ショコラティエの一日のスケジュール・生活スタイル

ショコラティエの業務スケジュール

ショコラティエの1日の働き方は、朝は早く、夜は遅いのが特徴です。

店舗のオープンは10:00頃になるのが一般的ですが、この時間までに商品を作り上げてショーケースに並べなければいけないため、仕込みなどの作業のためにどうしても朝が早くなります。

また夜も20:00頃まで営業している店舗が多く、閉店後にミーティングや片付けを行うと、どうしても遅くなってしまうので、ある程度のタフさが求められるでしょう。

通常、個人経営の店舗やホテルに入っている菓子店などに勤務しますが、勤務体系は正社員もあれば、契約社員、派遣社員、アルバイトとして働く場合もあります。

お菓子を販売する店舗はたいてい土日・祝日も営業しているため、ショコラティエも基本的に土日・祝日などに出勤することになり、休暇は平日の閉店日に取ることが多いです。

一方、食品メーカーの企業に勤める人は、土日休みでサラリーマンと同じような勤務時間で働くことができるため、店舗で働くショコラティエとは1日の流れが大きく異なるでしょう。

また高級なチョコレートは大切な人への贈り物として購入されることが多いため、一年の中でもクリスマスやバレンタインデー、ホワイトデーの直前が最大の繁忙期となります。

とくにバレンタインデー前には大量の予約注文が入ることがあり、この注文に間に合わせるために、閉店後も夜遅くまで残って作業することが多くなります。

こうした繁忙期に比べれば、夏場の方がチョコレートの需要は減る傾向にあるので、ショコラティエにとっては「夏よりも冬が忙しい」というのが例年の決まりごとになっているのです。

チョコレート専門店で働くショコラティエの1日

ショコラティエは、個人経営のチョコレートショップや、有名ホテルの中にある洋菓子店などで働いています。

新人ショコラティエは先輩の補助などから仕事をスタートし、チョコレート作りの基本や技を学ぶことで、一人前のショコラティエを目指し、ゆくゆくは自分の店舗を持つことを目標とする人が多いです。

ここからはチョコレート専門店を自分でオープンさせた、オーナーとして働くショコラティエの1日について見ていきましょう。

8:00 出勤・チョコレートの製作スタート
出勤したら制服に着替えて厨房に移動し、前日作っておいたガナッシュ(生チョコ)の仕上げ作業に入ります。
9:00 開店準備
販売スタッフが出勤し、店舗の清掃などの開店準備を行うので、ショコラティエも出来上がった商品をトレイごとに分けてショーケースに並べていきます。
10:00 開店
販売と製造スタッフに分かれているため、開店してからも厨房で黙々と製作作業を進めていきます。
13:00 昼食
午前中の仕事がひと段落したところで昼食休憩をとりますが、同時に店舗のスタッフに問題がないかも確認しておきます。
14:00 テンパリング作業
厳密な温度管理をするテンパリング作業を行わないと、ツヤのある高級感のあるチョコレートは生まれないため、集中して作業を進めることが大切です。
16:00 チョコレートのコーディング作業
ガナッシュ(生チョコ)に、先ほどテンパリングしたチョコレートをかけて仕上げを行います。
17:00 板チョコの仕込み
今度は板チョコやフルーツがけなど、日持ちする製品の仕込み作業にうつります。
17:30 検品や箱詰め
できあがったチョコレートの検品を行い、箱詰め、ラッピングをして商品を完成させます。
18:00 翌日準備
製作作業がひと段落したところで翌日の準備に取りかかり、翌日必要なチョコレートの計量を進めます。
19:00 閉店
店舗が閉店したら、厨房でも作業を終えて掃除や片付けを行います。
19:30 退勤
バレンタインデーなど予約が殺到する時期や、新作のレシピ作りをする時期はこのまま作業を続けることもありますが、落ち着いている時期はこの時間に退勤することが可能です。

食品メーカーで働くショコラティエの1日

食品メーカーで働くショコラティエの場合は、店舗で働く場合と1日のスケジュールや仕事内容が大きく異なります。

ここからは、食品メーカーで働くショコラティエの1日について見ていきましょう。

9:00 出社
出社後、社内ミーティングに参加し、現在レシピ開発を行っているチョコレート菓子の計画進行状況やアンケート結果を報告し、試作品の方向性について共有します。
10:00 レシピ開発
先ほどのミーティングで出た意見をもとに、試作品の作り直しを行います。
11:00 お菓子のコンディションチェック
製品化することを考慮すると、「焼いてから1週間後もおいしいか?」「おいしく食べられるタイミングは?」「冷凍してもおいしい?」などさまざまな観点からお菓子のコンディションをチェックします。
12:00 昼食
作業がひと段落したら、開発メンバーと昼食をとりますが、ふとした会話からアイディアが生まれることもあるので大切な時間です。
12:30 講習会に向けて出発
午後からは外部講習会の講師を担当するため、早めにお昼を切り上げて会場に向かいます。
13:30 講習会で技術指導
洋菓子店向けの会社主催の講習会に、講師として参加して実際に使える技術や経験などを提案しますが、実際に店舗で実践し、お客さまの笑顔につながった事例は大きなやりがいです。
15:30 帰社・講習会報告書作成
一度会社に戻り、社内報告用の講習会の報告書を作成します。
16:00 チェック作業の報告書作成
午前中に行った焼き菓子のコンディションチェックや、生菓子の冷凍前と冷凍後の食感テストについて報告書をまとめます。
17:00 新作レシピ試作
常に新しいレシピの提案をしたいので、時間ができたら社内のキッチンで試作やテスト作業を進めます。
18:00 業務終了・退勤
キリのいいところで業務終了して、退社します。