DTPデザイナーの資格
知識やスキルを証明するための資格
DTPデザイナーになるうえで、資格は必要ありません。
ただし、DTPデザインを行うには、グラフィックソフトや編集ソフトを正しく扱えるだけの知識やスキルが求められます。
こうしたものを証明するために、DTPデザイナーとして働く人が資格を取得することがあります。
就職や転職活動の際資格が求められることはあまり多くありませんが、資格があることで熱意をアピールできたり、保有スキルをわかりやすく証明しやすくなるかもしれません。
DTPデザイナーの仕事に関連する資格
DTPデザイナーの仕事に関連する資格としては、以下のようなものが挙げられます。
DTP検定
「公益社団法人 全日本能率連盟」の登録資格であり、「DTPディレクション」と「DTPビジネス」の2種類のコースに分かれています。
DTPデザイナーとしては、印刷物制作の全行程を総合的に管理・監督するディレクターとしての能力を評価する「DTPディレクション」と関連性が高いでしょう。
アドビ認定エキスパート(ACE)
「アドビ社」が認定する資格で、DTPデザイナーがよく使用する「Photoshop」「Illustrator」「InDesign」など同社のソフトウェア製品について、専門的な知識と技能を持つことを証明します。
Photoshopクリエイター/Illustratorクリエイター能力認定試験
「サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会」主催の認定資格で、アドビ社の「Photoshop」と「Illustrator」を活用する能力を測定します。
それぞれ、オペレーターやアシスタントレベルの「スタンダード」、デザイナーやクリエイターレベルの「エキスパート」の2階級が設けられています。
DTPエキスパート認証試験
「公益社団法人 日本印刷技術協会」による認証制度です。
原稿作成や編集、デザイン、レイアウトなどの作業をパソコンで行うDTP業務に関する総合知識を持った「印刷メディア設計のスーパーバイザー」を認証します。
色彩検定
文部科学省認定「公益社団法人 色彩検定協会」による検定試験です。
色に関する幅広い知識や技能を問い、色彩活用能力を証明することができます。
その程度や内容、難易度から「3級」「2級」「1級」「UC級」が設定されています。