美容師に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
美容師に向いている性格・適性
粘り強さのある人
美容師になるためには粘り強さが必須です。
美容師になるためには、数年の下積み(見習い・アシスタント)の期間が必要になりますが、とにかくこの下積みの時期をいかに乗り越えられるかが、スタート地点に立つための難所といえます。
下積み時代は給料や休みなど、とても恵まれているとはいえない環境で働かなくてはならないため、たいていの美容師志望者はこの下積み時代に夢をあきらめてしまいます。
美容師として一人前になるためには、とにかく粘り強さや美容師に対する情熱が大切です。
コツコツと仕事を続けられる人
美容師には、探究心を持ってコツコツと続けていけるかということも大切です。
美容師に必要なスキルは、人によって習得スピードには差がありますが、反復練習によってクリアすることのできるものばかりです。
逆に、コツコツ練習ができない人にスキルは身につきません。
もちろん、芸術的観点やトレンドに対する知識なども必要ではありますが、これも学習する意欲と反復練習によって十分なパフォーマンスを身につけることができるようになります。
特に見習い・アシスタント時代は毎日同じことの繰り返しになりますが、コツコツと経験を積み重ねていくことが大切なのです。
20代で正社員への就職・転職
美容師に必要なスキル・能力
仕事に意味を見出すこと
美容師として働く上では、日々の業務を作業的に行わず、自分で楽しみを見つけたり、その仕事を通して何が身につくかを考えたりすることが大切です。
たとえば、新人がはじめにお客さまと接する業務にシャンプーがありますが、ただ洗髪をするという作業に徹してしまえば、モチベーションを上げることは難しいです。
洗髪中に「お客さまに名前を覚えてもらうように会話する」「寝てしまうくらいの気持ちのよいシャンプーをする」「お店の商品の宣伝をして売上げに加担する」といった工夫でアピールをしたり、自分でやりがいを見つけたりすることで、日々の業務はずっと楽しくなります。
このように仕事の一つひとつに意味を見出していくのは、一人前の美容師になってからも大切なことです
器用さやおしゃれさよりも「好きなこと」が大事
美容師に必要な能力とは、現時点で器用であったりお洒落であったりする人ではなく、何事にも意味を見出し、それを楽しく続けることができる人といえるでしょう。
美容業界は、「10年で離職率90%以上」とも言われる大変厳しい世界です。
とにかく美容に興味があること、そして人が大好きという人でなければ、この仕事を続けていくのは難しいでしょう
美容師に向いていないのはどんな人?
器用さは関係ない
「不器用だから」という理由で、美容師をはじめとする技術系の仕事をあきらめる人もいるようですが、実際は美容師になるにあたって「器用・不器用」ということは大きな問題ではありません。
美容師に必要な技術は専門学校でしっかりと習いますし、見習い・アシスタントとして技術を身に付ける期間もあります。
美容師になるためには器用さよりもとにかく「コツコツと続けること」が大切です。
左利きは美容師になれない?
左利きだと美容師になれないとあきらめる人も多いようです。
実際、過去には左利きの場合、右手ではさみを持つように指導されることも多かったようですが、現在は寛容なことが多く左利きの美容師も多くいます。
左利き用のはさみも売られているため、左利きでも困ることはさほどないようです。