コピーライターに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
コピーライターに向いている性格・適性
言葉で表現することが好き
コピーライターは「言葉」を扱う仕事です。
言葉で表現をすることが好きで、そんな自分の表現で人に影響を与えたいと思える人であれば、コピーライターに向いているでしょう。
しかし、日記や小説を書くのとは違い、限られた文字数でインパクトのある言葉を生み出さなければならないのがコピーライターです。
それがこの仕事の醍醐味でもあり、難しさでもあるので、普段から広告を見てワクワクしたり、自分でもたくさんの人に影響を与えるコピーが書いてみたいと思えるような人が、コピーライター向きだといえます。
言葉のセンスを磨いていく努力を楽しめる人
コピーに正解・不正解はありません。しかし「センス」は必要です。
同じ物を売るにしても、センスがないコピーとインパクト充分のセンスあるコピーでは、売れ行きが随分と変わるといわれます。
コピーは、それひとつで人を動かすことができる可能性を秘めています。
センスを磨くためには、自分で「いいな」と思うコピーを書き留めてみたり、コピーをたくさん書いて人に見てもらうのもよいでしょう。
一流のコピーライターは、一つのテーマで異なる数十個ものキャッチフレーズがすぐに出せるそうです。
コツコツとした作業も楽しめる人
広告業界で生きるコピーライターは華やかな存在に見られることがありますが、実際の業務は地味で、コツコツとした部分も多々あります。
まず、基本的にコピーを考えていくのは自分一人です。
ひたすら自分自身と向き合って、孤独を感じることもあるかもしれません。
また、一つの「これぞ」というコピーを書き上げるために、何日も苦しみながらアイデアをひねり出す作業を続けることもあります。
こうしたコツコツとした作業を嫌だと思わず、地道に頑張り続けられるかどうかは、コピーライターとして成長するために大事な要素です。
20代で正社員への就職・転職
コピーライターに必要なスキル・能力
才能よりも技術
コピーライターというと、「ペンを握り、すらすらとカッコいい一行のキャッチフレーズを生み出す」というイメージが根付いているせいか、「一部の才能ある人だけができる仕事」といわれることがあるようです。
しかし、第一線で活躍するコピーライターたちの多くは、「コピーライターの仕事に才能は必要ない」と話します。
コピーライターの生み出す言葉は、決して「ひらめき」や「センス」だけで成り立つものではありません。
コピーライターは、コピーを書く過程において、まず企業やブランド、商品、サービスの特徴や特性を深く理解し、その広告で何を伝えたいのかを考え、ターゲットに振り向いてもらうための最もよい言葉を考え抜きます。
そこでは論理的な思考力が必要とされますが、こうしたコピーの考え方は「技術」といわれています。
技術は勉強や訓練をすることで身につくため、正しく学べば誰でもコピーは書けるようになります。
考え抜いた先のひらめきはある
技術を磨けば、それなりのコピーは書けるようになりますが、この仕事においてプラスアルファで重要とされるのが「オリジナリティ」や「個性」といった部分です。
コピーには数学のような絶対的な正解がないため、「万人に書けるコピーを作っても面白くない」といわれることもあり、ときに変化球を織り交ぜたユニークなコピーを考える必要も出てきます。
こうした部分は100%技術だけで生み出せるものでもなく、個々のセンスや感性も絡んできます。
基礎をきちんと身につけて、ひたすら自分の書くべきコピーについて考えた先に、ある瞬間ものすごい「ひらめき」が出てくることはあります。
コピーライターに向いていないのはどんな人?
コピーライターとして最も大切なことのひとつが、「伝える」仕事であることを常に認識しておくことです。
「伝えたい」という気持ちが強ければ強いほど、コピーに対する思い入れや思考も深まっていくものです。
「自分の言葉で思いを伝えるんだ!」という情熱こそが、コピーライターにとって何より大切なことだといえるでしょう。
逆にいうと、言葉に対して特別な興味がなく、世の中に何かを伝えたいという思いがあまり持てない人にとっては、コピーライターはまったく楽しくない仕事になってしまうかもしれません。