エステティシャンへ転職するには? 未経験・中途採用はある?
エステティシャンへの転職状況は?
エステティシャンへの転職は多い
美容業界のなかでも、エステティシャンは注目度の高い職業だといわれています。
とくに「手に職をつけて働きたい」と考える女性が、別の職業からエステティシャンへの転職を考えるケースも増え、異業種からであろうとエステティシャンになることは十分可能です。
しかし、エステティシャンの仕事は肉体的にハードだったり、残業で勤務時間が長くなったり、サービス業であるがゆえに土日の出勤が当たり前であったりと、現場の裏側は厳しい面も多いため、理想と現実のギャップに悩む人も多い世界だといわれています。
エステティシャン未経験者募集の求人も多い
エステ業界は人材が不足していることから、未経験者でも積極的に採用していることが多いのも特徴です。
たとえ「経験者優遇」と記載されてあっても、人柄重視のサロンでは未経験者を採用することも珍しくはありません。
また、初めてエステサロンで働く人の大半がエステティシャンの資格を持っていないため、働き始めてから店舗で研修や指導を受け、知識・技術を身につける流れも一般的になっています。
ただし、エステティシャンの専門学校やスクールで少なからず学んだ人でなければ採用しない、というエステサロンもあります。
20代で正社員への就職・転職
エステティシャンへの転職の志望動機で多いものは?
エステティシャンは特別な資格がなくても比較的容易に転職できること、また長く働けることから「手に職をつけて働きたい」と考えエステティシャンへ転職する人が多くいます。
それまで美容師の仕事などで美容業界に関わっていた人だけでなく、まったく異業種で働いていた人が、「やっぱり好きなことを仕事にしたい!」と思うようになり、エステティシャンへの転身を目指すこともあります。
エステティシャンの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
未経験・社会人からエステティシャンになるには
未経験・社会人からでもエステティシャンへ転職することはできます。
大抵のサロンでは事前に研修が設けられているため、仕事に必要な知識やスキルを身に付けることができます。
もし余裕があるのであれば、現在の仕事を続けつつ、夜間や休日などを使ってエステのことを学んでおくとよいでしょう。
まったく業界の仕組みや仕事内容をわからないままスタートするよりも、予備知識があったほうが早く職場に馴染めますし、採用の際に優遇される可能性もあります。
また、いくつかのエステサロンを体験して雰囲気を味わったり、エステに関する情報を集めたりしてエステティシャンの仕事の実態を調べておきましょう。
20代で正社員への就職・転職
エステティシャンへの転職に必要な資格・有利な資格
エステティシャンに転職する際、特別な資格が必要とされることはなく、資格があるからといって有利になることもほとんどありません。
エステティシャンの経験がある場合、エステに関する資格があれば優遇されることもありますが、未経験や異業種からの転職の場合は特に資格を気にしなくてもよいでしょう。
エステティシャンへの転職に役立つ職務経験は?
エステティシャンは接客業のため、飲食業やアパレルなど接客業を経験しているとお客さまとのコミュニケーションに生かすことができるでしょう。
また、美容師や美容部員など美容に関わる仕事をしていれば、見た目の美しさを求めてエステに訪れるお客さまにより具体的なアドバイスをすることができます。
エステティシャンへの転職面接で気をつけるべきことは?
エステティシャンへ転職する際に重要なことは、前職で得たことをエステティシャンとして生かせるかどうかです。
前職でどのような仕事をしていたかに関わらず、そこで学んだことや得たことを、エステティシャンになったときにどのようにいかしていきたいのかをしっかりと話すことです。
異業種からの転職で、エステティシャンに関連する仕事ではない場合は、エステティシャンとして働きたい熱意をアピールしましょう。
エステティシャンに転職可能な年齢は何歳くらいまで?
エステティシャンとして働く人の多くは20代から30代で、店舗によっては20代後半や30代以上の人を採用しないこともあります。
未経験や異業種からの転職の場合は、出来るだけ早いうちに転職活動を始めたほうがよいでしょう。
一般的に、キャリア形成の面から若い人を採用しやすい傾向にありますが、年配のエステティシャンが多数在籍するサロンや年配のお客さまが多いサロンもあるため、志望するエステの特徴をしっかりと調べておきましょう。
未経験からエステティシャンの転職での志望動機
志望動機の考え方
エステティシャンの志望動機のポイントは、「なぜこのサロンを志望したのか」「なぜこの業界なのか」です。
これにしっかりと答えられると、熱意を効果的に伝えることができるため、そのサロンの特徴やエステ業界全体についてもしっかりと勉強しておくことが必要です。
さらに「どのように活躍していきたいか」「前職での経験をどのように生かしていきたいか」を伝えると自己PRにもつながり、採用側もスタッフとして共に働くイメージがつきやすいでしょう。
志望動機の例文
「一般企業に事務として務めておりましたが、仕事で疲れたときにエステで施術を受け、リラックスしたりリフレッシュしたりすることで仕事を頑張れました。
しだいに自分も施術する側となってお客さまに癒しを与えたいと思うようになりました。
事務経験があるので、お客さまに対する施術だけでなく、サロンの事務仕事や雑務も積極的にこなせるようになりたいと思います。」