ショコラティエの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
ショコラティエを目指すきっかけで多いものは?
ショコラティエを目指す人は、子どもの頃からお菓子作りが大好きだったり、チョコレートを作ったり食べるのが大好きで仕事にしたいと考えた人が多いようです。
家族や周りの人に食べてもらうことに喜びを感じて目指す人も入れば、中には大人になってからショコラティエの道を目指した人もいます。
たとえばショコラティエの作り出す、芸術品のような美しい高級チョコレートの魅力にハマるうちに、自分でもチョコレートを手がけたいと社会人になってから転職した人もいるのです。
また最近では日本人のショコラティエが海外出店したり、海外のコンクールで活躍するなど注目度も高まっていますが、そのニュースに刺激を受けた人もいます。
このようにショコラティエは、チョコレートへの強い想いを持った人たちが年齢問わず集まっている職業です。
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ショコラティエの志望動機の考え方
ショコラティエの志望動機を考えるとき、「お菓子作りが好き」という人が多いようですが、これだけでは少々弱いかもしれません。
ショコラティエを目指した具体的なエピソードや経験を加えるのはもちろん、ショコラティエとしての目標や、なぜその店舗を選んだのかをきちんと伝えることが大切です。
チョコレートを主力商品にしていても、1粒1,000円もする高級トリュフの店もあれば、ちょっとしたギフトに最適な生チョコやチョコクッキーが人気の店など、店によって力を入れる商品が大きく異なります。
ほかにもクリスマスやバレンタインデーに予約が殺到するチョコレートケーキを看板商品にしている店など、特徴はさまざまです。
そこで自分が作りたいと思っているチョコレートと、店舗が力を入れているチョコレートのイメージが合うものなのかどうかを見極めることがとても大切になります。
自分の経験や目標を伝え、「御社のこの商品に共感や感動をしたので、志望しました」と伝えられると、企業研究していることが伝わりやすく高評価になるはずです。
また希望を明確に伝えることで、面接官にもあなたの描く仕事のビジョンが伝わりやすいでしょう。
ショコラティエの志望動機の例文
チョコレート専門店を志望する場合
「私は小さな頃からチョコレートが大好きで、洋菓子専門学校で技術や知識を学びショコラティエを目指してきました。
御社のとことんこだわった素材選びや、見た目にも美しいチョコレートを生み出している姿に魅力を感じ志望いたしました。
ショコラティエとして毎日勉強し続け、新しい素材のかけ合わせなど日々チャレンジしながら、多くのお客さまにチョコレートの無限の魅力を届けられるショコラティエを目指したいと考えています。」
洋菓子店を志望する場合
「私はケーキやクッキー、チョコレートなどの洋菓子が大好きで、洋菓子への情熱は誰にも負けないという自負があります。
中でもチョコレートは専門学校で学ぶほか、たくさんの店舗の食べ歩きをするなど研究も重ねていますが、その中で御社の名物であるチョコレートケーキには大変感動しました。
材料や作り方、温度調整にもこだわっていると伺い、今度は私も作り手側として感動を届けたいと思い、御社を志望しました。
手がけているオリジナルケーキや菓子作りを通して、より多くのお客さまを笑顔にできるようなパティシエ・ショコラティエを目指したいです。」
食品メーカーを志望する場合
「子どもの頃から1番食べてきたチョコレートが御社のチョコレートで、私にとって生活になくてはならないものです。
商品開発部門では親しみのあるチョコレートに関わりながら、新しい商品を生み出せること、さらに日本全国の消費者に向けたダイナミックな仕事ができることに魅力を感じ、御社を志望いたしました。
専門学校で身につけてきたチョコレートや洋菓子全般の知識や技術を活かし、新しいアイディアや商品を生み出せる人材になりたいと思います。」
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ショコラティエの面接で聞かれること・注意点
面接でよく聞かれること
ショコラティエの面接では、志望動機のほかに自己PR、入社後にやりたい仕事、熱意など一般的な質問はひととおり聞かれるので、事前に練習しておきましょう。
ショコラティエならではの質問では、「どんなショコラティエになりたいか」「好きなチョコレートの名前」「お店で好きな商品と理由」「体力はあるか」などがあげられます。
新卒の面接では「専門学校で学んできたこと」、中途の面接では「これまでの実務経験」がよく聞かれる質問となりますので、具体的なエピソードを交えながらしっかりと想いを伝えましょう。
チョコレートへの強い想いを伝える
ショコラティエの就職先としては、チョコレート専門のショップだけでなく、ホテルに入っている洋菓子店やデザートの販売も行っているレストランなど、さまざまな選択肢があります。
チョコレートショップに就職する場合は入社後も確実にチョコレートに携わることができますが、洋菓子店やレストランの場合は、必ずしもチョコレート作りの担当になれるとは限りません。
ケーキやクッキーなど一般的なお菓子作りをメインに任されることもあるため、どうしてもチョコレートを担当したいという人は、面接でしっかり希望を伝えておくことが大切です。
また面接の最後に質問ができる機会があれば、入社後にどのような作業を担当することになるのかを確認しておくことで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
またショコラティエは食品を扱う仕事で、お客さまの前にも出るため、第一印象も大切です。
清潔感のある服装や身だしなみを意識しましょう。
ショコラティエの自己PRのポイント
ショコラティエの自己PRポイントは、「チョコレートが大好き」「お菓子作りが好き」「美的センスがある」などがあげられます。
一人前のショコラティエになるには、数年から数十年もの修行期間が必要とされるため、チョコレートやお菓子作りが好きな気持ちがないと続けるのは難しい世界です。
また美的センスやこだわりがある人は、美しい芸術品ともいわれる高級チョコレートを作る上で才能を発揮できるでしょう。
またチョコレートはデリケートな食材のため、高品質な製作を行うためには几帳面で細かい作業が得意な人や、コツコツ同じことを繰り返すことが苦痛にならない人も向いています。
この中から1つに絞って、これまでの経験や具体的なエピソードを交えて話すことができると、面接官の印象に残る自己PRポイントになるはずです。
ショコラティエの履歴書で気をつけるべきことは?
ショコラティエの履歴書で気をつけるべきことは、大きく2つにまとめられます。
1つ目は、なぜこの店舗や企業を選んだのかを明確にすることです。
たくさん店舗がある中でここで働きたいと思ったことが伝わると、企業研究してきた熱意や、どのように仕事に取り組みたいか目標を面接官に伝えることができるでしょう。
2つ目は、自分を採用するメリットをわかりやすく提示することです。
たとえば学生時代にチョコレート専門店や洋菓子店でアルバイトの経験をしたことがある人は、製造部門のメンバーとして仕事をした経験がアピール材料になります。
たとえ未経験でも、「食べ歩きが趣味で多くの店舗のチョコレートを研究している」「体力に自信がある」など誰にでもアピールポイントがあるはずです。
どちらも応募先の店舗や企業が「どんなショコラティエを採用したいのか」をイメージしながら書くとわかりやすいでしょう。