アイリストに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

アイリストに向いている性格・適性

美容への興味がある人

アイリストは、目元の美容を通して、女性たちの「もっと美しくなりたい!」という気持ちを後押しすることを使命としています。

アイリストの施術でよく行われる「まつ毛エクステ」や「まつ毛カール」は、ここ十年ほどの間に一気に若い女性を中心に浸透してきました。

これらの施術によって、「まつ毛が短い」「目元が腫れぼったくみえる」「まつ毛が下がりやすい」という悩みを改善し、お客さまを前向きで明るい気持ちにさせることもできます。

しかし、こうした女性のアイメイクの流行は、季節やその年によってめまぐるしく変わるものです。

人気のあるタレントやモデルの影響も大きいほか、画期的な新商品が出ることでメイクの手法が一気に変わることもあります。

アイリストはこういった流行を常に敏感にキャッチし続け、最先端のメイクやケアのテクニックを身につけることが大切です。

日頃から美容への興味があり、流行の最先端を追いかけたいという人にとってはやりがいのある仕事となるでしょう。

負けず嫌いな性格

アイリストは、美容業界のなかでは下積みの期間が短めという特徴があります。

たとえば、美容師の場合、2年程度はサロン内の雑務からはじまり、先輩美容師のアシスタント業務を行いながら徐々に仕事を覚えていきます。

一方で、アイリストはサロンにもよるものの、研修期間は3ヵ月程度になることが多いようです。

その間に、お客さまに施術できるレベルの技術はもちろん、カウンセリング、販促物品の知識、事務作業など一通のサロンワークを覚える必要があり、研修はハードになります。

またデビューしたあとも、お客さまの指名を獲得する人気アイリストになるためには、日々技術や接客スキルを向上させていくための練習や工夫が欠かせません。

なかには同僚に比べて、指名客が少ないことに自信をなくし、アイリストを辞めてしまう人もいます。

厳しい状況にもめげずに、「なにくそ!」と向上心をもち、努力できる負けず嫌いな人はアイリストに向いています。

アイリストになるには

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アイリストに必要なスキル・能力

 

手先の器用さ

アイリストは繊細な手の動きが求められる仕事です。

アイリストは先端が細くなっている「ツィーザ」とよばれるピンセットを使い分けながら、まぶたの際に人口のまつ毛を一本一本装着するまつ毛エクステや、まつ毛にロットを巻いてパーマ液を塗るまつ毛パーマの施術を行います。

このような施術では、少しでも手元が狂えばお客さまの皮膚や目を傷つけてしまいます。

また、「施術から数日ですぐにまつ毛エクステが取れてしまった」「カウンセリングの希望と目元が違う」ということがないよう、接着の際にはミリ単位の微調整を必要とします。

そのため、一般的には、アイリストは手先の器用さが求められる職業といわれています。

不器用であっても練習次第で技術は習得できますが、細かい作業が得意で楽しむことができる人や、長時間続けても苦にならないというタイプの人に向いている仕事といえます。

高い集中力がある

手先が器用でも集中力がなくては、お客さまの満足いく仕上がりにはなりません。

お客さま一人あたりの施術は平均して1時間半程度で、まつ毛エクステの場合、付ける本数によっては2時間におよぶことも珍しくありません。

その間に集中力が途切れてしまうと、右目と左目の出来上がりに差がでたり、細部が雑になって仕上がりが美しくみえなくなったりします。

目の前のことにコツコツと地道に取り組むのが好きという人であれば、アイリストはその集中力を生かせる職業といえます。

提案力がある

アイリストの施術は、お客さまに仰向けに寝てもらい、目を閉じた状態で行います。

静かな空間のため、寝てしまうお客さまも多く、施術中にアイリストとお客さまが会話をすることはそこまで多いわけではありません。

そのため、アイリストは美容師やネイリストに比べて、コミュニケーション能力はそこまで求められないとされます。

しかしながら、お客さまの希望や悩みをしっかりと引き出すカウンセリング能力は求められてきます。

お客さまの目のかたち、まつ毛の状態は、お客さまの数だけ違い、まつ毛エクステやまつ毛パーマをする目的もさまざまなため、一人ひとりにあったオーダーメイド型の提案が必要になります。

たとえば、お客さまが「子どもっぽくみられる」ことに悩んでいる場合、まつ毛エクステの人口毛を目尻に長めつけることで、セクシーな印象にできることをわかりやすく伝えます。

また、お客さまの現在のまつげの状態が良くない場合は、本数やカールの種類を変更するようアドバイスするほか、施術後にまつげのケアの仕方やケアグッズを提案するなどの気遣いも求められます。

こうした提案ができるアイリストは信頼され、リピートにもつながります。

アイリストに向いていないのはどんな人?

 

手先が不器用な人

アイリストは手先の器用さが大きな武器になるため、一般的に、手先が不器用な人よりは器用な人のほうが向いているといわれます。

しかし、不器用だからアイリストになれなかったり、アイリストとして成功できなかったりするかというと、そうではありません。

不器用さは、練習を積み重ねることで解消できる部分でもあります。

また、練習によって技術を向上させ、接客の経験を積んで実践的な知識と接客技術を身に付けることで、一番不器用な新人だった人がトップレベルのアイリストとして活躍することも珍しくありません。

不器用さを自覚し、克服しようとする強いやる気と覚悟があれば問題ありません。

視力が悪い人

 
視力のよさは、アイリストの必須条件ともいわれるくらい重要なものです。

その理由は、視力が悪いと、お客さまの短いまつ毛やまつ毛の生え癖が見えづらく、施術に困るからです。

とくに乱視の場合、ものの距離に関係なくピントが合わなくなり、全体的にものがぼやけて見えるようになるため、まつ毛エクステの接着がきれいにできないこともあります。

裸眼で目が悪いアイリストはは、まつげエクステの距離専用のメガネを作って仕事をすることもあるようです。

アイリストの仕事は目にかかる負担も大きく、眼精疲労や視力低下に苦しむ人も多いです。

視力がもとから悪い人や乱視の人は症状が悪化することを避けるためにも、他の人に比べて、より自分の目の疲れをケアするよう心掛けることが大切です。