほとんどないため、公私の切り替えがしやすいといわれます。
さらにアイリストは水を使うことも少ないため、手荒れに悩む美容師にとっては魅力的でしょう。
大掛かりな設備などを必要としないため、技術次第で自分のサロンを持てる可能性があることも目指す動機となるようです。
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アイリストの志望動機の考え方
自分自身のエピソードをいれる
アイリストを目指す際に志望動機を聞かれたときは、この仕事に興味を持つことになったきっかけや熱意の強さをしっかりと語りましょう。
自分にとってのアイメイク、影響をうけたアイリストの話など、自分ならではのエピソードを踏まえると、面接官に与える印象が強くなります。
とくに、「自分はまつ毛が短くて幼い頃からコンプレックスだったが、まつ毛のエクステをしてすごく自信がついた」というような自分自身の体験したエピソードを交えて具体的に語ることで、説得力を高めることができるでしょう。
お客さまへの思いを入れる
アイリストを目指す人の志望動機としてもうひとつ大切なのは、「この仕事を通してお客さまに幸せを届けたい」という想いです。
アイリストという職業は接客をする職業であり、あくまでもお客さまに施術をするのが仕事です。
プロとしてやっていくにあたっては、「メイクやまつ毛のケアに興味があるからこの仕事をしたい」という自分本位な理由だけではなく、「習得した知識や技術を使ってお客さんの魅力を引き出していきたい」という思いを持っているかどうかが問われます。
まつ毛のケアを行うという仕事を通して、どのようなお客さんに、どんなふうに喜んでもらいたいのか。
しっかりと想像をした上で、明確なビジョンを志望動機として語ることができれば、アイリストを目指す熱意はより伝わりやすくなるでしょう。
アイリストの志望動機の例文
新卒・未経験者の場合
私は、子どもの頃から、自分の重い目元の印象に悩み、自分の顔が嫌いでした。
しかし、大学時代にまつ毛エクステを初めて施術してもらい、目元で顔の印象が大きく変わることに驚きました。
自分の顔が好きになっただけでなく、流行のメイクを覚え、さまざまな人と交流をするなど、前向きな性格になることができました。
自分の目や顔にコンプレックスを抱える人の力になりたく、アイリストを志望しました。」
アイリスト経験者の場合
前職のサロンは4年間勤務して、平均1時間でまつ毛エクステ140本施術することができる技術を培いました。
お客さまの喜ぶ顔を見ることができ、アイリストとしてやりがいを強く感じながら働くことができました。
一方、回転重視のサロンでしたので、一人のお客さまを1時間で仕上げるスタイルをとっておりました。
そのため、選べるエクステの種類やデザイン、時間も限られており、充分な施術、カウンセリングや接客ができない部分もありました。
今後は、御社で技術を磨きながら、お客さま一人ひとりに合った施術を行うことができるアイリストになっていきたいと思っています。」
美容師からアイリストに転職する場合
朝から晩までと勤務時間が長く大変な面もありましたが、技術を覚え、お客さまのシャンプー、カラーリングなど担当させてもらえる業務も増え、やりがいも感じていました。
しかし薬剤による手荒れがひどくなってしまい、医師の判断により美容師を続けることが難しくなり、この度退職することになりました。
一方、お客さまを綺麗にしたいという思いは変わらず、美容業界の中でも自身の経験も生かせるアイリストになりたいと考え、この度応募させていただきました。
アイリストは未経験ではありますが、貴社の整った研修でしっかりと技術をつけながら、今までの経験を生かし、お客さま第一に接客をしていきたいと考えております。」
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アイリストの面接で聞かれること・注意点
接客業であることを意識する
アイリストはお客ささまと直接コミュニケーションを取りながら施術を行う職業なので、就職(転職)試験では、接客業への適性を見極めるための面接試験を受けるのが一般的です。
面接では、お客さまに対して気持ちの良い応対をすることができるかどうか、という基本的なことが何よりも重視されます。
「笑顔で挨拶ができるか」「質問にハキハキと答えることができるか」「自分の言葉でわかりやすい説明ができるか」などのポイントを意識して、面接に臨みましょう。
アイリストに転職する場合の面接
異業種や美容師からの転職の場合、退職理由は聞かれると思って間違いありません。
あくまで前職や前のサロンの悪口になることがないよう、転職は前向きな理由であることを強調しましょう。
退職理由が志望サロンでも起こり得る理由であれば、採用しても長くは続かないと判断され、採用が見送られることもあります。
志望サロンのメニュー内容や価格、デザイン、接客方針などは事前にチェックしておきましょう。
休憩はない、残業が多いなどの理由は、繁忙期の美容サロンであれば、大なり小なりありえることのため、その理由は強調しないほうが無難です。
身だしなみの注意点
アイリストが働く場となるのは、多くの場合「アイラッシュサロン」や「美容サロン」です。
美容サロンはお客さまに「美」を提供する場所ですから、スタッフ自身もお客さまの憧れとなれるくらいに美しくしていることが求められます。
流行や季節感を大切にしたファッション、清潔感のある髪型やメイク、好感度の高いネイルなど、身なりには十分気を遣うことが大切です。
アイリストの面接ではこういった点も考慮して、服装やヘアメイクをしっかりと整えて臨むようにしましょう。
もちろん、就職試験である以上、過度なオシャレは逆効果になってしまいますが、「清潔感があるな」「センスが良いな」と思わせるくらいの努力は怠らないほうがよいでしょう。
アイリストの自己PRのポイント
アイリストが自己PRをするときには、自分自身の強みを理解しておくことが大事です。
「自己PRをしてください」と直接的に問われなくても、志望動機などの質問のなかで自分の個性や強みを入れていくことで、深みある受け応えが可能になります。
アイリストは、施術前のカウンセリングや施術中にお客さまと雑談をする時間があり、こういった機会にどれだけ仲良くなれるか、信頼関係を作れるかが、お客さまがリピーターになってくれるかどうかを左右することにつながります。
「親しみやすさ」や「好感度」は重視されやすいため、自分の人柄をエピソードにいれながら十分にアピールすることも大切です。
また、サロン側は長く働いてくれる人材を確保したいと思っているため、体力がある、向上心があるなどの自己PRも好印象です。
アイリストの履歴書で気をつけるべきことは?
履歴書はあなたの人生、あなた自身を面接官に伝えるもので、会ってみたいと思わせることが大切です。
誤字脱字がない、きちんとした写真を貼るなど基本的なことはもちろん、志望動機以外の項目もきちんと埋めましょう。
趣味や経歴などから会社側に興味を持ってもらえて、会話が弾むことも十分ありえるため、自己PRにつながるように構成するとよいでしょう。
履歴書の志望動機は、ほかのサロンではなく、そのサロンではなくてはならないということを感じさせるようにしましょう。
アイリストとして経験者・未経験者であるにかかわらず、業務に関連する資格を勉強中であれば高い意欲・やる気をPRできるため、その旨を記載しておくとよいでしょう。